AWSデータセンターが行う取り組み3つ|東京・大阪リージョン拠点について
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


AWSのデータセンターとは
AWSには「Availability Zone」(AZ)というデータセンターの概念があり、AZは世界中に設置されています。
AWSでは世界中にあるデータセンターから175以上の豊富なサービスを提供しており、日本にも東京と大阪にデータセンターが配置されています。
また、AWSのデータセンターはセキュリティを第一に考えて設計されており、実際に統制による具体的なセキュリティを実現しています。
AWSのデータセンターの役割3つ

AWSのデータセンターの役割1:セキュリティの保護のため
AWSのデータセンターにはセキュリティ保護の役割があります。 データセンターはセキュリティ保護を念頭に設計が行われており、データセンターへのアクセスは記録、監視され、アクセスログなどの情報も保持されるようになっています。 また、AWSではモニタリングによって取得したデータを活用し、セキュリティの工場を行っています。AWSのデータセンターの役割2:ユーザーへのサポート
AWSのデータセンターにはAWSユーザーをサポートする役割があります。 AWSでは多くのサービスを提供しており、AWSのサービスを利用するユーザーをサポートする体制が整っています。 また、AWSのデータセンターはセキュリティを重視し、データセンターのエリアのAWSユーザーをサポートしています。AWSのデータセンターの役割3:ネットワーク遅延の解消
AWSのデータセンターにはネットワーク遅延を解消する役割があります。 AWSでは世界の各所にリージョンとデータセンターを設置することにより、そのエリアでのAWSのネットワークを快適に利用できるようにすることが可能です。 日本でも2011年に「東京リージョン」という拠点が開設され、日本国内にデータセンターが構築されたことにより、それまでの国内でのAWSネットワークの遅延問題が解決されました。AWSデータセンターが行う取り組み3つ

データセンターが行う取り組み1:自然災害への対策
AWSデータセンターでは自然災害や火災などのリスクへの対策を行っています。 データセンターは自然災害を考慮し、安全な場所に設置されています。また、自然災害だけでなく火災などの脅威に対しても対策を講じており、データセンターを保護するための自動センサーや応答装置を設置しています。 たとえば漏水検知デバイスはポンプで自動的に漏水を除去し、自動火災検知や消火装置は従業員と消防士に問題を知らせます。データセンターが行う取り組み2:自動化システムの構築
AWSデータセンターでは自動化システムの構築を行っています。 AWSデータセンターは障害を未然に防いだり、障害発生時には障害に耐えられるような設計が行われています。また、自動化システムによって障害などの影響を受けたエリアからトラフィックを移動します。 さらにアベイラビリティーゾーン同士の間で自動的に待機システムに切り替えることで、アプリケーションを中断せずに可用性を保つことができるようになっています。データセンターが行う取り組み3:第三者監査による検証
AWSデータセンターでは第三者監査によるセキュリティやコンプライアンスの検証を行っています。 AWSではISO/IEC 27001:2013、27017:2015、27018:2014に準拠しているという認定は独立した第三者監査人によって行われます。 このようにAWSでは国際的に認められている世界基準のセキュリティ管理を行っており、業界のベストプラクティスに則ったセキュリティプログラムとなっています。AWSデータセンターの設備4つ

AWSデータセンターの設備1:データレイヤー
データレイヤーはAWSデータセンターでのカスタマーデータを保持する設備です。 データレイヤーはカスタマーデータを保持することから、高い防御策を持っている必要があります。そのため、データレイヤーを保護するための管理カメラや脅威検出機器、システム的な手続きを用意しています。 たとえば、サーバールームは多要素認証必須の電子制御デバイスによって保護されており、技術的な侵入も阻止することが可能です。AWSデータセンターの設備2:インフラストラクチャー・レイヤー
インフラストラクチャー・レイヤーはAWSの各種機械やそれらの運用システムなどの設備です。 データセンターの建屋や電力ジェネレーター、冷却暖房換気空調設備、消火設備などがインフラストラクチャー・レイヤーに該当します。 インフラストラクチャー・レイヤーはサーバーを保護する役割を持つため、ひいてはユーザーの大切なデータを保護する役目を持っています。AWSデータセンターの設備3:環境レイヤー
環境レイヤーはAWSデータセンターにおける環境固有の要因について考慮するものです。 AWSデータセンター設置のための立地の選択や建設、運用や維持といった環境要因に関する部分が環境レイヤーに該当します。 環境レイヤーでは地震や異常気象、洪水などの自然災害によるリスクを軽減するため、データセンターの立地については慎重に検討して設置場所を決定しています。AWSデータセンターの設備4:境界防御レイヤー
境界防御レイヤーはAWSデータセンターにおける物理的な防御設備です。 AWSデータセンターの物理的なセキュリティのことを環境防御レイヤーと言い、具体的には保安要員や侵入検知テクノロジー、防御壁、監視カメラといったさまざまなセキュリティに関する装置が該当します。 境界防御レイヤーは立ち入り規制が行われており、入口には警備員が配置されており、さらにゲート部分は監視カメラによって監視されています。AWSデータセンターの所在地・住所について

所在地・住所が非公開となっている理由
AWSのデータセンターは保安上の理由から所在地が非公開となっています。 AWSは世界中にサーバーを分散配置しており、ユーザーは自分が好きなエリアのサーバーを利用できるようになっています。そのため大体のエリアについてはわかるようになっています。 しかし具体的にどこにあるのかは保安上の理由から非公開となっており、データセンターに勤めているAWS従業員もAWSの関係者であることを伏せていると言われています。国内で展開しているAWSデータセンター
日本国内には2か所にAWSデータセンターがあります。 国内とは東京と大阪の2か所にリージョンが設けられており、それぞれ拠点としてデータセンターが存在しています。 ここでは日本にある東京リージョンと大阪リージョンについてご紹介しますので、どのような構成になっているのか参考にしてみてはいかがでしょうか。東京データセンター
東京リージョンは初めて開設された日本のクラウド向けデータセンターです。 前述のとおり、日本では2011年に東京リージョンが開設され、日本国内に初めてデータセンターが構築されました。 東京リージョンはAWSにおける5つ目の拠点となっており、アジアパシフィックでは2つ目のデータセンターとなっています。東京リージョンが開設されたことで、より日本でのAWSの利用が広まりました。大阪リージョン
大阪リージョンは日本国内で2例目のデータセンターです。 アジアパシフィックでは9番目のリージョンとなっており、現在その機能は限定的となっています。しかし2021年には3つのAZを持つフルリージョンへと拡張され、ユーザーにレジリエンスを提供するデータセンターとして機能することになっています。AWSデータセンターの今後の展望2つ

イスラエルへの拠点展開
AWSではイスラエルにデータセンターの開発を検討しています。 AWSのイスラエルへのデータセンター開発は、まだ初期段階となっていますが、3か所のデータセンターの建設を計画しています。また、開発に関しては入札となる可能性があるでしょう。 AWSの他には、オラクルが2020年に1か所のリージョンを開設しており、Azureも2021年にイスラエル初のリージョンを立ち上げます。再生可能エネルギープロジェクトの推進
AWSでは環境に配慮した再生可能エネルギープロジェクトを進めています。 AWSは100%再生可能エネルギーの取り組みを実施しており、2018年度には再生可能エネルギーの使用率は50%を超えています。 また、再生可能エネルギープロジェクトに加えてウィンドファームやソーラーファームの開発を進めており、これらが完成することで年間2,900,000MWh以上の再生可能エネルギーを生成すると言われています。AWSのデータセンターでの取り組みを理解しよう

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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