AWS SDK for PHPとは?PHPで開発できることとAWSのサービスの種類を紹介


AWSとは?
Aamazonが提供しているクラウドサービスで、「Amazon Web Services」のそれぞれの頭文字を取って、AWSと呼びます。
従来の物理サーバーは、サーバー機器を購入し、設置するための費用がかかりますますが、AWSは、PCとインターネットに接続できる環境さえあれば利用でき、コストを抑えることができます。
セキュリティやハードウェアの管理などもAWS側で行うため、管理者の負担の軽減や、スペックの拡張が手軽に行えるのもメリットの1つです。
SDKとは?
SDKとはsoftware development kit(ソフトウェア開発キット)の略で、ソフトウェアを開発する上で必要なツールをまとめたキットのことです。
「実行環境」「デバックツール」「サンプルコード」「説明資料」などがSDKの中身になります。利用する技術によってSDKの中身や量は異なります。
20年前のソフトウェア開発は、一部の限られた開発者のみが利用しておりましたが、SDKが提供されることより、一般の開発者もソフトウェア開発に携われるようになりました。
SDKと間違われやすいAPIとは?
機能や情報をアプリやWebサイトの中に表示をさせる時に、APIを使用します。「Application Programming Interface」の頭文字をとってAPIと呼ばれ、ECサイトのAmazonやSNSのFacebookやInstagramでも使用されています。
SNSの場合、他のSNSへの投稿を可能とし、NaverまとめなどのWebサービスと連携することで、効率的に集客ができます。なので、ソフトウェアと連携し、機能や情報を共有できるという点が、SDKとは違うポイントになります。
AWSからSDKが提供されている
AWS SDK for PHPと呼ばれ、PHPのためのSDKが用意されています。PHPの他にもJavaScript、Python、JAVA、Ruby、.Net、Go、Node.js、C++など、それぞれの言語向けたSDKもあります。
モバイルSDKには、Android、iOS、React Native、UnityなどもAWSのサービスの中に用意されています。
AWSでPHPを学ぶことができる
AWSのサイト上にエキスパートがドキュメントや動画を投稿しています。そして、それを参照し学習ができます。
開発者の記事やサンプルコード、チュートリアルを確認することができ、また、ホワイトペーパーが用意されており、ビジネス別、技術別、業種別に分けて自分の欲しい情報を検索することができます。
AWS SDK for PHPの基本的な始め方
AWS SDK for PHPの基本的な使用方法をご紹介します。
まず始める前に、PHPバージョン5.5.0以降となっているか確認する必要があります。Composerを介してするか、SDKのパッケージ済みpharとしてするか、Zipファイルとしてするかの、どれかを利用しインストールします。
PHPで開発できること
PHPはオープンソースのサイバーサイド言語です。HTMLに埋め込むことができるため、親しみやすい言語です。また、他の言語と比べ取得がしやすく、WEBアプリケーション開発に特化した言語です。
AWSでは、資料や動画を使いPHPを学ぶことができ、開発者のコミュニティに参加することで、分からない部分の解決に役立つでしょう。
ここからは、PHPの言語を使い開発できるものをご紹介します。
お問い合わせフォーム
お問い合わせフォームの作成ができます。企業ページや予約ページ、個人のページなどのWebサイトやアプリケーションに設置されていて、ほとんどの人が実際に利用したことがあるでしょう。
PHPは人気のある言語のため、インターネット上にフォームのプログラミングが公開されている場合が多いです。PHPの基礎が理解できているなら、初心者のエンジニアの人でも、比較的作成しやすいです。
ホテル・レストランなどの予約システム
ホテルやレストランサイトなどでの予約時に利用する、予約システムの作成ができます。
予約する際に目にする、日程や時間の空き状況を判断し表示します。また、予約する人がいつでも予約できるよう、24時間システムで対応しています。お店側、ユーザー側、どちらにとっても便利なシステムになっています。
ログイン機能
ログインやログアウト、新規登録の機能をPHPで作成できます。
GmailやSNS、予約サイトなど、多くのWebサービスにログイン機能が使われているため、何かサービスを作る場合は、必須の機能と言えるでしょう。
ECサイト
AmazonやメルカリなどのECサイトを作成できます。
最近は企業だけではなく、個人でECサイトを運営する人が増えているため、簡単にECサイトを構築できる、ASPを利用する傾向が多いです。
フロントサイドに、HTML、CSS、JavaScript、サーバサイドにPHPやJavaを使用することで、自由度の高いECサイトを作ることができます。
商品を掲載し、その後ユーザー側が行う、カートへの追加、購入、決算処理などの、ショッピングサイトで利用される一連の機能の開発が可能になります。
AWSサービスの種類5つ
AWSにはたくさんのサービスがあります。主には、サーバー環境構築、データ保存、コンテンツ配信、データベース利用、専用回線、セキュリティ対策などのサービスを提供しています。
ここからは、代表的なサービス、関連ツールをご紹介します。
EC2(Elastic Compute Cloud)
仮想サーバーの構築をするサービスです。
仮想環境をクラウド上に作ることができ、アプリケーションサーバーとデータベースサーバーなどが同時に必要な場合でも、複数のサーバーを構築することができます。
ほんの数分でシステム構築ができ、EC2の設定画面でハードディスクやメモリの増設が簡単に操作できる、というメリットもあります。
S3(Simple Storage Service)
クラウド型のストレージサービスです。容量無制限で利用でき、オブジェクトの格納や管理、Webサービスのデータバックアップやアーカイブなどの機能も使うことができます。
このS3はAWSの無料利用枠に入っているので、無料で利用することができます。
CloudFront
安全性を備えた、コンテンツ高速配信サービスです。
動画、アプリケーションなどの、動的、静的に関わらずWebコンテンツをスムーズかつスピーディーに配信できます。Amazon Prime VideoやHuluなどの大手動画配信サイトもCloudFrontを導入しています。
世界中にエッジサーバーを持つため、海外からのアクセスでも、同様の速さで対応できます。また、レイテンシを低減できるため、安定している状態で動画配信を見ることができます。
RDS(Relational Database Service)
AWSのデータベースサービスです。
リレーショナル型データベースなので、Excelのように行と列で管理できることから、顧客リストや商品リストなど、幅広いデータ管理に利用できます。AWS側で自動で行われる部分がほとんどなので、情報の追加や更新を行うだけで、構築、運用することができます。
CloudWatch(Amazon CloudWatch)
それぞれの機能をAWS上で監視ができるサービスです。
システムが作業をするので、人的なミスを発生させずに運用でき、負荷を軽減できます。また、無料で利用することができ、ログを取得できるため、長期的に運用し、管理、分析をすることも可能になります。
セットアップする必要はなく、異常がある箇所を自動で修復するため、初心者の人でも使いやすいサービスです。
AWS SDK for PHPを利用しよう
クラウド型で利用できるAWSはコスト面、セキュリティ面でしっかりサポートを受けることができます。コミュニティがあるので、初心者の人でも安心して、気軽に利用することができるでしょう。
また、SDKを使うことで、詳しい仕組みを理解していなくても、実装することができるため、コストや労力の削減に繋がります。それぞれのSDKごとに使い方が違うため、ある程度の慣れは必要になります。
この機会に、AWSを使ってPHPを利用してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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