AWS Educateのメリット5つとは?申請の流れを解説!


そもそもAWS Educateとは
AWS Educateとは、クラウドに関するスキルを教育機関で提供するために設計されたカリキュラムパッケージです。AWSは、アマゾンウェブサービスの略です。
AWS Educateは200以上の国と地域の教育機関で活用され、何万人もの教員と学生の橋渡しをしてきました。そして、AWS Educate加盟校は約2600であり、加盟校にはより多くのサービス利用やクレジットの増額などの特典を受けることができます。
AWS Educateでできることって?
AWS Educateには無料機能が多く、オンライン学習コースであるパスウェイとバッジからクラウドを学び、デジタル資格を取得できます。パスウェイは学生が志望する職業に沿った学習コースであり、バッジはIoTやDeepRacerなどのテクノロジーに特化したプログラムです。
AWS Educateの教員用ポータルにはクラスルーム機能があり、講義に合わせて工夫した使用が可能です。また、ビデオ通話や画面シェアができるため、在宅学習やリモートワークに重宝します。
AWS Educateのメリット5つ
AWS Educateは中高生にも使いやすく、経済面や学習面でさまざまな恩恵を受けることができます。
これから、AWS Educateによるメリットの5つであるクレジットカードの登録が不要、クレジットがもらえる、トレーニングへの参加、コンテンツへのアクセス、ツールの使用などをそれぞれ詳しく紹介していきます。
メリット1:クレジットカードの登録が不要
AWS Educateは、Starterアカウントでサインインすればほとんどの機能が無料で利用でき、クレジットカードを登録しなくても構いません。そのため、自分のクレジットカードを持たない学生にも使いやすいサービスと言えます。
一方、助成クレジットを受け取る際は、AWSアカウントにクレジットカードを登録しておく必要があります。
メリット2:AWSで使えるクレジットがもらえる
AWS Educateでは、メールに書かれたコードを入力すると、AWSで使えるサービスクレジットがもらえます。受け取れるクレジットは、AWS加盟校と非加盟校で異なり、卒業するまでは毎年追加されます。
また、教員や学生は、学術研究や起業プロジェクトに関する助成クレジットも授与できます。なお、承認にあたって、プロジェクトの独創性や有用性、AWSの用途などの要素が考慮されます。
メリット3:AWSトレーニングへ参加できる
AWS Educateを利用すれば、AWSが無料提供している教材やトレーニングへ参加できるようになります。トレーニングでは、クラウドに関する幅広い学習の他、高度な数学や機械学について取り組むことができます。
なお、AWSの機能を詳しく知りたい方へは、無料のオンデマンドデジタルコースと一部有償の遠隔授業型トレーニングが受けられる追加パスウェイもおすすめです。
メリット4:学習コンテンツへアクセスできる
AWS Educateでは、多種多様な学習コンテンツへ気軽にアクセスでき、リモート学習にうってつけです。クラウドキャリアパスにおいては、学生が携わりたい職務に合わせた25時間以上の自習型コンテンツも用意されています。
そのため、学生はAWS Educateによって最先端教育を学べる環境がそろい、着実に進路実現に向かうことができるでしょう。
メリット5:コラボレーションツールを利用できる
AWS Educateに登録すると、教育技術のスタートアップアクセラレーターであるAWS EdStartによるコラボレーションツールを利用できます。
AWS EdStartでは、AWS EdStart利用者の他、起業家や教育専門家の映像を閲覧することが可能です。成功者を間近に感じることにより、学習へのモチベーションの向上につながるでしょう。
また、AWS EdStartをサポートする教育組織へは、イベント登録料割引やコンテンツへの無料アクセスなどの特典があります。
AWS Educateの申請の流れ3つ
AWS Educateに登録するには、AWS Educateチームへ申請する必要があります。なお、非加盟に属していてもAWS Educateの利用が可能です。
AWS Educateの申請を「申請」「メール確認」「ログイン」の3段階に分けて手順やポイントなどを、それぞれ詳しく紹介していきますので流れを把握しましょう。
AWS Educateの申請の流れ1:申請をする
AWS Educateの利用には、14歳以上の学生や教育者、米軍からの退役者と転職者およびその配偶者であることが必要です。立場を選択した後、所属する教育機関や申請者の情報を入力します。登録するメールアドレスは、教育機関から提供される末尾が.eduとなるアドレスが基本です。
申請が確認されるまで学生は48時間、教育者および教育機関は5〜10日程度かかります。なお、個人のメールアドレスで登録することもできますが、申請確認までの時間が長引いたり在学証明書の提示が求められたりします。
AWS Educateの申請の流れ2:メールを確認する
申請手続き中、利用規約に同意すると「Email Verification – AWS Educate Application 」、申請が完了すると「Thank You for Applying for AWS Educate」という件名のメールがAWSから届くので、それぞれ確認してリンクをクリックしましょう。
申請が確認され承認されれば、件名「AWS Educate Application Approved」のメールが送られます。もし、問題が起きた場合は、メールに記載されているAWS Educateサポートへの問い合わせ方法を確認し質問してみましょう。
AWS Educateの申請の流れ3:ログインを行う
「AWS Educate Application Approved」の承認メールを受け取ったら、メールの指示に従ってポータルへログインします。なお、承認までに数日かかる場合があるので、承認をきちんと確認してから次の手順へ進むようにましょう。
無事にログインができれば登録完了です。このとき設定したパスワードは、忘れないように控えておきましょう。
AWS Educateを使うときの注意点
AWS Educateは、外部サイトvocareumを経由するため、メールアドレスを始めアカウント情報の変更ができないなど使いにくく感じる場合があります。また、対象者が限られていて、加盟校出身であっても既卒者は利用できません。
AWS Educateは学生の間はさまざまな機能が無料で使用できますが、通常のAWSには初回登録から12ヶ月間無料の特典があります。よって、1年以内に卒業する方へはAWS Educateより通常のAWSがおすすめです。
AWS Educateへの理解を深めよう
AWS Educateにより高度な教育が可能となり、各分野の専門家やグローバル人材を育成することにつながります。
昨今は新型コロナウィルスの影響でオンライン授業の質を向上する必要性が訴えられ、AWS Educateへの注目も強まりました。AWS Educateについて知り、学生と教員の相互作用を図り教育の質を高めましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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