ITエンジニアに向いている人の性格・特徴ランキング【現役ITエンジニア363人が回答】
ITエンジニアに向いている人の性格や特徴は「協調性が高いチームワークを大切にする」「忍耐力が高い・粘り強い」「冷静・計画的」などです。
この記事では、今まで3,000人以上のキャリアチェンジを支援してきた当社・株式会社オープンアップITエンジニアが、現役でITエンジニアとして働いている方363人にアンケートを実施し、ITエンジニアに向いている人の性格・特徴についてランキング形式でまとめたものです。
未経験からITエンジニアを目指している方は自分の性格的に向いているのかどうかをチェックシート的に見ていってくださいね。
【アンケートの調査概要】
- 調査期間:2023年12月7日~12月8日
- 調査機関:アイブリッジ株式会社
- 調査対象:現職のITエンジニアの人363名
- 調査方法:インターネットのアンケートツールを活用した調査
※複数回答可の設問では、回答数の合計が363にならない場合があります。
【363人が回答】ITエンジニアに向いている人の性格・特徴ランキング
順位 | 性格 | 回答数 |
---|---|---|
1位 | 協調性が高いチームワークを大切にする | 132 |
2位 | 忍耐力が高い・粘り強い | 130 |
3位 | 冷静・計画的 | 98 |
4位 | 柔軟・臨機応変 | 84 |
5位 | 聞き上手 | 78 |
6位 | 積極的・チャレンジ精神が高い | 76 |
7位 | まじめ・几帳面 | 73 |
8位 | 勤勉 | 67 |
9位 | 外交的 | 65 |
10位 | 同じことを繰り返すのが苦でない | 57 |
上記が必要なスキルの一覧です。では、それぞれのスキルがなぜ必要とされるのかを順に考察していきましょう。
1位:協調性が高いチームワークを大切にする
ITエンジニアに向いている性格・特徴の1位は協調性が高いチームワークを大切にするで、回答数は132件。全体の12%を占める割合でした。
ITエンジニアは、一人で完結する仕事は少なく、チームで協力してプロジェクトを進めることが重要です。そのため、「協調性が高いチームワークを大切にする」ことは、ITエンジニアにとって必須のスキルと言えます。
1. 積極的にコミュニケーションを取る
- チームメンバーと情報共有を密に行う
- 困っていることがあれば、遠慮せずに助けを求める
- 自分の意見やアイデアを積極的に共有する
- 相手の意見を尊重し、耳を傾ける
2. チーム全体の目標を意識する
- 個人の成果よりも、チーム全体の目標達成を優先する
- 自分の役割を理解し、責任を果たす
- チームメンバーのサポートをする
- チームの成功を共有する
3. 多様性を尊重する
- チームメンバーの個性やスキルを尊重する
- 異なる意見や考えを受け入れる
- 相互理解を深める
4. 問題を共有し、解決策を導き出す
- 問題が発生したときは、一人で抱え込まずにチームで共有する
- チームメンバーと協力して解決策を導き出す
- 失敗から学び、改善していく
2位:忍耐力が高い・粘り強い
ITエンジニアに向いている性格・特徴の2位は忍耐力が高い・粘り強いで、回答数は130件。全体の12%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、問題解決や新しい技術の習得など、困難な課題に直面することが多いため、「忍耐力が高い・粘り強い」という精神力は非常に重要です。
具体的には、以下のような状況において、忍耐強く粘り強く取り組むことが求められます。
1. 問題解決
- システム開発や運用において、複雑な問題やバグに直面することがあります。
- 原因を特定するまでに時間がかかり、解決策を見つけるまで多くの試行錯誤が必要です。
- 諦めずに、粘り強く原因を追求し、解決策を見つけ出す必要があります。
2. 新しい技術の習得
- IT技術は日々進化しており、常に新しい技術を学び続ける必要があります。
- 新しい技術を習得するには、時間と労力がかかります。
- 挫折せずに、忍耐強く学習を続け、習得する必要があります。
3. 長時間労働
- プロジェクトのスケジュールや納期に追われる場合、長時間労働になることがあります。
- 精神的にも肉体的にも負担が大きくなります。
- 忍耐強く、集中力を維持しながら、最後までやり遂げる必要があります。
3位:冷静・計画的
ITエンジニアに向いている性格・特徴の3位は冷静・計画的で、回答数は98件。全体の9%を占める割合でした。
ITエンジニアにおける「冷静・計画的」とは
ITエンジニアは、問題解決やシステム開発など、様々な状況において冷静沈着に判断し、計画的に行動することが求められます。
具体的には、以下のような状況において、冷静・計画的に行動することが求められます。
1. 問題発生時
- システム障害やトラブルが発生した場合、慌てずに状況を把握する。
- 原因を分析し、迅速かつ適切な対応を取る。
- 関係者に状況を共有し、協力して解決に取り組む。
2. システム開発
- プロジェクトの開始前に、全体スケジュールや設計を詳細に計画する。
- 各工程のタスクを明確化し、担当者を割り当てる。
- 進捗状況を定期的に確認し、必要に応じて計画を修正する。
3. リスク管理
- プロジェクトを進める上で想定されるリスクを事前に洗い出す。
- リスク発生時の対応策を事前に準備しておく。
- リスクを回避または軽減するための対策を講じる。
4位:柔軟・臨機応変
ITエンジニアに向いている性格・特徴の4位は柔軟・臨機応変で、回答数は84件。全体の8%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、常に変化する状況に対応する必要があります。そのため、「柔軟・臨機応変」に考え、行動することが重要です。
具体的には、以下のような状況において、柔軟・臨機応変に対応することが求められます。
1. 顧客の要望変更
- システム開発プロジェクトにおいて、顧客の要望が変更になることがあります。
- 変更に柔軟に対応し、顧客のニーズを満たすシステムを開発する必要があります。
2. 技術の変化
- IT技術は日々進化しており、常に新しい技術を学ぶ必要があります。
- 新しい技術を取り入れ、より良いシステムを開発する必要があります。
3. トラブル発生
- システム開発や運用において、予期せぬトラブルが発生することがあります。
- 状況に応じて、迅速かつ柔軟に対応する必要があります。
5位:聞き上手
ITエンジニアに向いている性格・特徴の5位は聞き上手で、回答数は78件。全体の7%を占める割合でした。
ITエンジニアにとって、「聞き上手」であることは、以下のような理由で重要です。
1. 顧客のニーズを正確に把握するため
システム開発やWebサイト制作など、顧客の要望を満たすためには、顧客のニーズを正確に把握することが重要です。そのため、顧客の話に最後までしっかりと耳を傾け、質問を投げかけ、潜在的なニーズを引き出すことが求められます。
2. チームワークを向上させるため
ITエンジニアは、一人で完結する仕事は少なく、チームで協力してプロジェクトを進めることが多いため、チームメンバーとのコミュニケーションが非常に重要です。メンバーの話に真摯に耳を傾け、意見を尊重することで、相互理解を深め、チームワークを向上させることができます。
3. 問題解決能力を高めるため
システム開発や運用において、問題が発生した場合は、原因を特定し、解決策を導き出す必要があります。そのため、関係者から正確な情報を聞き出すことが重要です。聞き上手であることで、問題解決に必要な情報を効率的に収集することができます。
6位:積極的・チャレンジ精神が高い
ITエンジニアに向いている性格・特徴の6位は積極的・チャレンジ精神が高いで、回答数は76件。全体の7%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、日々進化する技術に対応し、新たな課題を解決していくことが求められます。そのため、「積極的・チャレンジ精神が高い」という意欲は、非常に重要です。
具体的には、以下のような行動が求められます。
1. 新しい技術への挑戦
- 常に新しい技術にアンテナを張り、積極的に学習する。
- 実際に手を動かし、試行錯誤しながら理解を深める。
- 学んだ技術を実務に活かせる方法を検討する。
2. 困難な課題への挑戦
- 難しい課題や未知の領域にも臆することなく挑戦する。
- 失敗を恐れずに、積極的に試行錯誤する。
- 失敗から学び、改善していく。
3. 自ら提案・行動する
- 問題点や改善点を積極的に指摘する。
- より良い方法を提案し、実行する。
- 周囲を巻き込み、チーム全体で取り組む。
7位:まじめ・几帳面
ITエンジニアに向いている性格・特徴の7位はまじめ・几帳面で、回答数は73件。全体の7%を占める割合でした。
ITエンジニアにとって、「まじめ・几帳面」であることは、以下のような理由で重要です。
1. 高品質な成果を生み出すため
ITエンジニアの仕事は、プログラム開発やシステム運用など、細部まで正確に作業することが求められます。責任感を持って仕事に取り組むことで、高品質な成果を生み出すことができます。
2. ミスを減らすため
ITエンジニアの仕事において、ミスは大きな影響を与えます。几帳面に作業することで、ミスを減らし、信頼性を高めることができます。
3. 問題解決能力を高めるため
問題解決には、原因を正確に特定することが重要です。まじめに取り組み、細部まで観察することで、問題解決能力を高めることができます。
8位:勤勉
ITエンジニアに向いている性格・特徴の8位は勤勉で、回答数は67件。全体の6%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、専門知識と技術を駆使して、様々な課題を解決していくものです。そのためには、継続的に努力を続け、スキルを向上させることが重要です。
具体的には、以下のような行動が求められます。
1. 継続的な学習
- 常に新しい技術や知識を積極的に学習する。
- 書籍やWebサイト、セミナーなどを活用し、幅広く学び続ける。
- 学んだことを実務に活かせる方法を検討する。
2. 努力を惜しまない
- 目標達成のために、時間や労力を惜しまずに努力する。
- 困難な課題にも諦めずに挑戦し続ける。
- 失敗から学び、改善していく。
3. 時間管理を徹底する
- 限られた時間を効率的に活用するために、スケジュールを明確に立てる。
- 集中力を維持できる環境を整え、作業効率を高める。
- 休憩時間もしっかり確保し、心身の健康を維持する。
9位:外交的
ITエンジニアに向いている性格・特徴の9位は外交的で、回答数は65件。全体の6%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、一人で完結するものは少なく、チームメンバーや顧客と協力してプロジェクトを進めることが多いため、コミュニケーション能力が重要です。
外交的なITエンジニアは、以下のような能力を持ち、チームやプロジェクトに貢献することができます。
1. コミュニケーション能力
- 相手に分かりやすく説明することができる。
- 相手の話を丁寧に聞き、理解しようとする。
- 積極的に意見交換を行い、相互理解を深める。
2. チームワーク
- チームメンバーと協力して、共通の目標に向かって努力する。
- 自分の役割を理解し、責任を持って遂行する。
- チームメンバーを尊重し、サポートする。
3. 顧客対応
- 顧客のニーズを正確に把握し、適切な提案を行う。
- 顧客との信頼関係を築き、良好なコミュニケーションを維持する。
- 顧客の満足度を高める。
10位:同じことを繰り返すのが苦でない
ITエンジニアに向いている性格・特徴の10位は同じことを繰り返すのが苦でないで、回答数は57件。全体の5%を占める割合でした。
ITエンジニアの仕事は、テストやデバッグなど、同じ作業を繰り返すことが多くあります。そのため、「同じことを繰り返すのが苦でない」という忍耐力は、重要なスキルの一つと言えるでしょう。
具体的には、以下のような状況において、忍耐力を発揮することが求められます。
1. テスト
- 同じテストを何度も実行し、エラーがないことを確認する。
- エラーが発生した場合、原因を特定し、修正する。
- 同じ作業を繰り返し行うことで、問題解決能力を高める。
2. デバッグ
- プログラムコードを繰り返し確認し、エラー箇所を特定する。
- エラー箇所を修正し、動作確認を行う。
- 忍耐強く原因を追求することで、問題解決能力を高める。
3. ルーチンワーク
- システム運用や保守など、毎日同じような作業を行う。
- 細かい作業を正確に繰り返し行うことで、ミスを減らす。
- ルーチンワークを効率化するための改善提案を行う。
ITエンジニアに向いていない人の性格・特徴は?
逆にITエンジニアに向いていない人の特徴は、ここまでご紹介してきた性格・特徴の逆といえます。
たとえば、向いている人の性格・特徴の上位に「同じことを繰り返すのが苦でない」があるとすれば、その逆の「ルーティーンワークが苦手」な方はITエンジニアには向いていないといえるでしょう。
他にも「協調性が高いチームワークを大切にする」なら、「個人で自由に、主体的に物事を進めるのが好き」な方は向いていないといえるでしょう。
とはいえ、ランキングに出てきた性格に自分が当てはまるからといってITエンジニアに向いていないとも言い切れません。
どちらかといえばランキング上位の性格・特徴に、自分がどれだけ当てはまっているか?を見て判断することをおすすめします。
ITエンジニアに向いている人が持っているスキル(必要なスキル)
では、ITエンジニアに向いている人はどんなスキルを共通して持っているのでしょうか?または、ITエンジニアになるためにはどんなスキルを所有しておくべきなのでしょうか?
同じく現職のITエンジニアの方に聞いたアンケートによれば、ITエンジニアに必要なスキルには下記のようなものがありました。
- 問題解決スキル
- 論理的思考
- ロジカルシンキング
より詳しくは下記の記事で書いていますので合わせてお読みください。
※詳細:ITエンジニアに必要なスキルランキング&向いてる人の特徴【現役ITエンジニア363人が回答】
ITエンジニアに関するその他の疑問と答え
最後に、自分がITエンジニアに向いているのか向いていないのかが気になる方からよくある質問に対して回答します。
ITエンジニアの仕事内容とは?
ITエンジニアは、情報技術を用いて様々な課題を解決する職業です。主な仕事内容は、以下に分類されます。
1. システム開発
顧客のニーズに合わせて、ソフトウェアやWebサイトを開発します。要件定義、設計、開発、テスト、運用保守など、プロジェクト全体に関わる場合があります。
2. システム運用
既存のシステムを安定稼働させるために、運用管理、保守、監視、障害対応などを行います。セキュリティ対策やパフォーマンスチューニングなども重要な役割です。
3. インフラ構築
ネットワークやサーバーなどのITインフラを構築、運用、管理します。クラウドサービスの導入や運用なども担当する場合があります。
4. データ分析
大量のデータを分析し、ビジネスに役立つ情報を抽出します。統計分析、機械学習、データマイニングなどの技術を用いて、課題解決や意思決定に貢献します。
5. その他
上記以外にも、IT技術を用いた様々な業務があります。例えば、ゲーム開発、組み込みソフトウェア開発、ロボット開発、セキュリティエンジニアなど、専門分野は多岐にわたります。
ITエンジニアは未経験から転職・キャリアチェンジできる?
結論から申し上げると、ITエンジニアに未経験から転職・キャリアチェンジするには「30歳前」までに行うと成功する確率が高いです。
29歳まで(20代のうち)であれば、未経験の職種であっても、経験を積む時間もありますし、新たに知識・スキルを身につけるスピードも違います。また、ポテンシャルや成長性が期待されるため、採用される可能性が高くなります。
一方、30代以上になると、実績や経験が重視される傾向にあるため、未経験の職種への転職は難しくなるでしょう。
実際に、当社が独自に実施したキャリアチェンジに関するアンケートでも未経験から転職・キャリアチェンジをした人の約8割が32歳までの間で行ったと回答しています。
それ以外の転職・キャリアチェンジの際に重要な要素としては、「今まで経験した職種と近いジャンルの職種へ転職・キャリアチェンジすること」、「将来のキャリアプランを考えること」や「現職よりも給与が下がることを考慮すること」なども挙げられます。
ITエンジニアに向いていたら転職・キャリアチェンジを進めよう
この記事でご紹介した性格・特徴に当てはまることが多いなら、ぜひITエンジニアへの転職・キャリアチェンジを進めてみてください。
年齢によって転職・キャリアチェンジの難易度は変わってきますので、早めに動くことをおすすめします。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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