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エッセンシャルワーカーの職種7つ|政府や企業の支援の動きについて

その他 更新日:2022.10.25
エンジニア採用
エッセンシャルワーカーの職種7つ|政府や企業の支援の動きについて

エッセンシャルワーカーとは

 

エッセンシャルワーカーとは「私たちの日常生活における、必要不可欠な仕事(エッセンシャルサービス)を担う労働者」という意味です。

昨今のコロナ禍における影響で、テレワークやソーシャルディスタンスなどの言葉を、新しく見聞きした人も多いのではないでしょうか。「エッセンシャルワーカー」という言葉もその1つです。

そのような背景から、私たちの生活を支えているエッセンシャルワーカーについての話題が注目を集めています。

エッセンシャルの意味

エッセンシャル(essential)という言葉は「必要不可欠」「本質的なさま」といった意味をもっています。「必須」という意味合いとして用いてもよいでしょう。

このエッセンシャルという言葉に、「労働者」の意味をもつワーカー(worker)を組み合わせた言葉が「エッセンシャルワーカー(essential worker)」です。

生活必須職従事者

生活必須職従事者とも呼ばれるエッセンシャルワーカーとは、どんな仕事をしている人たちを指すのでしょうか。

健康と命を担う医療・福祉従事者、スーパーなどの小売業界に身を置く店員、物流に関する郵便配達員やトラック運転手、ライフラインに関わる従事者など、私たちの生活を支えている職種の人たちがエッセンシャルワーカーにあたります。

エッセンシャルワーカーの代表的な職種7つ

 

エッセンシャルワーカーの代表的な職種として、「医療従事者」「スーパー・コンビニ・薬局店員」「介護福祉士・保育士 」「区役所職員」「バス・電車運転士 」「郵便配達員・トラック運転手」「ゴミ収集員」といった、7つの職種が挙げられます。

新型コロナウイルスの影響を踏まえた、エッセンシャルワーカーとしての社会的役割も含めて、ここでは上記7つの職種をそれぞれ紹介します。

エッセンシャルワーカーの職種1:医療従事者

エッセンシャルワーカーの職種の1つ目は、医師・看護師をはじめとした「医療従事者」です。

エッセンシャルワーカーと聞いて、真っ先に医療従事者を思い浮かべた人も多いのではないでしょうか。医療現場の最前線で使命感を持ちながら、新型コロナウイルスと日夜闘っています。

深刻な感染リスクにさらされつつも、感染者の治療や疑いのある患者の検査にあたっています。医療従事者は、私たちの命を守るエッセンシャルワーカーとして、まさに必要不可欠な存在と言えます。

エッセンシャルワーカーの職種2:スーパー・コンビニ・薬局店員

エッセンシャルワーカーの職種の2つ目は、生活必需品を提供する「スーパー・コンビニ・薬局店員」です。

私たちは食料品を中心とした、生活必需品を消費しながら生活を営んでいます。そのため、日常生活を過ごすにあたって必ず接することとなるスーパー・コンビニ・薬局店員は、最も身近なエッセンシャルワーカーと言っても過言ではありません。

コロナ禍以降、不特定多数の消費者と接する店員たちは大きな負担を強いられています。このような中でも、ライフラインの担い手として日々奮闘しているのです。

エッセンシャルワーカーの職種3:介護福祉士・保育士

エッセンシャルワーカーの職種の3つ目は、高齢者や子どもと関わる福祉の分野で活躍している「介護福祉士・保育士」です。

介護や保育の分野は、介助や人と人とのふれあいを主体とすることから、職員と利用者の「密接」は業務上避けられません。感染防止対策を施しながら、利用者である高齢者・子どもたちを支えています。

介護福祉士・保育士は自身の感染リスクと立ち向かいながら、「命を預かる仕事」として強い責任感と緊張感を持って仕事に向き合っているのです。

エッセンシャルワーカーの職種4:区役所職員

エッセンシャルワーカーの職種の4つ目は、地域住民の生活を守っている「区役所職員」です。

区役所職員は、地域住民が安心安全に暮らせるよう、多岐にわたった行政サービスに携わっています。

現在は、国民1人一律10万円の「特別定額給付金」や、コロナ関連の助成・貸付・減免などの対応に追われ、現場での仕事量が非常に増加しています。多くの業務負担を抱えながらも地域住民の生活を守るために、職員たちは全力を尽くしています。

エッセンシャルワーカーの職種5:バス・電車運転士

エッセンシャルワーカーの職種の5つ目は、公共交通機関の「バス・電車運転士」です。

私たちの「足」である公共交通機関は、毎日不特定多数の利用者が乗車しています。通勤時間帯は非常に車内が混み合い、いわゆる「三密」状態になりやすい環境が問題視されています。

その問題に対して車内換気や、手すり・つり革の消毒作業を行うなど、感染リスクの低下に努めているのです。

エッセンシャルワーカーとして私たちの「足」を止めずに、安心安全なサービスを提供することが第一の役割であると言えます。

エッセンシャルワーカーの職種6:郵便配達員・トラック運転手

エッセンシャルワーカーの職種の6つ目は、私たちの元へ商品を届ける物流を担う「郵便配達員・トラック運転手」です。

もし物流が止まってしまったら、商品の供給バランスが崩れ、社会全体が大混乱に陥ります。そのような事態を防ぐために、郵便配達員・トラック運転手は多くの荷物を企業や一般家庭に運んでいるのです。

さらに、外出自粛の影響を受けインターネット通販の利用が増加したことから、必然的に宅配需要が急増し、配達員たちは止めることなく世の中を走り続けています。

エッセンシャルワーカーの職種7:ゴミ収集員

エッセンシャルワーカーの職種の7つ目は、私たちの生活廃棄物を回収する「ゴミ収集員」です。

リモートワークや外出自粛による自宅での飲食が増加したことより、家庭ゴミの量が軒並み増加しています。ゴミの中には、私たちが使用したマスクやティッシュなども含まれているため、回収を行うゴミ収集員の感染リスクが懸念されています。

しかし、ゴミの回収が滞ると今度は衛生環境の悪化が問題となります。ゴミ収集員達の惜しみない労働により、清潔で健康的な社会が守られているのです。

エッセンシャルワーカーの業務上のリスク

 

エッセンシャルワーカーは、新型コロナウイルスの感染リスクと隣り合わせで働いています。

ハイリスクであるにもかかわらず、必要不可欠な仕事だからこそ、献身的に私たちの生活を支えているのです。しかし、エッセンシャルワーカーのリスクが問題視されているのもまた事実です。

ここでは、清掃業と郵便局のリスクの事例をそれぞれ紹介します。

清掃業の事例

不特定多数が使用するドアノブやトイレなどの消毒・清掃作業を行うにあたり、「清掃作業員が接触感染してしまうのではないか」というリスクが懸念されています。

通常業務もさることながら、コロナの感染者が確認された場所の消毒作業も、清掃業者が請け負っています。感染拡大の影響を受け、清掃業者への作業依頼も増加しているのです。

清掃作業員は、清掃作業を通じて世の中の感染リスクを低減し、私たちが安心して過ごせる環境を守っています。

郵便局の事例

外出自粛によるインターネット通販の利用増加から、郵便局員1人あたりの荷物量が増加しています。配達先のドアノブなどの接触感染、商品受け渡し時の対応による飛沫感染のリスクを抱えながら、郵便局員は配達に走り回っているのです。

実際に全国で郵便局員の感染者が相次ぎ、感染局員が確認された局は、消毒作業のため営業停止になる事例が続いています。営業停止間は、その局の担当地域である郵便物の配達遅延などが生じています。

エッセンシャルワーカーに対する支援とは?

 

エッセンシャルワーカーは、新型コロナウイルスの感染リスクと隣り合わせの中、私たちの生活を支え維持するために今も働き続けています。そのような社会状況から、脚光を浴びたエッセンシャルワーカーに、感謝や支援をする動きが広がっています。

ここでは、エッセンシャルワーカーへの支援対応を政府・企業別に紹介します。

政府の対応

厚生労働省は令和2年6月16日、現場の最前線で新型コロナウイルスと闘っている医療従事者に対して、最大20万円を慰労金として給付する「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」の事業を発表しました。

また、同じく厚生労働省から令和2年6月19日に、介護福祉士をはじめとした介護サービスに従事する職員に対して、最大20万円を慰労金として給付する事業も発表されています。

企業の対応

ホテル宿泊予約サービスサイトを運営している株式会社CHILLNNは、感染リスクから家に帰ることが不安なエッセンシャルワーカーなどを対象とした「ホテルシェルター」プロジェクトを発足しました。

ホテルシェルターは、感染対策が行われているホテルに「1泊3000円(税別)~」という低価格で宿泊利用ができます。

エッセンシャルワーカーを支援するこのような動きが企業の間で広がっています。

エッセンシャルワーカーの重要性を知り支援につなげよう

 

私たちが今まで「当たり前」だと思っていた生活は、エッセンシャルワーカーのたゆみない努力により支えられてきました。コロナ禍により、「当たり前」が「ありがたい」ということに気づいた人たちも多いのではないでしょうか。

このような時代になった今だからこそ、エッセンシャルワーカーの重要性をより多くの人たちに知ってもらい、エッセンシャルワーカーへの支援を繋げる世の中の潮流をつくることが要となるでしょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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