Salesforce System ModStampとは?その機能と特徴についてご紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


Salesforce System ModStampとは?
Salesforce System ModStampとは、Salesforceで扱われるレコード更新日を記録する標準のシステム項目のことです。オブジェクトにおける参照項目は、API操作時に自動的に更新されます。
System ModStampは、ユーザーによるもの、または、あるきっかけで起こる自動的なプロセスによって、最終更新された日時を表します。
(この場合のプロセスとは、Apexによるものではなく、標準機能を実装するために実行するSalesforceコードによるプロセスのことです)
また、System ModStampの特徴として、データをSalesforceにインポートして参照元システムの監査項目の値を保持する場合、監査項目の値を設定できないことが挙げられます。
その他のアカウントやケースカスタムなどの項目は、設定可能ですが、System ModStampだけは設定できないので覚えておきましょう。
システム項目とは?

Salesforceのシステム項目
Salesforceのシステム項目には、System ModStampとLastModifiedDateの2種類があります。2つともタイムスタンプとしての機能を持っていますが、異なる性質を持っています。 タイムスタンプとは、特定の時刻が付与されるファイルなどの電子データのことです。例えば、ファイルの作成日時、更新日時、アクセス日時などがタイムスタンプに当たります。 ある時刻に電子データが存在していたことや、その時間以降、改ざんされていないことを証明するためのセキュリティ上の重要なデータといえます。 時刻認証サービスや時刻配信サービスといった信頼度の高い時刻のファイルデータが必要な企業に対して行っているタイムビジネスと呼ばれるサービスがあることからも、その重要性がわかります。システム項目 LastModifiedDateとの違い
System ModStampが引き金(トリガ)となって、自動化されたプロセスによってレコードが最終的に修正された日時のことを表すのに対して、LastModifiedDateは、ユーザーによってレコードが最終的に修された日時を表します。 自動化されたプロセスによるレコード更新の場合、System ModStampによって日時の更新が行われますが、記録保管場所であるアーカイブが365日を超える場合や、既存の選択リスト値が更新される場合などは、System ModStampの機能が自動的に働き、日付データが付与されます。 他にも、System ModStampはインデックスが保持されていますが、LastModifiedDateはインデックスが保持されていないという違いがあります。そのため、LastModifiedDateでのクエリと呼ばれる質問での検索がうまく働かないケースが多くなります。プリミティブデータ型の使用について(Datetime)
プリミティブデータ型とは、Salesforce内のAPIで使われている基本的なデータ型のことです。このプリミティブデータ型の中にタイムスタンプに関する値も含まれています。 「Datetime」の値は日付と時間の値(タイムスタンプ)を処理しているので、System ModStampにも関連します。 この項目は協定世界時と呼ばれる世界基準の時刻に対して、精度が1秒の完全なタイムスタンプを保存しています。ローカル時間(現地時間)に変換する場合は、クライアントアプリケーションで処理する必要があります。API情報の設定(Defaulted on createとFilter)
System ModStampの項目は、API項目のプロパティである、「Defaulted on create」と「Filter」に属しています。 「Defaulted on create」とは、作成時に他の値が指定されていない場合に既定値が指定されるオブジェクトであり、「Filter」とは、SOQL (Salesforce Object Query Language)クエリと呼ばれるSalesforce専用に設計された言語での問い合わせや要求を表すFROM句または、WHERE句の検索条件として使用できるオブジェクトです。Salesforce System ModStampについて詳しくなろう

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
-
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
最新の投稿
- 2024-12-27営業インタビュー情報共有の活性化の中心に。SP企画部の新たな取り組み
- 2024-07-01営業インタビュー最短で当日にご提案可能。 OPE営業の対応が早い3つの理由
- 2024-07-01営業インタビュー研修見学ツアーが高評価!「お客様のOPEに対する期待を高め、継続に貢献できればと思います。」
- 2024-07-01営業インタビュー信頼関係を構築し、エンジニアの長期就業へ
ITエンジニアの派遣を利用したい企業様へ

- 求人・転職サイトや自社採用サイトを使っているが、自社に合ったITエンジニアが応募してこない…
- すぐに採用したいが、応募がぜんぜん集まらない
こんな悩みをお持ちの採用・人事担当者の方は、
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
当社のITエンジニア派遣サービスは
- 派遣スピードが速い!(最短即日)
- 4,500名のエンジニアから貴社にマッチした人材を派遣
- 正社員雇用も可能
こんな特長があり、貴社の事業やプロジェクトに合った最適なITエンジニアを派遣可能です。
まずは下記ボタンから無料でご相談ください。