ブログTOP > その他 > 派遣先担当者の実態を知る５：派遣社員の評価を導入していない理由とその割合

派遣先担当者の実態を知る５：派遣社員の評価を導入していない理由とその割合

その他更新日：2022.12.26

エンジニア採用

■派遣先担当者の実態シリーズ

派遣社員の評価は、正社員登用や処遇向上のために必要と思っている派遣先担当者は多いです。
その一方で、評価を導入していない企業もあるのはなぜなのでしょうか。評価制度を導入しない理由と割合についてご紹介します。

派遣社員が評価を導入していない

一般社団法人「人材サービス産業協議会」が全国の20～50代の会社員に調査した「派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果」によると、派遣社員の評価が必要だと感じている派遣先担当者は約8割にのぼります。
その内訳は「とても必要」が21％、「まあ必要」が56％です。
理由としては「派遣社員のモチベーション向上のため」が64％、「派遣社員の処遇向上のため」が41％、「正社員登用のため」が28％です。
評価結果が、派遣社員の処遇向上や正社員登用のための判断材料となっていることが考えられます。
また「派遣社員の能力・スキル向上のため」や「人材を有効活用するため」などの回答もありました。
しかし中には「どちらともいえない」が20％、「あまり必要でない」が2.8％、「まったく必要でない」が0.2％と、評価の必要性を感じていない派遣先担当者もいます。
その理由にはどのようなものが考えられるのでしょうか。

派遣先担当者によるエンジニアの評価が難しい理由

派遣社員の評価が必要だと思われる一方で、評価することが難しいと考えている派遣先担当者も多くいます。
「とても難しい」が8％、「やや難しい」が47％となっています。
その理由とした過半数が「判断・評価基準がないから」と回答しています。
次いで「派遣社員に関わらず人の評価は難しい」、「自社の社員でない人を評価することに抵抗がある」が挙げられます。
派遣社員はあくまで派遣元と契約している社員のため、派遣先担当者が評価をすることに難しさを感じているようです。
また一口に「評価」といっても、明確な基準がないため、どのように評価を行えばいいのか悩んでいる担当者も多いです。
さらに「評価をするころにはやめてしまう」なども理由として挙げられており、働く期間が決まっている派遣社員を評価するのが難しいと考えている派遣先担当者もいます。

必要と考える一方で評価が難しいと考える担当者は多い

約8割の派遣先担当者が、派遣社員のモチベーション向上や処遇向上、正社員登用のポイントとして評価が必要と考えています。
しかし中には評価の難しさから、導入をためらっている派遣先担当者がいることが分かります。
「評価が困難」と答えた派遣先担当者は約6割にものぼります。
派遣社員の評価には明確な判断・評価基準がないため、どうやって評価をすればよいのか悩んでいる人が多いという結果になっています。

※出典元：一般社団法人人材サービス産業協議会「派遣社員の評価に関する派遣先担当者調査結果」

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー認定企業

ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年：AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月：人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名（2023年7月3日現在）
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍（2023年7月3日現在）
・LPIC＋CCNA 認定資格者：472 名（2022年4月1日時点）