WebサーバーApacheとは?EC2にインストールする手順を紹介!
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


AWSとは?
AWSというのは、Amazonから提供されている100種類以上のクラウドコンピューティングサービスのことを指します。正式名称を、Amazon Web Servicesといいます。
クラウドコンピューティングというのは、インターネットを通じて、ストレージ・サーバー・データベース・ソフトウェアなどのコンピューターを使ったサービスを使うことです。
クラウドコンピューティングならば、1台のパソコンとインターネット環境があれば、サーバーやストレージ、データベースを必要なだけ使用出来るのです。
Apacheとは?

Webサーバーとは?
Webサーバーとは、ホームページのデータをWebブラウザへと送信するサーバーのことで、インターネット検索によく使用されます。 と言っても、Webサーバーそのものは別段専門性の高いサーバーという訳ではありません。専用のソフトウェアをコンピューターへと入れることでWebサーバーとなるので、どのようなPCもWebサーバーとして使用することも出来ます。 Webサーバーのソフトウェアには幾つかの種類があり、その中の1つがApacheという訳です。Apacheをインストールする3つの手順

手順1:HTTPアクセス許可を設定
まずは、セキュリティグループでHTTP(80番ポート)を開放します。セキュリティグループというのはAWSにおいてのファイヤーウォールを指します。ここではhttpでのアクセスを許可する設定の追加をします。 作成されたEC2インスタンスへと割り当てられているセキュリティグループを選択し、インバウンドの「ルールの編集」という ボタンをクリックして下さい。 次に「ルールを追加する」のボタンをクリックし、設定を選択していきます。タイプ は「HTTP」、プロトコル は「TCP」、ポート範囲 は「80」、ソースは「カスタム」、CIDR は「0.0.0.0/0」と選択して下さい。 最後に「ルールの保存」のボタンをクリックすれば完了です。これにより、HTTPでのアクセスを許可する設定が追加されます。手順2:Apacheを起動させる
Webサーバーとして稼働させるためには、Webサーバーソフトウェアのインストールが必要となります。そこで今回はApacheを使います。まずは、AWSのEC2インスタンスにログインして下さい。 次に「sudo yum install httpd」と入力します。 確認を求めるメッセージが表示されたら「y」を入力して下さい。インストールが終わったら「sudo service httpd start」と入力して、Apacheの起動をします。 80番ポートは既に開放されているので、これでApacheの画面へとアクセス出来ます。ブラウザを開き、EC2インスタンスのIPアドレスを入力して下さい。ApacheのTest Pageが表示されれば成功です。手順3:IPアドレスの固定
AWSのEC2インスタンスは何も設定しないと、停止をする度にIPアドレスが変更されてしまいます。このままでは不便なので、EIPというAWSサービスを使ってIPアドレスの固定をしましょう。 EC2画面の左側にあるメニューに「Elastic IP」というリンクがあるので選択します。右上の「Elastic IPアドレスの割り当て」「割り当て」の順でクリックするとIPアドレスが表示されます。 次に、EC2インスタンスとIPアドレスの関連付けをします。先ほど割り当てられたIPアドレスを選択し「Elastic IPアドレスの関連付け」をクリックして下さい。 そしてインスタンスの項目に、作成済みのEC2インスタンスを選択し「関連付ける」のボタンをクリックします。 これにより関連付けは終了です。EC2インスタンスの確認をすると、 Elastic IPにIPアドレスが表示されている事が確認出来ます。Apacheのメリット4つ

メリット1:動作に安定性がある
Apacheの数ある魅力の1つとして挙げられるのが、軽快で安定性のある動作です。動的コンテンツを早く処理することが出来るため、ストレスを感じることなく操作を進められる快適さが特徴です。 大規模な商用サイトやWebサイトや商用サイトは勿論、個人レベルのサーバーにまで対応しているという汎用性の高さも目を見張るものがあります。 オープンソースではあるものの、その分アップデートの頻度も高く、セキュリティ性に優れています。使いやすさ、そしてセキュリティ面から、着実にユーザーの信頼を掴んできたWebサーバーと言えます。メリット2:使い勝手が良い
次にApacheの魅力として挙げられるのは、初心者でも簡単に扱える使い勝手の良さです。 Apacheの歴史は非常に古く、長い年月をかけて膨大な知識の蓄積をしてきたWebサーバーと謳われています。幾度と無くバージョンアップを重ねてきており、機能や性能の向上に余念がありません。 専門知識の積み重ねによって作られているからこそ、Webサーバーの初心者でも簡単に扱える設計になっているのです。メリット3:環境に依存しない
Apacheは様々なOSへと対応しているため、環境に依存せず使うことが出来ます。 Windowsを始め、Mac・LinuxなどといったOSでApacheを利用することが可能です。あらゆる需要に答えられるWebサーバーなので、幅広いユーザーから支持されています。メリット4:無料で利用が出来る
Apacheは、オープンソースとしてサービスを無料で利用することが出来ます。試しに少し使ってみたいだけの方でも気楽に利用出来る点が人気の理由と言えるでしょう。 勿論Apacheの魅力は、費用が安く済むだけではありません。信頼性、機能性、そしてパフォーマンス性といった様々な面から評価を受けているからこそ、高い普及率を誇っているのです。Apacheを使用する注意点

Apacheを活用してみよう!

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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