AWSのインスタンスタイプとは|AWSのスペックの違いを比較6選など紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


AWSのインスタンスタイプとは
AWSのインスタンスタイプとはユースケースごとに選択できるCPUやメモリなどの組み合わせのことです。
Amazon EC2インスタンスはCPUやメモリ、ストレージの組み合わせなどによってさまざまなタイプがあり、現在のインスタンスタイプは200弱と言われています。
そのため、ユーザーは自分の目的やニーズに合わせて、最適なCPUやスペックのインスタンスタイプを選ぶことができます。
インスタンスタイプの構成
インスタンスタイプはCPU、ストレージ、メモリ、ネットワークキャパシティーの組み合わせによって構成されています。 さまざまなユースケース用に最適化された豊富な種類のインスタンスタイプが用意されており、ユーザーはアプリケーションリソースとして最適な組み合わせのインスタンスタイプを選択できます。 また、インスタンスタイプに含まれるインスタンスサイズは、要件に合わせてリソースをスケールできます。AWSのインスタンスタイプの見分け方について

インスタンスファミリーの場合
インスタンスタイプの用途別のカテゴリーのことをインスタンスファミリーといいます。 先頭のアルファベットがインスタンスファミリーです。たとえば、「t2.micro」であれば「t」がインスタンスファミリーになります。 また、インスタンスファミリーは5種類に分けることができ、「t2」や「m5」は「汎用」、「c5」は「コンピューティング最適化」、「r5」は「メモリ最適化」などというように分かれています。インスタンスサイズの場合
インスタンスサイズとは、インスタンスタイプのスペックを示すものです。 インスタンスタイプの「.」より後がインスタンスサイズを指しています。「t2.micro」であれば「micro」がインスタンスサイズです。 インスタンスサイズはメモリなどに応じて「nano」「micro」「small」「medium」「large」「xlarge」「2xlarge」などが用意されています。AWSのスペックの違いを比較6選

AWSのスペックの違いを比較1:nano
nanoは最もスペックの低いインスタンスサイズです。 EC2の場合、nanoのメモリは0.5GiBとなっており、月額料金は$5.472です。また、全てのインスタンスタイプでインスタンスサイズがnanoから用意されているわけではなく、RDSのAuroraなどはlarge以降のインスタンスサイズから選択するようになっています。AWSのスペックの違いを比較2:micro
microはnanoよりもスペックが高いインスタンスサイズです。 nanoの1段階上のインスタンスサイズで、1段大きくなるごとにメモリは倍になるため、メモリは1GiBです。主に汎用インスタンスの「t3」や「t2」といったインスタンスファミリーのインスタンスサイズで用いられます。 また、EC2のmicroの月額料金は$10.944、RDSのAuroraオンデマンドインスタンス価格では$18.72です。AWSのスペックの違いを比較3:small
smallはmicroよりもスペックが高いインスタンスサイズです。 smallはmicroの1段階上のインスタンスサイズとなっており、EC2でのsmallのメモリは2GiBです。また、EC2のオンデマンドインスタンス価格は月額$21.888、RDSのMySQL、MariaDBオンデマンドインスタンス価格は月額$37.44となっています。AWSのスペックの違いを比較4:medium
mediumはsmallよりもスペックが高いインスタンスサイズです。 汎用インスタンスの「t3」や「t2」、「m6g」のインスタンスファミリーのインスタンスサイズで用いられます。また、メモリは4GiBとなっています。 mediumのEC2のオンデマンドインスタンス価格は月額$43.776、RDSのMySQL、MariaDBオンデマンドインスタンス価格は月額$74.88です。AWSのスペックの違いを比較5:large
largeはmediumよりもスペックが高いインスタンスサイズです。 mediumの1段階上のインスタンスサイズで、EC2の場合メモリは8GiBです。また、EC2のオンデマンドインスタンス価格は、t2.largeの場合は月額$43.776、m4.largeの場合は月額$90.72、c4.largeの場合は月額$131.76となっています。AWSのスペックの違いを比較6:xlarge
xlargeはlargeよりもスペックが高いインスタンスサイズです。 largeの1段階上のインスタンスサイズで、メモリは16GiBです。EC2のオンデマンドインスタンス価格はt2.xlargeで月額$175.104、m4.xlargeで月額$185.76、c4.xlargeで月額$181.44となっています。xlargeより大きいスペックがある
xlargeよりも大きいインスタンスサイズとして2xlargeや4xlargeなどがあります。 xlarge以上のインスタンスサイズは「2xlarge」「4xlarge」「8xlarge」「16xlarge」などのスペックがあります。スペックが上がるほど料金が高くなります。AWSのEC2でインスタンスタイプを選ぶ場合とは

インスタンスファミリーの場合
AWSのEC2のインスタンスを選ぶ場合、インスタンスファミリーは「M5」「M4」を選ぶと良いでしょう。 ファミリーは基本的に汎用インスタンスである「M」を基準にするのがおすすめです。EC2の場合、「M5」もしくは「M4」を選択すれば、CPU、メモリ、ネットワークがバランスよく提供されます。スペックの場合
AWSのEC2のインスタンスを選ぶ場合、インスタンスサイズは必要な目的に合わせて適切なスペックのものを選びましょう。 スペックは一段大きくなるごとにvCPUとメモリのサイズが倍になります。また、料金も合わせて上がっていくため、用途に合わせたサイズを選ぶようにしましょう。 EC2は作成後もインスタンスタイプの変更が可能です。AWSを使うならスペックの違いや選び方を知っておこう

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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