既卒で就活するならIT系がおすすめ?おすすめのIT系の職種10選


既卒で就活するならIT系の仕事がおすすめ?
IT系の仕事とは、IT(情報技術)を活用したサービスのことです。具体的には、ソフトウェア業界、ハードウェア業界、情報処理業界、インターネット・Web業界に分けられます。
また、IT系の仕事は多くの職種が存在し、それぞれ細分化されており、求められるスキルや魅力は異なります。
リモートワークにも対応しやすい業種であるため、アフターコロナにも求職者に人気が高くなるでしょう。この記事では、これから就活に取り組む既卒者が目を向けると良いIT業界について解説します。
IT業界の現状
IT業界は現在、堅調な売上高となっています。
これは、近年のマイナンバー導入や大手金融機関におけるシステム更新などによる大型案件の需要が高まっているのが大きな要因と考えられています。
また、官民ともに積極的な人材育成による人材不足の解消やコロナ禍によるリモートワークの導入、長年の課題である長時間勤務の抑制や年次休暇の取得促進などによるワークライフバランスの確立など、IT業界の働き方も変革しつつあります。
IT系企業に就職するメリット
IT業界で働く魅力としては、仕事に対するやりがいが挙げられます。自分が生み出したものを多くの人が利用するなど、手がけた仕事の成果が目に見えるため、大きな達成感が得られるでしょう。
さらに、一般的な会社で重視される年齢や学歴などよりも、持っているスキルや経験が問われます。実力次第でキャリアアップが目指せるため、既卒が就活にチャレンジするには適した業界と言えます。
加えて、IT業界の職種は比較的高収入を得られるという特徴があります。
IT系の仕事で求められる3つのスキル
上記のように、メリットが多いIT業界の職種において、既卒者が就活するうえで求められるスキルを紹介します。
特に、IT系の職種の場合、就職・転職時には持っているスキルや実績が有利に働きます。一方、未経験や少ない経験値で就活に臨むには、「未経験者可」などの求人を探したり、効果的な履歴書・職務経歴書の作成や面接対策が必要になります。
1:向上心
日進月歩であるIT業界においては、どの職種も常に新しい情報を得て、幅広くスキルや知識を学び続ける貪欲な学習意欲が必要となります。就活の際はこの向上心を示すことが大切です。
特に、IT業界における実績が少ない既卒が就活する際は、希望する職種に向けて現在勉強している内容や目指している資格について、具体的に言及すると良いでしょう。目標を明確に定め、実際に行動を起こしていることが重要です。
2:マネジメントスキル
ITエンジニアはスキルアップしていけば、やがてプロジェクトのリーダー、マネージャーとなる可能性があり、しだいにマネジメントスキルが要求されます。つまり、プログラミングなどのエンジニアとしての知識や技術だけでなく、管理能力が問われます。
そのため、就活の際はかつて自分がマネジメントした経験や問題解決をした体験などを志望動機に組み込めると望ましいでしょう。前職で見当たらない場合は、学生時代の部活動やサークル、アルバイトでの経験でも良いでしょう。
3:コミュニケーション能力
IT業界の仕事は、パソコンに向かって黙々と仕事をこなしているイメージを持たれがちですが、実際は顧客の要望を聞きとり、それに対応する柔軟性が不可欠です。
同時に、大きなプロジェクトでは他部署や別の職種の技術者との連携ややり取りも生じます。つまり、技術者でも顧客や仲間とのコミュニケーションが必要となります。
一方で、スキルや実績に自信がない既卒者にとって、コミュニケーションスキルは就活でアピールしやすい要素でもあります。スキルや経験値の少ない人は、コミュニケーション能力を発揮した経験などを活かしましょう。
就活中の既卒におすすめIT系の職種10選
IT業界の仕事と言うと、プログラマーやシステムエンジニアなどが代表的ですが、IT系の職種は数多く存在し、仕事内容も多岐にわたります。
前述したとおり、IT業界は今後もしばらく人材不足が続くと予想され、不況でも依然として一定の求人数があり、就活に狙い目の職種が多々あります。
そんなIT業界において就活中の既卒におすすめの職種を紹介します。
1:プログラマー
IT業界の中でもソフトウェア業界の職種には、プログラマーやシステムエンジニア、ネットワークエンジニアなどがありますが、線引きは曖昧で業務が重複している場合もあります。
プログラマーはHTMLやCSS、JavaScript、PHP、Javaなど特有の言語を使ってプログラミング(コーディング)し、ソフトウェアを構築する仕事です。既卒者がプログラマーとして就活するなら、まずプログラミング言語を習得している必要があります。
ただし、このスキルは比較的短期間で学べるため、技術職でありながら「未経験歓迎」の求人も見られる職種です。実務で学びながら言語の習得や資格の取得を目指すためには、高い向上心が求められます。
2:SE(システムエンジニア)
SEと呼ばれるシステムエンジニアは、顧客からの要望を聞き取り、システムの設計・テスト・保守管理などを行う仕事で、プログラマーなどと連携し、システム構築の進捗管理や予算管理を担います。
大規模で複雑なプロジェクトにおけるシステムの開発では、マネジメントスキルやコミュニケーション能力、問題解決能力が必要不可欠です。
一般的にシステムエンジニアがプログラミングを行うケースは少ないものの、プログラミングに関する知識は必要であるため、既卒者が正社員として採用を目指して就活するには、ある程度の言語に関する知識を習得しておくと良いでしょう。
3:Webエンジニア
インターネット・Web業界における制作側には、システムエンジニアが設計した仕様書に従ってWebシステムを開発するWebエンジニア、WebサイトをデザインするWebデザイナー、Webサイト制作において全体を指揮するWebディレクターなどの職種があります。
インターネット・Web業界は特に変化が著しく、日々新しい情報や技術が生まれます。それに伴ってWebエンジニアのニーズも高まっており、特にWebアプリなどのエンジニアは多くの企業からのニーズがあります。
そのため、前述したプログラマーと同様、未経験者や文系出身者でも、既卒が就活に成功し、活躍できる可能性がある職種です。
4:ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、プログラマーやシステムエンジニアとともに、ソフトウェア業界に必要な職種で、ネットワークのシステム構築や保守管理などを行う職種です。
また、ネットワークトラフィックの解消やセキュリティ対策など、ネットワークシステムの構築以外にも新しい課題に対応する業務が増えつつあります。
ネットワークエンジニアは、顧客の要望に応えたり、ネットワークに障害が発生した場合はトラブル対応をしたりする必要があるため、コミュニケーション能力や提案力、トラブル対応力が求められます。
既卒が就活する際、それらのスキルを志望動機などでアピールできると良いでしょう。
5:サポートエンジニア
サポートエンジニアは、自社製品を利用しているユーザーからの問い合わせやトラブルへの対応をする技術者のことです。中でもテクニカルサポートは、主に電話やメール、チャットなどで対応し、カスタマーサポートはユーザー企業に訪問したり常駐し、技術的なサポートを行います。
サポートエンジニアは、プログラミングなどに関するスキルを要求される場面が少ないものの、企業や担当する製品によってサポートに関する知識や方法が異なるため、幅広い知識と柔軟な対応力が必要です。
また、他のエンジニアとは異なり、相手が人であるため、コミュニケーション能力は必須です。サービスの多様化によってサポートエンジニアの重要性・認知度は今後高まっていくことが予想され、システムエンジニアからサポートエンジニアに転向するケースも多く見られます。
また、学歴や資格は不問の求人が多いため、コミュニケーション能力や対応力に自信がある既卒者が就活するには狙い目となる職種と言えるでしょう。
6:データベースエンジニア
データベースエンジニアとは、データベースの設計・開発や運用、保守管理などを行う職種で、具体的にはデータベースにデータを保存したり、顧客がデータを使いやすいようにデータベースシステムを構築、運用します。
近年、企業は多量のデータを管理し、それを活用する傾向にあるため、企業戦略にもかかわる重要な業務です。データベースエンジニアは、Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなどのアプリケーションに関するスキルが必要になります。
さらに、データベースの保守においては、不正アクセスやデータ流出を防ぐためのセキュリティに関する知識も求められます。データベースエンジニアは深い知識が必要であるため、既卒が就活先として考えるには難しい職種と言えます。
現実的に考えるとすれば、プログラマーやシステムエンジニアとしての採用を目指し、キャリアアップしていくことでしょう。プログラマーやシステムエンジニアの実務経験を積みながら、データベースに関する知識とスキルを身につけていきましょう。
7:Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトにおける画像や動画、テンプレートなどを制作する職種です。Webやプログラミングに関する技術的なスキルとユーザーを惹きつける感性やマーケティングに関しての知識も必要になります。
そのため、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語やPhotoshopやillustratorなどのデザインソフトに関するスキルも大事です。また、飛躍的に伸びているWeb業界では業務量も増加し、未経験可の求人もあります。
経験がものをいうWebデザイナーに対して既卒が就活し採用されるためには、少しでもプログラミング言語やデザインソフトに関する知識を身につけると良いでしょう。
8:セールスエンジニア
セールスエンジニアは、営業活動において営業担当者をサポートする仕事で、「技術の分かる営業」と呼ばれています。営業担当者だけでは対処が難しい課題について、ヒアリングをし、要点を精査して、必要な提案を行います。
そのため、高い技術的なスキルや専門知識だけでなく、高いコミュニケーション能力や問題解決能力、提案力が必要不可欠です。IT技術者として別の職種で経験を積み、さらに営業的なスキルを身につけて、セールスエンジニアを目指すキャリアパスが一般的です。
9:ゲームプログラマー
近年、スマートフォンの普及や家庭用ゲーム機の盛況により、モバイルゲームアプリやコンシューマーゲームなどのゲーム業界は大きく成長しています。ゲームプログラマーは、それらのゲームを意図したとおりに動かすためのプログラムを組む仕事です。
企画書や仕様書どおりにプログラミングし、何度も動作チェックを繰り返して修正を加えます。ゲームプログラマーはプログラミングに関するスキルとともに、ゲームが好きで長時間労働に耐えうる体力と精神力も必要になります。
ゲームプログラマーの求人は多いため、既卒者が転職できる可能性はありますが、大学の情報処理系学部や専門学校でプログラミングの基礎知識やスキルを身につけておくと有利でしょう。なお、大手企業は人気、収入ともに非常に高く、就活は難しい可能性があります。
10:ITサポート事務
ITサポート事務では、電話・メール対応といった一般事務に加え、システム開発や運用、それに関わる問い合わせ対応など、エンジニアのサポート業務を行います。
例えば、情報システム部門に所属したりクライアントに常駐して、新規PCの発注、PCやネットワークの設定、ネットワークやSQLに関するトラブル対応、進捗管理などを行います。
ITサポートの事務といっても業務範囲は幅広く、エンジニアに近い業務を担当することもあるため、ある程度の知識やスキルが必要であり、やりがいも大きくなります。
また、研修制度があったり、経験者について実践を交えながら技術を習得していくことが多かったりするため、未経験者の既卒でも就活にチャレンジできる職種です。
既卒でIT系の就職先を見つけるには
既卒者がIT系の職種を目指して就活する際、もっともスムーズに就職先を探せるのが、既卒やフリーター向けの就職エージェントを活用することです。
既卒向けの就職エージェントとは、求職者に対して提携している企業の求人を紹介する民間の就職サポートサービスのことです。
既卒者を対象に適した求人を紹介するだけでなく、プロの転職アドバイザーによる相談やアドバイスなどのサポート体制が充実しており、きめ細やかな対応が期待できます。
自分に最適な求人が見つかる可能性が高いうえ、それらのサービスは無料で登録・紹介される場合が多いため、特に就活に悩んでいる人は、自分にあったエージェントを探して活用してみましょう。
未経験の既卒でもIT系に就職できる?
未経験の既卒者がIT系の職種を目指す場合、まず比較的未経験でも採用される職種で就活し、その後自分が目指す職種にキャリアアップしていく方法と、未経験者歓迎の求人から、研修制度に力を入れている企業に対して就活する方法があります。
先にも述べたとおり、IT業界は人材育成に力を入れており、未経験者の既卒でも歓迎されるケースが多々あります。
その場合、独学でもプログラミング言語について勉強していたり、資格を取得していったりすることで、就職後に役立つだけでなく、学習意欲をアピールすることも可能です。
既卒就活で職種に迷っているならIT系への就職・転職を目指そう!
IT業界には非常に多くの職種がありますが、いずれも採用されるには大学で情報処理を学ぶ・専門学校に通うなどの学歴や、持っている知識・スキル、経験が有利になる傾向があります。
官民ともにIT人材の育成に力を入れていることもあり、就活する職種に迷っている既卒者が目を向けてみる価値はあるでしょう。IT業界の職種に求められるスキルを自分が持っているかを、今一度確認してみましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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