エンジニアが退職を申し出た。引き留める一つの方法「カウンターオファー」とは
終身雇用が崩壊しつつある昨今では、転職を考える人が少なくありません。しかし、採用担当者としては優柔な人材には長く勤めてほしいものですよね。
そこで、ここでは退職を申し出たITエンジニアを引き留める方法の1つである「カウンターオファー」についてご紹介します。
カウンターオファーの意味
カウンターオファーとは、退職希望の社員を引き留めるために現状よりも良い条件を出すことをいいます。
カウンターオファーの成功率は高いとはいえないものの、中には退職を思い留まる社員もいるため、やってみて損はありません。本人が退職を決めた理由をよく聞き、正式な書面を用意したうえでカウンターオファーを出すといいでしょう。
カウンターオファーの提示内容
一口でカウンターオファーといっても、提示内容は多岐にわたります。ここでは、一般的なカウンターオファーの提示内容についてみていきましょう。
昇給
給与に不満で転職を決めた場合は、昇給の提示が効果的です。転職先よりも良い条件だと、カウンターオファーを受け入れる可能性が高まるといえるでしょう。
昇進・昇格
課長に昇進させるなど、役職アップの条件を提示します。向上心が高いITエンジニアにはとくに効果的です。
スキルアップの提供
スキルアップの機会を提供します。具体的には、IT関連の資格取得の援助や留学の補助などが含まれます。
役職者からの面談
「自分は会社で評価されていない」と感じている社員は少なくありません。その場合、役職者から会社にとっての価値を直接伝えることで、自分の重要性を再認識できます。
業務の変更
ITエンジニアの仕事の幅は広く、希望した業務を与えてもらえないことで転職を決めた可能性は大いにあります。業務内容が原因なのであれば、本人が満足できる業務を与えることで気持ちを変える可能性は大いにあるといえます。
契約内容の変更
派遣社員や契約社員であれば正社員にするなど、契約内容の変更を申し出ます。希望する雇用形態であれば、会社に留まる可能性が高くなります。
効果的なカウンターオファーで優秀なITエンジニアを引き留めよう
ITエンジニアは人材不足が深刻であり、求人を出しても思うように募集が集まらないことは少なくありません。だからこそ、優秀なITエンジニアを引き留めることはとても重要です。退職の申し出があったときには、ぜひ本人が会社に留まろうと思うようなカウンターオファーを出してみてください。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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