Salesforceのキャッシュクリアを解説!設定方法や注意点をご紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


Salesforce開発におけるキャッシュデータについて
Salesforceには、プラットフォームキャッシュと呼ばれるセッションおよび組織のデータを保存するためのメモリレイヤがあります。
これがあることによりデータのやり取りが高速になり、作業の効率化を図れます。プラットフォームキャッシュはいくらでも使える訳ではなく、エディションごとに制限があります。
Enterprise Editionで10MB、Unlimited EditionとPerformance Editionは30MBです。必要であれば、追加購入が可能です。
たとえば、大量のデータに対し何度もSOQLを発行する場合、プラットフォームキャッシュを利用することでデータへのアクセスの待ち時間が短縮され、作業が効率化されます。
出典:プラットフォームキャッシュの制限
参照:https://developer.salesforce.com/docs/atlas.ja-jp.apexcode.meta/apexcode/apex_platform_cache_limits.htm
Salesforceプラットフォームキャッシュの種類

組織キャッシュ
組織キャッシュは、組織の皆が使用できるデータが保存されます。 セッションや要求、組織ユーザおよびプロファイルを通じてアクセス可能です。組織キャッシュの値は、Cache.OrgとCache.OrgPartitionクラスを利用します。 たとえば、たとえば、名前空間がA、パーティションがB、キーがCの場合組織キャッシュからキャッシュ値を取得する場合、Object obj = Cache.Org.get('A.B.C');
DateTime dt2 = (DateTime)obj;
で取得が可能です。
セッションキャッシュ
セッションキャッシュとは、個別のユーザとそのユーザのセッションに結び付いたデータが保存されているキャッシュのことです。 セッションキャッシュの値は、Cache.SessionとCache.SessionPartitionクラスを使用します。 たとえば、呼び出し元クラスのデフォルトパーティションと名前空間を参照する際に、キーがAの場合はCache.Session.put('A', dt);
if (Cache.Session.contains('A')) {
DateTime cachedDt = (DateTime)Cache.Session.get('A');
}
で可能です。
Salesforceで開発中にキャッシュクリアする方法
Salesforceではデフォルトでキャッシュがたまるように設定されていますが、データキャッシュの機能を無効化してキャッシュクリアすることも可能です。 その場合、まずSalesforceUIの[設定] から[セッションの設定] を選択します。その次に[パフォーマンスを向上させるためにブラウザの安全で永続的なキャッシュを有効にする]のチェックボックスをオフにして、[保存]をクリックします。 もしサーバとの大規模なデータのやり取りを頻繁に行っていた場合、キャッシュクリアすることでページの読み込みが遅くなる可能性があります。Salesforceアプリケーションにおけるキャッシュクリアについて

Salesforce アプリケーションのキャッシュクリア手段

Salesforce アプリケーションのキャッシュクリアによる影響

キャッシュクリアを利用して、組織のパフォーマンスを考えよう
キャッシュの機能は仕事の高速化を図るために重要なものですが、時にはトラブルの原因にもなります。 必要に応じ、組織のパフォーマンスを考慮してキャッシュクリアを使用しましょう。]]>この記事の監修者・著者

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-
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