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フロントエンドエンジニアとは?採用時に重視したい5つの知識も紹介

その他 更新日:2023.02.22
エンジニア採用
フロントエンドエンジニアとは?採用時に重視したい5つの知識も紹介

フロントエンドとは

「フロントエンド」とは、WebサイトやWebアプリケーション上でユーザーの目に触れる部分で、「クライアントサイド」とも呼ばれます。このフロントエンド部分の開発などに携わる技術者を、フロントエンドエンジニアと呼びます。

例えば、次ページボタンやテキストの入力欄などの、ユーザーが直接操作する部分を扱います。Webサービスの構築をする場合、HTMLやCSSを使用することが多く、複雑な処理をJavaScriptで行います。

フロントエンドエンジニアの業務内容

フロントエンドエンジニアは幅広い業務を担います。まず、デザインされた仕様書をもとに、プログラミング言語を駆使してWebサイトやWebアプリケーションを設計します。

また、Webデザイナーが扱うUI(ユーザーインターフェース)やUX(ユーザーエクスペリエンス)に関わるデザインを、フロントエンドエンジニアが担当するケースもあるでしょう。

さらに、クライアントとの打ち合わせやプロジェクトの進行管理、動作テスト、デバッグ(バグ発見および修正)なども業務内容の一部です。

フロントエンドエンジニアが関わる制作工程

フロントエンドエンジニアはプログラミングやデザイニング、テストやデバッグまで広範囲の業務を担当し、その内容は企業やプロジェクトによって異なります。また、Webデザイナーやプログラマー、ディレクターなど多くの職種と関わりを持ちます。

ここからは、フロントエンドエンジニアが関わる制作工程について解説します。

前もって仕様の確認を行う

Webサービスの制作案件を受注すると、まずクライアントやWebディレクター、Webデザイナーなどの関係者と打ち合わせを重ねなが、スケジュールや作業手順などを決めていき、仕様書を作成します。この際、フロントエンドエンジニアは相談に対する回答や提案を行います。

またユーザーが快適に操作できるよう、前もって仕様を把握し不明点を消していくことが重要です。これによって、下流工程であるコーディングやプログラミングの組み込みの際に、不明点や不具合が発生することを防ぎます。

現場での役割

その後、フロントエンドエンジニアが仕様書どおりに設計・実装を行い、プログラムができたら動作テストによる確認、デバッグによってバグの発見と修正を行います。最後に、本番環境のサーバーにアップロードし、納品および検品をして終了です。

フロントエンドエンジニアはコーダーと状況に応じて分業していきますが、各工程で相談に応じ、提案する橋渡し的な役割も担っています。

さらに、表示される画面とバックエンドであるプログラムの機能性とを連携させるために、データの種類や方法などを選択して、ユーザーとバックエンドとをつなぐ重要な立場といえるでしょう。

フロントエンドに向いているエンジニアの特徴

フロントエンドエンジニアの仕事は広範囲にわたっているため、向上心を持っていて多彩なスキルを身につけたい、新しい知識を得ることに抵抗がなく変化に柔軟に対応できる、という人が向いています。

また、Webサービスに興味があり、システムやアプリケーションのリリースに携わりたいという強い思いが大切となるでしょう。さらに、好奇心が旺盛で、常に最新の技術や開発環境について強い関心や理解があるとより良いでしょう。

フロントエンジニアの採用時に重視したい5つの知識

フロントエンドエンジニアはWebデザイナーやコーダー、マークアップエンジニアなどの業務内容と重なっている部分があり、明確な線引きが難しく企業や状況によって業務内容が異なります。

そのため、フロントエンドエンジニアは幅広い知識が求められます。フロントエンドエンジニアを採用する際は、滞りなく実務をこなせ、クライアントやユーザーを満足させられるスキルや知識を持った人を選ぶ必要があるでしょう。

ここからは、フロントエンドエンジニアの採用時に重視したい知識を紹介します。

1:Webの知識

Webサービスの設計に携わるフロントエンドエンジニアには、Webの知識は必要不可欠です。特にSEO(Search Engine Optimization)の知識は欠かせません。

SEOとは検索エンジンで上位ランクに検索結果を表示させる対策で、「検索エンジン最適化」とも呼ばれています。

さらに、フロントエンドエンジニアはHTMLやCSSのプログラミング言語や、各種フレームワーク、CMSはもとより、Webサービス制作に関わるさまざまなスキルや知識を持っておく必要があります。

2:フレームワークの知識

「フレームワーク」とはアプリケーションの開発で利用される枠組みのことで、これまで何十行も書かなければいけなかったコードを、短いコードで実行することが可能になりました。

最近のアプリケーションは多くのフレームワークを利用して開発されており、フレームワークを使いこなせるエンジニアはより効率よく作業ができます。例えば、AngularJSや Ember.js、Vue.jsなどはよく利用されているJavaScriptのフレームワークです。

また、jQueryやReact.jsなどのライブラリもよく用いられています。

3:UI/UXデザインの知識

「UI」とはユーザーインターフェイスの略で、ユーザーがそのシステムと接する部分を指します。一方、「UX」とはユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーがそのシステムを通して得られる体験を指します。

フロントエンドエンジニアは、WebサービスのUIやUXの設計に携わるため、これらに関わるデザインの知識は必要になります。ユーザーの使いやすさを意識したUI/UX設計を行うのが、フロントエンドエンジニアです。

4:プログラミング言語の知識

フロントエンドエンジニアは少なくとも、HTMLやCSSなどのプログラミングスキルが求められます。また、Webサービスにおける動的な装飾を施すJavaScriptのスキルも求められます。

さらに、PHPやRubyなどの言語に関する知識も身につけておくと、より仕事の幅が広がるでしょう。

JavaScript

JavaScriptが活用される場面は多岐にわたりますが、基本的にブラウザ上で動的なWebページを作成することができるプログラミング言語と認識されています。アニメーションや地図の表示、ページ遷移、ユーザーのアクションに応じたコンテンツの表示などを行うことが可能です。

HTML

Webサイトのほとんどのページは、マークアップ言語であるHTMLとCSSで構成されています。HTMLは、テキストに印をつけて文字に意味を持たせる「タグ」で、文章の構造を表現する言語です。

単なる文字がタグ付けされることによって、タイトルやヘッダー、サイドバーなどの意味が与えられ、サイトのページが形作られます。

CMS

CMSとは、Contents Management System の略で、Webサイトのコンテンツを構成するテキストやデザイン、画像などを一元的に管理するシステムです。

CMSを導入すると、保存されたデータベースを活用してWebページが自動的に作成されるなど、多くのメリットがあります。CMSにはさまざまな種類が存在しており、Webサイトの特徴や規模、予算に応じて選択されます。

CSS

HTMLとともに、Webサイトのページをデザインするマークアップ言語がCSSです。HTMLのタグで囲んだ範囲の文字色や大きさ、背景色などを指定できるだけでなく、簡単なアニメーションなどの動きを加えることも可能になっています。

5:デバイスの知識

スマートフォンの急速な普及により、インターネットにアクセスするデバイスが変化してきました。最近では、 スマートフォンやタブレットの利用が増えているため、フロントエンドエンジニアはパソコン以外のデバイスでも適切に稼働するよう、設計する必要があります。

また、デバイスによってOSも異なるため、それぞれの知識を得ておくとより業務の幅が広がるでしょう。

フロントエンドエンジニアの採用時にあるとよい資格4つ

フロントエンドエンジニアになるための必須の資格はありませんが、IT系の資格は採用の際に志望者がスキルを証明する手段となります。また、エンジニアにとっては資格取得のための勉強をすることで、体系的かつ効率的に知識を得ることができるでしょう。

ここでは、フロントエンドエンジニアの採用時にあるとよい資格を紹介します。

1:基本情報技術者試験

「基本情報技術者試験」は、コンピュータやプログラミング、ITネットワーク、データベースに関する知識・技能を持った、IT人材であることを証明する資格です。

ITエンジニアの登竜門として広く認知された資格で、フロントエンドエンジニアはもちろん、多くのエンジニアの就職・転職活動や実務に役立ちます。独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営している試験で合格する必要があります。

出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構|基本情報技術者試験
参照:https://www.jitec.ipa.go.jp/

2:HTML5プロフェッショナル認定試験

「HTML5プロフェッショナル認定試験」は、HTML5やCSS3、JavaScriptなど、最新のマークアップ言語に関するスキルと知識を認定する試験です。

フロントエンドエンジニアには欠かせないスキルを網羅した試験で、現在求められているマルチデバイスに対応するWebサービスの開発スキルも問われます。

HTML5プロフェッショナル認定試験は特定非営利活動法人LPI-JAPANが実施しており、2つのレベルが設けられています。

3:Webクリエイター能力認定試験

「Webクリエイター能力認定試験」は、Webサイトの制作に必要なHTMLやCSSなどによるマークアップスキルや、デザインスキルを認定する試験です。

Web業界への就職を目指す初心者レベルのスタンダードと、すでに活躍しているエンジニアがスキルアップするためのエキスパートに分かれています。

Webクリエイター能力認定試験は、サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催する認定試験で、スタンダードは実技問題のみ、エキスパートは知識・実技問題があります。

4:ウェブデザイン技能検定

「ウェブデザイン技能検定」は、Webデザインに関する知識やスキル、活用能力を問う試験です。

これからWebデザインに従事するような初心者が受験する3級から、7年以上の実務経験などが受験資格となる熟練者が受験する1級まで、幅広い技能を認定します。

厚生労働省指定試験機関の特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施しており、1級合格者には厚生労働大臣より合格証が発行されます。

出典:各等級における受検資格の条件|特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会
参照:https://www.webdesign.gr.jp/summery/conditions/

フロントエンドエンジニアを採用して業務を円滑に行おう

フロントエンドエンジニアは、仕様書どおりにコーディングするだけでなく、随所で相談役になるなど重要な役割を持ち、幅広い知識が求められる職種です。

特に、ユーザーの目に直接触れるUIデザインは満足度に直結するため、デザインセンスやユーザーの立場になって考えられる思考も必要になります。

向上心を持ち、状況に応じて柔軟に対応できるフロントエンドエンジニアを採用し、自社の業務を円滑に進めましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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