ネットワークエンジニアの派遣単価・相場はいくら?単価を左右する要素は?【ITエンジニア派遣のプロが解説】
ネットワークエンジニアを派遣で利用したいと考えている人事・採用担当者様向けに、ネットワークエンジニアを派遣利用するときにかかる派遣単価についてまとめました。
結論、ネットワークエンジニアの派遣単価は、業務内容やスキル・資格など様々な要素によって増減があります。では具体的にどんな要素があるのか?他の職種と比べて高いのか低いのか?などを解説していきます。
ネットワークエンジニアの派遣単価は「26,647~ 31,492」円
ネットワークエンジニアの派遣単価の平均は「¥26,647~¥31,492」です。
※弊社独自調査で取得したネットワークエンジニア求人の平均給与とITエンジニアの平均マージン率と言われている55%~65%から算出。(2024/05/9時点)
ネットワークエンジニアは複雑なネットワークインフラの構築・運用に必要な専門知識・経験が必要なことから上記の単価になる傾向があるようです。
ITエンジニア全体の派遣単価
厚生労働省の「令和元年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、情報処理・通信技術者(ITエンジニア)の派遣単価(1日あたり・8時間換算)は以下の通りです。
- 平均単価: 31,539円
- 有期雇用派遣労働者: 28,438円
- 無期雇用派遣労働者: 32,245円
となっており、有期雇用派遣よりも無期雇用派遣の方が単価は高い傾向にあります。
ではインフラエンジニアはこのITエンジニアの平均単価と比較して高いのか?低いのか?と、その理由について詳しく見ていきます。
ネットワークエンジニアの派遣単価は高い?低い?
結論から言うと、ネットワークエンジニアの派遣単価は、他の職種と比較しても高水準です。
2024年5月時点の厚生労働省の調査によると、情報処理・通信技術者(ITエンジニア全体)の平均時給は約2,430円です。
一方、ネットワークエンジニアの派遣単価は、経験やスキル、業務内容によって幅がありますが、一般的には時給3,000円~6,000円程度と言われています。
これは、情報処理・通信技術者(ITエンジニア全体)の平均時給よりも20%~150%高くなります。
ネットワークエンジニアの仕事内容が高度で専門的であること、人材不足が深刻であることが、派遣単価が高い理由として挙げられます。
他職種のエンジニアの派遣単価との違い
インフラエンジニア
- 平均単価:¥26,694~¥31,547
- 単価の理由:安定した需要、幅広いスキル、責任の大きさ
AWSエンジニア
- 平均単価:¥41,270~ ¥48,774
- 単価の理由: クラウド需要の高まりと、AWSに関する専門知識・経験の希少性
サーバーエンジニア
- 平均単価:¥24,907~ ¥29,436
- 単価の理由: サーバーハードウェア・ソフトウェアに関する幅広い知識・経験
Salesforceエンジニア
- 平均単価:¥27,244~ ¥32,197
- 単価の理由: Salesforceの導入・運用に関する専門知識・経験の希少性
上記の通りエンジニア派遣の費用は、職種によって様々であることに加えて詳しい業務内容や求められるスキルなどによって大きく異なります。そのため、一概にいくらとは言えません。
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ネットワークエンジニアの派遣単価を左右する要素
ネットワークエンジニアの派遣単価を左右する要素は大きくわけて3つです。
- 資格・スキル・専門知識
- 経験年数
- 任せる業務内容
以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。
資格・スキル・専門知識
CCNA、CCNP、LinuCなどのネットワーク関連の資格やAWS、Azure、GCPなどのクラウドに関するスキルを持っているほど、単価が高くなります。
また、ファイアウォール、VPNなどのセキュリティに関するスキルを持っていると気密性の高いシステムを扱えるようになるため、より単価が高くなる傾向にあります。
上記以外にも、職種や勤務先、案件内容によって求められるスキルは様々です。
人材派遣会社に相談する際には、自社の求めるスキルを明確に伝え、複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします。
ネットワークエンジニアのスキルや資格についてもっと知りたいという方は以下の記事をお読みください。
※関連記事: ネットワークエンジニアに必要なスキル
経験年数
ネットワークエンジニアの派遣単価は、経験年数によっても大きく左右されます。一般的には、以下の傾向があります。
- 未経験~1年目: 時給3,000円~4,000円程度
- 2年目~3年目: 時給4,000円~5,000円程度
- 4年目~5年目: 時給5,000円~6,000円程度
- 6年目以上: 時給6,000円~8,000円程度
これはあくまで目安であり、実際の単価は、スキルや経験内容、案件内容によっても変動します。
例えば、CCNPやLinuCなどの高度なネットワーク資格を持っているエンジニアや、大規模なネットワークシステムの構築経験があるエンジニアは、上記の目安よりも高単価で案件を獲得できる可能性があります。
逆に、未経験であっても、SIerやベンチャー企業でネットワークエンジニアとしての実務経験がある場合は、比較的高い単価で案件を獲得できる可能性もあります。
経験年数だけでなく、スキルや経験内容、案件内容を総合的に判断して、適切な単価を設定することが重要です。
人材派遣会社に相談する際には、自社の求めるスキルや経験を明確に伝え、複数の会社から見積もりを取ることをおすすめします。
また、経験豊富なエンジニアだけでなく、将来的に成長が期待できる若手エンジニアを採用することで、コストを抑えつつ、戦力となる人材を確保することも有効です。
任せる業務内容
単純なネットワーク構築よりも、高度であったり大規模なネットワークシステムの設計や運用・保守を任せる場合は、単価が高くなります。
また、機密性の高いシステムを扱う場合は、セキュリティに関するスキルや知識が必要になる為、より単価が高くなる傾向にあります。
ネットワークエンジニアの業務内容についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事をお読みください。
※関連記事: ネットワークエンジニアの仕事内容
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この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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