株式会社NTTデータ ニューソンと協業開始。クラウド人材育成で地域のDX推進を目指す。

<記事概要>
株式会社オープンアップITエンジニア(以下、OPE)は、株式会社NTTデータ ニューソン様(以下、敬称略)と協業し九州のDX推進を目指す第一歩として、2025年1月10日にホテル日航福岡にて協業開始のセレモニーイベントを開催いたしました。イベントには、ふくおかフィナンシャルグループ様や九州電力グループのQsol株式会社様、ヤマエグループの株式会社リンネット様をはじめとする九州のDX推進を目指す企業様20社以上が参加し、IT人材育成やDX推進に関する課題解決を目的とした意見交換会も行われました。 本記事では、イベントの中で行われた「株式会社NTTデータ ニューソン様とOPEとのトークセッション」の内容をお届けいたします。
<プロフィール>

<OPEトピックス>

<目次>
- クラウド人材育成で地域課題を解決したい
- なぜクラウド人材に注目するのか?
- オンラインと対面のハイブリッドで学べる育成プログラム
- DX推進で福岡が抜群に輝く世界を創り上げたい
クラウド人材育成で地域課題を解決したい

園田氏(以下、敬称略):OPEが目指すのは、地域に根差したDX推進を通じて、IT人材不足という社会課題を解決することです。今回の協業は、九州のDX推進を目指し、クラウド人材育成を軸に進めています。地域に根差した課題解決を図るためには単一企業では限界がありますので、どんどんと仲間を増やし、地域企業と連携し、多様なパートナーシップを構築する必要がありました。
上田氏(以下、敬称略):NTTデータ ニューソンは50年の歴史を持つ企業で、最先端技術を企業の皆様に活用いただく役割を担っています。この福岡の地で、地域企業と連携しながら、未来志向の取り組みを進めていきたいと思っています。
DXの進展に伴い、クラウドや生成AIといった先端技術を活用する為には、ITインフラの整備が欠かせません。福岡を中心とした九州という土地は中小企業が多く、顔が見える関係性が築きやすい環境が整っていると感じています。この地で、地域の企業様と連携をし、IT基盤を強化する取り組みを進めていきたいなと考えておりました。
園田:そんな中で上田さんからこのような協業のご提案をいただき、是非とも連携して推進しましょうという事でスタートし、この度、クラウド人材育成という形での協業が実現いたしました。
なぜクラウド人材に注目するのか?

園田:クラウド技術は、DX推進を加速させる鍵となる存在です。特に、地域企業にとっては、柔軟性やスケーラビリティの面で優れたコスト効率を発揮するため、重要な技術基盤となります。
さらに近年では、ChatGPTのような生成AIをはじめテクノロジーの進化が加速していますので、それを支えるITインフラの整備が不可欠であり、その需要も高まり続けています。
上田:こうしたITインフラの需要拡大に伴い、エンジニアへのニーズも急速に増加しています。ITインフラ分野のエンジニアは慢性的な人材不足に直面しており、人材確保は企業にとって大きな課題です。
その中で、自社で人材を育てるノウハウを蓄積しない限り、組織としての価値を持続的に高めることは困難だと考えられます。
園田:IPAが出しているデータでもエンジニアの中でインフラやクラウドのエンジニアは10.1%前後と少ないのが事実です。※下記表参照
当社は人材派遣を行っていますので様々なお客様に人材を提供していますが、今後ますますの人材不足で採用が難しくなった場合を考えると、短期的な費用対効果での人材派遣の活用なのか、長期的な投資対効果で育成投資、社内育成といったところを考えるのが企業様の重要な課題となってきます。

参照:IPA DX白書2023よりOPE作成
園田:私たちはこれらの課題に応えるため、今回、クラウド技術を実際の業務で活用できるエンジニアを育成する仕組みを整えました。この取り組みにより、地域のIT基盤を強化し、企業の成長を後押しすることを目指しています。
オンラインと対面のハイブリッドで学べる育成プログラム

上田:今回の育成プログラムでは、AWSやAzureを中心に、実践的なスキルを短期間で習得できるカリキュラムを提供します。プログラムはオンラインを基本としながら、対面での報告会や交流会を通じて、受講者同士や地域企業とのネットワークづくりを促進します。
上田:このプログラムの特徴は、業務と並行して学べる柔軟な設計です。
1日みっちり研修受けていただきますというわけではなく、基本の業務を継続しながら、朝や夕方の30分間を活用したり、空き時間でカリキュラムを進めることができます。常にチャット等でコミュニケーションが取れるサポート体制もあるのでまなびやすいものとなっています。これにより、実際の業務で即活用できるスキルを効率的に身につけることが可能です。

上田:また、オンラインだけですと一方通行になりがちので、月に2回程度、最終報告会といったものを対面でやらせていただいています。ここに関しては、 企業さん同士との交流という点も組み込みながら対応させていただきたいと思っております。また、先端技術に関わるところで今後新たなメニューも増やしていければと思っています。
DX推進で福岡が抜群に輝く世界を創り上げたい

園田:今回、当社としては協業という形を初めて行ないます。この機会によって、より多くの方に当社の価値を提供し、地域のDX推進に貢献できると思うと非常にワクワクしています。上田さん、この協業によってどんな世界を作りましょうか?
上田:そうですね。「福岡が抜群に輝く世界を一緒に創りたい」と思っております!
園田:一緒にやりましょう!ありがとうございました!