AWS API Gatewayを使うメリット4つ|主な機能も紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


API Gatewayとは
API Gatewayとは、APIの管理や実行を簡単にできる仕組みのことです。API Gatewayは、まずクライアントからのリクエストを受取り、マイクロサービスにルーティングします。
APIとは「Application Programming Interface」の略で、アプリケーションやソフトウェアを一部公開することにより、他のソフトウェアと機能を共有できるようにするものです。
開発者は既存のAPIを利用し機能を呼び出すコードを記述するだけで、効率的に開発を進められます。
AWS API Gatewayとは

AWS API Gatewayの主な機能

APIの管理をしている
AWS API Gatewayはインフラの管理、運用、バージョン管理、認証、APIのレスポンスのモニタリング・監視などの機能を提供しています。 このようにAPIの管理に必要な機能を利用者側で実施する必要がなく、AWS側で提供されているものを利用するだけです。AWS API Gatewayを活用することで、利用者の負担を大きく軽減できます。APIの作成が行える
AWS API Gatewayでは、3種類のAPIを作成できます。作成するAPIの種類によって、外部からのリクエストを転送できるバックエンドサービスが異なりますので注意しましょう。 AWS API GatewayではAWS Lambdaで関数を定義し、APIを作成できます。AWS Lambdaについては本記事の後半で解説しています。REST API
AWS API GatewayのREST APIは、クライアントがサービスにリクエストを送信し、サービスが同期的に応答するリクエスト/レスポンスモデルを使用しています。このモデルは、同期通信するアプリケーションに適しています。 リクエストを転送できるバックエンドサービスは、Lambda関数、AWSサービス、Mock、HTTP、VPCリンクです。REST APIは、コネクション状態を保持しません (1度きりのリクエストとレスポンスを実行します)。HTTP API
HTTP APIは、AWS LambdaやHTTPエンドポイントなどのAWSのサービスを、REST APIよりも低いレイテンシーとコストで使用できるよう設計されています。 HTTP APIは、OpenID ConnectとOAuth 2.0の認証をサポートしており、自動デプロイとクロスオリジンリソース共有(CORS)のサポートが組み込まれています。 リクエストを転送できるバックエンドサービスは、Lambda関数、HTTP、プライベートリソース (ALB / NLB、Cloud Map)です。HTTP APIは、コネクション状態を保持しません (1度きりのリクエストとレスポンスを実行します)。WebSocket API
WebSocket API は、リクエストを受け取ってレスポンスを返すREST APIとは異なり、クライアントとバックエンド間の双方向の通信をサポートしています。クライアントとサーバーの両方がいつでも相互にメッセージを送信できるのが特徴です。 リクエストを転送できるバックエンドサービスは、Lambda関数、AWSサービス、Mock、HTTP、VPCリンクです。WebSocket API は、コネクション状態を保持します (チャットなど、継続的な双方向通信に適しています)。AWS API Gatewayを使うメリット4つ

API Gatewayを使うメリット1:低コストで利用できる
API Gatewayでは、APIが使用されている分のみ料金がかかります。最低料金や前払いの必要はありません。 API Gatewayでは無料利用枠も充実しており、月間のHTTP APIコール数は100万件、REST APIコール数は100万件、メッセージ数は100万件 (送信または受信) 、接続時間750,000分が12か月間まで利用できます。API Gatewayを使うメリット2:バージョン管理が簡単
API Gatewayでは複数バージョンのAPIを管理できるため、同じAPIの複数のバージョンを同時に動作させることで、新しいバージョンのAPIでも簡単に反復、テスト、リリースできます。 APIを公開した後でも、機能追加などを実施した新しいバージョンを構築し、テストが必要です。API Gatewayの利用で、効率的にAPIを利用し開発を進められます。API Gatewayを使うメリット3:モニタリングができる
APIが公開されるとAPI GatewayのダッシュボードからAPIコール、データレイテンシー、エラー率に関するパフォーマンスと情報をモニタリングすることが可能です。 API Gatewayのダッシュボードでは、Amazon CloudWatch を使用してサービスのパフォーマンス状態を視覚的にモニタリングできます。API Gatewayを使うメリット4:柔軟なセキュリティ
API Gatewayでは、利用者のAPIに対するアクセスを認証し、サービスへのアクセスを管理するツールが複数あります。 API Gatewayでは、Amazon Cognito、AWS Identity and Access Management (IAM)といったAWSのセキュリティツールや管理ツールを使って、APIに対するアクセスの認証を実施しています。AWS API Gatewayを活用する方法

AWS Lambdaと併せて使う
API GatewayはAWS Lambdaを併用することで、より便利に活用できます。AWS Lambdaとは、AWSが提供するコンピューティングサービスです。 AWS Lambdaではプログラムの実行環境が用意されているため、サーバーレスでプログラムを開発できます。必要なのはコードを書いてAWS Lambdaにアップロードすることだけです。AWS API Gatewayについて知ろう

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
-
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
最新の投稿
- 2024-12-27営業インタビュー情報共有の活性化の中心に。SP企画部の新たな取り組み
- 2024-07-01営業インタビュー最短で当日にご提案可能。 OPE営業の対応が早い3つの理由
- 2024-07-01営業インタビュー研修見学ツアーが高評価!「お客様のOPEに対する期待を高め、継続に貢献できればと思います。」
- 2024-07-01営業インタビュー信頼関係を構築し、エンジニアの長期就業へ
ITエンジニアの派遣を利用したい企業様へ

- 求人・転職サイトや自社採用サイトを使っているが、自社に合ったITエンジニアが応募してこない…
- すぐに採用したいが、応募がぜんぜん集まらない
こんな悩みをお持ちの採用・人事担当者の方は、
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
当社のITエンジニア派遣サービスは
- 派遣スピードが速い!(最短即日)
- 4,500名のエンジニアから貴社にマッチした人材を派遣
- 正社員雇用も可能
こんな特長があり、貴社の事業やプロジェクトに合った最適なITエンジニアを派遣可能です。
まずは下記ボタンから無料でご相談ください。