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CCNPとは?5種類の試験や対策を解説|資格取得のメリットも

ネットワークエンジニア 更新日:2022.11.14
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CCNPとは?5種類の試験や対策を解説|資格取得のメリットも

CCNPとは?

CCNPとは(Cisco Certified Network Professional)の略称で、シスコシステムズ社が提供するシスコ技術者認定の一つです。シスコ技術者認定は5つのグレードに分かれていて、CCNPはその中のプロフェッショナルに該当します。CCNPを取得すると、大規模ネットワークの導入、運用、保守などを行う技術を有することが証明されます。

CCNAとの違いは?

CCNAとCCNPの違いはエンジニアとしてのレベルの違いです。シスコ技術者認定資格のCCNA(Cisco Certified Network Associate)の上位資格がCCNP(Cisco Certified Network Professional)であるため、CCNPの方が難易度は高いです。CCNAは中級エンジニア、CCNPは上級エンジニアとしての認識があるでしょう。CCNP資格保持者の方が需要も多く、転職も有利になります。

CCNPの認定5種類

ここでは、 CCNPの認定を5種類ご紹介します。CCNPの認定には「CCNP Enterprise」「CCNP Security」「CCNP Collaboration」「CCNP Data Center」「CCNP Service Provider」の5つの種類があり、どの認定も複数の科目に合格する必要があります。CCNPの有効期間は3年間で、それ以降は失効したものとみなされてしまいます。そのため、新たに受験し直さなければCCNP認定を受けることはできません。

1:CCNP Enterprise

CCNPの認定1種類目は「CCNP Enterprise」で、コアエンタープライズネットワーク技術に関する知識が問われます。「CCNP Enterprise」の認定を受けるには、コア試験である「350-401 ENCOR」に加えて、コンセントレーション試験から1つ選択して、合計2つの試験に合格する必要があります。コンセントレーション試験は最新のテーマについて出題されます。自分の得意分野や興味のある分野を選ぶようにしましょう。

2:CCNP Security

CCNPの認定2種類目は「CCNP Security」です。近年、ITの高度化に伴いセキュリティの重要性も高まりつつあります。「CCNP Security」の認定を受けるには、「CCNP Enterprise」と同じコア試験である「350-401 ENCOR」に加えて、コンセントレーション試験から1つ選択して、合計2つの試験に合格する必要があります。

3:CCNP Collaboration

CCNPの認定3種類目は「CCNP Collaboration」です。電話、メール、テレビ会議などのさまざまなコミュニケーションツールを統合することで、コスト削減や生産性の向上などを図ることができます。「CCNP Collaboration」の認定を受けるには、コア試験である「350-801 CLCOR」に加えて、コンセントレーション試験から1つ選択して、合計2つの試験に合格する必要があります。

4:CCNP Data Center

CCNPの認定4種類目は「CCNP Data Center」です。近年のネットワーク環境はクラウドへと移行する動きが増えています。「CCNP Data Center」の認定を受けるには、コア試験である「350-601 DCCOR」に加えて、コンセントレーション試験から1つ選択して、合計2つの試験に合格する必要があります。コア試験ではその名の通り、データセンター技術に関する問題が出題されます。

5:CCNP Service Provider

CCNPの認定5種類目は「CCNP Service Provider」です。プロバイダなど大規模インフラの業務に関する試験で、「CCNP Data Center」の認定を受けるには、コア試験である「350-501 SPCOR」に加えて、コンセントレーション試験から1つ選択して、合計2つの試験に合格する必要があります。

CCNPの試験対策は?

ここでは、 CCNPの試験対策について詳しくご紹介します。CCNPの試験はいくつかの形式に分かれており、今回はその中の「選択問題」「シナリオ問題」「シミュレーション問題」「ドラッグ&ドロップ問題」について解説します。

選択問題への対策

CCNP試験対策1つ目は「選択問題への対策」です。「選択問題への対策」は複数の選択肢の中から1つだけ、もしくは複数の正解を選ぶものとなっていますので、テキストなどで繰り返し勉強するようにしましょう。また、受験者向け情報ポータルサイト「シスコラーニングネットワークジャパン」も活用しましょう。

シナリオ問題への対策

CCNP試験対策2つ目は「シナリオ問題への対策」です。「シナリオ問題」は、ある1つのネットワーク構成からなる問題に対して、複数の設問に回答するものとなっていますので、シスコ認定ラーニングパートナーの教育プログラム(集合研修)を受講して対策することをおすすめします。

シミュレーション問題への対策

CCNP試験対策3つ目は「シミュレーション問題への対策」です。「シミュレーション問題」は、機器に対してターミナル画面を開き、指示に沿って実際に設定を行うものとなっていますので、問題集などでじっくりと対策を行うようしましょう。

ドラッグ&ドロップ問題への対策

CCNP試験対策4つ目は「ドラッグ&ドロップ問題への対策」です。「ドラッグ&ドロップ問題」はその名の通り、解答領域に選択肢の中から正しい項目をドラッグ&ドロップで配置するものとなっています。それぞれの選択肢の概要を掴んでおけば、回答がしやすい問題だといえるでしょう。

CCNP資格取得のメリットは?

ここでは、 CCNP資格を取得するメリットについて詳しくご紹介します。 CCNP資格を取得するメリットには「未経験からIT・ネットワークの職種に就きやすくなること」「ネットワーク技術者としての証明になること」「業務で役立つこと」などが挙げられます。

未経験からIT・ネットワークの職種に就きやすくなる

CCNP資格を取得するメリット1つ目は「未経験からIT・ネットワークの職種に就きやすくなること」です。CCNAはネットワークエンジニアの登竜門とも言われている反面、CCNPはより実務に沿ったものになります。CCNPの資格を取得することは、ネットワークエンジニアとしてのキャリアップにつながるといえるでしょう。

ネットワーク技術者としての証明になる

CCNP資格を取得するメリット2つ目は「ネットワーク技術者としての証明になること」です。 シスコ技術者認定は世界基準の資格のため、エンジニアのスキルを客観的に証明できます。また、ルーターやスイッチなど、ネットワーク関連の機器を導入している企業は多いので、CCNAの上位資格であるCCNPを持つ技術者を求めている企業は多いといえるでしょう。CCNPの資格保持者は、ネットワークエンジニアとしてプロフェッショナルのレベルであると認定されます。比較的大規模なネットワークの構築・運用・管理ができる人材を探している企業にとっては、魅力的な資格となるでしょう。

業務で役立つ

CCNP資格を取得するメリット3つ目は「業務で役立つこと」です。ネットワークエンジニアの仕事を探していると、「CCNA取得者歓迎」や「CCNP取得者歓迎」といった文言を目にすることが多いでしょう。CCNPの受験者の多くは、ネットワーク業界の新人~中堅レベルが多いです。CCNP資格を取得することで情報系の知識を身につけられるので、実際の業務においてとても役に立つといえます。「資格保有者はネットワーク業界の専門の人」という印象があり、ネットワークエンジニアとしての経験が豊富だと認めてもらえるでしょう。

CCNPをぜひ受験しよう!

こちらでは、CCNPの試験対策やCCNP資格を取得するメリットについて詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ネットワークエンジニアとして年収アップをしたい場合は、ネットワークの運用保守だけではなく、設計、構築に携わる上流工程を目指すようにしましょう。実務経験とCCNPの取得でキャリアアップを図りながらプロジェクトリーダーや、マネジメントなどの経験を積み、年収アップを狙いましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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