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派遣先担当者が把握すべきアプリ開発に使われる言語の基礎知識【Perl】

その他更新日：2022.12.26

エンジニア採用

プログラミング言語には様々なものがありますが、ここではその中から「Perl」についての基礎知識を紹介しています。
プロジェクトを立ち上げるときや派遣エンジニアを探す際に、プログラミング言語の概要だけでも知っておくと役に立つ可能性があるかもしれません。
何かの参考にしていただければと思います。

Perlの基礎知識

Perlとは「Practical Extraction and Report Language」の頭文字をとった名前です。
1987年に一般公開されたプログラミング言語で、それ以来多くの有志の力を得ながら改良・改善が行われ、広く普及してきました。
PerlはUNIX系のシステムに予めインストールされているほか、WindowsやMacにもインストールできますし、動かすことも可能です。
一時期は「Webアプリの開発ならPerl」と言ってもいいほどで、実際CGIのほとんどはPerlで開発されています。
Perlの応用範囲は広く、以下のような分野に使われています。
・システムユーティリティの作成
・ソフトウェアツールの作成
・データベースへのアクセス
・グラフィック処理
・ネットワーク処理
Perlには以下の特徴があります。

Webサーバから呼び出せる

Perl最大の特徴とも言われる部分です。
レンタルサーバによって異なりますが、CGIの使用ができるものであればほとんどの場合は利用可能です。

テストや確認が容易

Perlはプログラムを書いた後のコンパイルが必要なく、そのままテストや確認に移行することができます。
動作をチェックしながら作業を続けられるので、効率の良い開発が可能です。

記述が簡単で多機能

Perlは記号などを使った簡潔な記法で処理を記述できます。
また、テキスト処理用の機能が数多く存在する他、連想配列やリファレンスに代表される高度な機能も標準で用意されているため、こういった部分を好むプログラマからは人気が高いです。

参考にできる資料やプログラムが多い

Perlは利用者が多いため、参考にできるプログラムを多く見つけることができます。
完成したプログラムを無料で配布しているサイトもあるほか、困ったときに使える掲示板もネットの各所に見られ、学びやすい一面があります。

複数人で扱うと質を保ちづらい

ここからはデメリットを紹介します。
Perlは書くプログラマのレベルによって質のバラつきが大きくなる傾向があります。
このため複数人で扱った場合はコードが継ぎ接ぎ状態になりやすく、保守性が損なわれるおそれがあります。

本来オブジェクト指向ではない

オブジェクト指向プログラミングに拡張することもできますが、あくまで後から作った方法であるため、きれいなコードになりづらい欠点があります。

表現が冗長になることも

CGIの多くはPerlで作られていますが、Perl自体はCGIのために作られた言語ではありません。
従ってCGIを実装するときの表現が冗長になる傾向があります。

Perlの大体の特徴を知っておこう

PerlはWebアプリの開発に多くの実績を持つプログラミング言語です。
Webサーバから呼び出せることや、テストが容易なことなどが特徴に挙げられます。
また、歴史が比較的古いため、多くの情報を得やすいメリットもあります。
こういった特徴を覚えておくと役に立つかもしれないので、心のどこかに留めておいてください。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー認定企業

ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年：AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月：人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名（2023年7月3日現在）
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍（2023年7月3日現在）
・LPIC＋CCNA 認定資格者：472 名（2022年4月1日時点）