戦略的人事を実現するために必要な4つのポイント
グローバル企業では戦略的人事が導入されて収益力が向上していますが、日本では導入する企業がまだ少ないのが実情です。
ミシガン大学のデイブ・ウルリッチ教授によると、戦略的人事には4つの機能が必要とされています。
この人事研究の成果を取り入れて戦略的人事に移行すれば、企業の競争力を高めることが可能です。
戦略的人事のポイントHRBP、OD&TD、CoEあと一つは?
戦略的人事は、HRBP、OD&TD、CoE、そして、OPsという4つの機能から構成されます。
ここで、HRBPはヒューマンリソースとビジネスパートナーを、OD&TDは組織開発(Organization Development)とタレント開発(Talent Development)を、CoEはセンター・オブ・エクセレンス(人事制度の設計を行う専門部署)を、OPsはオペレーションズ(運用)を意味します。
HRBP
HRBPは、従業員やビジネスパートナーといった人的資源について様々なニーズに対応し、問題解決に向き合うことによって、経営戦略を実現するための人材や組織を作り上げる重要な機能です。
OD&TD
OD&TDは、社内の文化や風土を改善したり経営理念を浸透させたりするOD(組織開発)と経営幹部の育成などを行うTD(タレント開発)という2つの仕組みから成り立ちます。
ダイバーシティを推進したりイノベーションを生み出すカルチャーを創出したりするとともに、それを牽引するリーダーとなるべき人材を開発する役割があります。
CoE
CoEは戦略的人事の中心的な機能です。
経営戦略を反映させた人事戦略を立案し、採用や処遇、能力開発といった人事に関係する様々な制度の設計を行うため、旧来型の労務管理だけに特化した方法論から脱皮する必要があります。
OPs
戦略的人事においてOPsとは、社員の採用や給与計算、勤怠管理といった労務を統括し、アウトソーシング化を推進する機能を指し、多くは人事部の係長クラスが担当します。
なお、正社員採用が前提という昔ながらの社風の企業であっても、人手不足が顕著になっていることから、派遣や非正規を含めた幅広い形態による採用を実施するケースが増加中です。
旧来型人事から戦略的人事への移行は4つの機能が鍵となる
戦略的人事は、HRBP、OD&TD、CoE、OPsという4つの機能から成り立っていることが人事研究における共通理解です。
アメリカに本社を置くグローバル企業は、この4つの機能を具備した戦略的人事を実行し、収益力を高めることに成功しています。
日本では旧来型の労務管理を主にした人事部が多く残っている状況ですが、事業のパフォーマンスを高めるために戦略的人事への移行が必要とされています。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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