サーバーエンジニアの派遣単価・相場はいくら?単価を左右する要素は?【ITエンジニア派遣のプロが解説】


サーバーエンジニアを派遣で利用したいと考えている人事・採用担当者様向けに、サーバーエンジニアを派遣利用するときにかかる派遣単価についてまとめました。
結論、サーバーエンジニアの派遣単価は、業務内容やスキル・資格など様々な要素によって増減があります。では具体的にどんな要素があるのか?他の職種と比べて高いのか低いのか?などを解説していきます。
サーバーエンジニアの派遣単価は「24,907~29,436」円
サーバーエンジニアの派遣単価の平均は「¥24,907~¥29,436」です。
※弊社独自調査で取得したサーバーエンジニア求人の平均給与とITエンジニアの平均マージン率と言われている55%~65%から算出。(2024/05/9時点)
サーバーエンジニアはサーバーハードウェア・ソフトウェアに関する幅広い知識・経験などが求められるため、上記の単価になる傾向があるようです。
ITエンジニア全体の派遣単価
厚生労働省の「令和元年度 労働者派遣事業報告書の集計結果」によると、情報処理・通信技術者(ITエンジニア)の派遣単価(1日あたり・8時間換算)は以下の通りです。
- 平均単価: 31,539円
- 有期雇用派遣労働者: 28,438円
- 無期雇用派遣労働者: 32,245円
となっており、有期雇用派遣よりも無期雇用派遣の方が単価は高い傾向にあります。
ではインフラエンジニアはこのITエンジニアの平均単価と比較して高いのか?低いのか?
およびその理由について詳しく見ていきます。
サーバーエンジニアの派遣単価は高い?低い?
結論から言うと、サーバーエンジニアの派遣単価は、他の職種と比較しても高水準です。
2024年5月時点の厚生労働省の調査によると、情報処理・通信技術者の平均時給は約2,430円です。
一方、サーバーエンジニアの派遣単価は、経験やスキル、業務内容によって幅がありますが、一般的には時給4,000円~8,000円程度と言われています。
これは、情報処理・通信技術者の平均時給よりも60%~230%高くなります。
サーバーエンジニアの仕事内容が高度で専門的であること、人材不足が深刻であることが、派遣単価が高い理由として挙げられます。
他職種のエンジニアの派遣単価との違い
インフラエンジニア
- 平均単価:¥26,694~¥31,547
- 単価の理由:安定した需要、幅広いスキル、責任の大きさ
AWSエンジニア
- 平均単価:¥41,270~ ¥48,774
- 単価の理由: クラウド需要の高まりと、AWSに関する専門知識・経験の希少性
ネットワークエンジニア
- 平均単価:¥26,647~ ¥31,492
- 単価の理由: 複雑なネットワークインフラの構築・運用に必要な専門知識・経験
Salesforceエンジニア
- 平均単価:¥27,244~ ¥32,197
- 単価の理由: Salesforceの導入・運用に関する専門知識・経験の希少性
上記の通りエンジニア派遣の費用は、職種によって様々であることに加えて詳しい業務内容や求められるスキルなどによって大きく異なります。そのため、一概にいくらとは言えません。
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サーバーエンジニアの派遣単価を左右する要素は?
サーバーエンジニアの派遣単価を左右する要素は大きくわけて3つです。
- 資格・スキル・専門知識
- 経験年数
- 任せる業務内容
以下でそれぞれについて詳しく見ていきます。
資格・スキル・専門知識
サーバーエンジニアの派遣単価を左右する要素の1つめは「資格・スキル・専門知識」です。
以下はサーバーエンジニアの主なスキルを「必須スキル」「上位スキル」「高度なスキル」の3つのスキルに分類して簡易的にまとめたものです。
- 必須スキル:
- サーバー構築・運用に関するスキル(Linux、Windows Serverなど)
- ネットワークに関するスキル(TCP/IP、ルーティング、スイッチングなど)
- プログラミング言語(Python、Javaなど)
- 上位スキル:
- クラウドサービス(AWS、Azure、GCPなど)に関するスキル
- 仮想化技術(VMware、Hyper-Vなど)に関するスキル
- データベース(MySQL、Oracle、SQL Serverなど)に関するスキル
- セキュリティ対策(IDS/IPS、マルウェア対策、脆弱性診断など)に関するスキル
- DevOpsツール(Ansible、Chef、Puppetなど)に関するスキル
- 高度なスキル:
- システムアーキテクチャに関する知識
- ストレージ技術(SAN、NASなど)に関する知識
- ビッグデータ処理技術(Hadoop、Sparkなど)に関する知識
- コンテナ技術(Docker、Kubernetesなど)に関する知識
上位スキルや高度なスキルを所持、もしくはそれに関する資格や専門知識を持っているエンジニアは単価が高くなる傾向にあります。
また上記以外にも、職種や勤務先、案件内容によって求められる資格や知識は様々です。
サーバーエンジニアのスキルについてより詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。
※関連記事: サーバーエンジニアのスキルと資格について解説
経験年数
一般的に経験年数が長いほど、単価が高くなる傾向にあります。特に、10年以上の実務経験を持つエンジニアはそれだけ様々な経験を積みスキルや知識も豊富になる為、希少価値と単価が高くなります。
3年目以下
経験を積むための案件が多いため、比較的単価は低くなります。しかし、将来的に高単価案件を獲得できる可能性を秘めています。
4~6年目
ある程度の実務経験を積み、幅広いスキルを身につけたエンジニアが多いため、単価は高くなります。
7~9年目
上級エンジニアとして活躍できるレベルのスキルを身につけたエンジニアが多いため、単価はさらに高くなります。
10年以上
ベテランエンジニアとして、高度な案件を任せられるため、単価は最高水準となります。
経験年数はだけでなく、スキルや経験内容、案件内容を総合的に判断して、適切な単価を設定することが重要です。
任せる業務内容
サーバーエンジニアは、ITシステムの基盤を構築・運用する専門職です。ここでは、代表的な5つの工程と、それぞれの単価目安をご紹介します。
要件定義
単価目安: 時給4,000円~6,000円程度
業務内容:お客様の要望を丁寧にヒアリングし、システム全体の目的、機能、性能、制約条件などを明確にします。関係者と調整を重ね、合意を得た要件定義書を作成し、プロジェクトの土台を築きます。
設計
単価目安: 時給5,000円~7,000円程度
業務内容:要件定義に基づき、システム全体のアーキテクチャ、ハードウェア構成、ソフトウェア構成などを設計します。ネットワーク、セキュリティ、可用性なども考慮し、お客様のニーズを満たす最適なシステムを設計します。
構築
単価目安: 時給6,000円~8,000円程度
業務内容:設計書に基づき、サーバーハードウェアの調達、設定、インストールを行います。ネットワークの設定、ソフトウェアのインストール、設定を行い、お客様のシステム環境を構築します。
運用
単価目安: 時給5,000円~7,000円程度
業務内容:システムを稼働させ、安定稼働を維持します。監視を行い、障害が発生した場合は迅速に復旧し、お客様の業務を支えます。定期的な保守作業を行い、システムのパフォーマンスを維持し、セキュリティ対策を講じてシステムを不正アクセスから保護します。
保守
単価目安: 時給6,000円~8,000円程度
業務内容:システムの改修、機能追加、バージョンアップを行い、常に最新の状態を維持します。老朽化したハードウェアやソフトウェアを更新し、定期的なバックアップを行い、データ損失を防ぎます。法令や社内規則の改廃に対応したシステム改修を行い、お客様のシステム環境を常に最適な状態に保ちます。
上記はあくまで目安であり、案件内容やエンジニアのスキル・経験によって大きく変動します。
サーバーエンジニアの業務内容についてより詳しく知りたい方は以下の記事をお読みください。
※関連記事: サーバーエンジニアの仕事内容
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この記事の監修者・著者

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・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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