AWS認定試験申し込みの前に確認すること4つ|申し込み手順も紹介


AWSの認定試験とは
AWS認定試験とは、AWSの知識やスキルのレベルを証明できるAmazon公式の資格です。AWS認定を取得すれば、AWSを利用したクラウドに関する専門知識や習熟度を立証できます。
AWSとは、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングの総称で、正式名称は「Amazon Web Service」といいます。クラウドコンピューティングはインターネット上でデータベース・ソフトウェア・サーバ・ストレージといったサービスを提供するシステムです。
AWS認定試験は難易度によって「基礎コース」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「専門知識」に分かれています。
AWSの認定試験申し込みの前に確認すること4つ
AWS認定試験を受験するためには、まず申し込みの手続きが必要です。申し込みをする前に確認することを4つ紹介しましょう。
確認が必要な4つとは「支払方法」「AWS認定アカウント」「試験日」「プロバイダの選択方法」です。それぞれの項目について解説します。
申し込みの前に確認すること1:支払方法はクレジットのみ
個人でAWS認定試験を受ける場合の支払方法は、クレジットカードのみとなっています。AWS認定試験の申し込みをするとき、クレジットカードを用意しておきましょう。
受験料は、基礎コースが11,000円(税別)で、アソシエイトレベルで15,000円(税別)となっています。さらに、プロフェッショナルレベルや専門知識になると30,000円(税別)です。詳細な受験料は公式サイトで確認しておきましょう。(2020年12月18日時点)
申し込みの前に確認すること2:AWS認定アカウントが必要
AWS認定試験を受験するためには、AWS認定アカウントが必要です。このアカウントは、トレーニングやAWS認定試験専用となっています。
AWS認定試験の受験を検討している方は、アカウントを新規で作成する必要があります。AWSの公式サイトで確認してください。
申し込みの前に確認すること3:試験日は自由
オンラインで受験する場合、自分のスケジュールに合わせて試験日を決められます。ただし、試験センターで受験する場合は、事前に確認・予約が必要です。
オンラインの場合、プライベート空間や自宅で受験できます。試験監督員とは遠隔でつながっており、ウェブカメラやスクリーン共有アプリケーションで対話することが可能です。
一方、試験センターではスタッフが常駐しており、要件を満たしたコンピュータが用意されています。予約可能かどうかは試験センターで異なるため、余裕をもって計画を立ててください。
申し込みの前に確認すること4:プロバイダの選択方法
AWS認定試験を実施している企業が2社あるので、申し込みをする前に、どちらか1社を選ぶ必要があります。試験を実施している企業とは「PSI」と「ピアソンVUE」です。2社とも世界各国でAWS認定試験を提供しています。
たとえば、オンライン試験の場合「ピアソンVUE」は日本語で試験監督対応をおこなっています。一方、「PSI」は日本語対応がなく、英語でやり取りをする必要があります。
「PSI」と「ピアソンVUE」それぞれの特徴について解説します。あなたに適したスタイルを選んだ上で、受験を申し込みましょう。
PSIの場合
PSIは、本社がアメリカにあり、70年以上にわたってさまざまな人材管理ソリューションをおこなってきました。世界各国で年間1500万をこえるテストや評価を提供しています。
オンラインでAWS認定試験を受ける場合、試験監督員とのやり取りは全て英語になるので注意してください。PSIの公式サイトにオンラインの利用方法が説明されています。試験に申し込みをする前に確認しておきましょう。
ピアソンVUEの場合
ピアソンVUEはCBT業界のリーディングカンパニーとして、ライセンス試験から模擬試験までさまざまなテストを世界各国に提供している企業です。アメリカのブルーミントンに本社があり、日本では東京都千代田区にオフィスがあります。
ピアソンVUEでオンライン試験を受験する場合、試験監督員の言語を日本語か英語か選択することが可能です。言語の選択はAWS認定試験の予約時におこないます。ピアソンVUEの場合も公式サイトに利用方法について説明されています。申し込みの前に確認することが大切です。
AWS認定試験の申し込み手順6つ
AWS認定試験の申し込み手順を紹介しましょう。今回は「AWS認定サイトへアクセス」「SIGN IN」「必要情報の入力」「試験の予約」「受験場所の選択」「クレジットカード情報入力」という手順で紹介します。
AWS認定試験に申し込みをする前に、試験の内容や形式、受験料や準備物についてチェックしておきましょう。
AWS認定試験の申し込み手順1:AWS認定サイトへアクセスする
AWS認定試験に申し込みをするとき、まずはAWS認定サイトへアクセスしてください。AWS認定サイトへアクセスするためには、アカウントが必要です。AWSの公式サイトからAWS認定サイトへアクセスできます。
AWS認定試験の申し込み手順2:サイトで「SIGN IN」を行う
AWS認定サイトにアクセスしたあとは「SIGN IN」をおこなってください。サイトにサインインすれば画面が変わるので、「新しい試験の予約」をクリックしてください。「新しい試験の予約」に必要な情報を入力していきましょう。
AWS認定試験の申し込み手順3:必要情報を入力する
AWS認定試験の申し込みをするとき、必要な情報を入力してください。必要な情報とは、あなたが受験する試験の種類、受験形態などが挙げられます。サイトの指示を確認しながら間違いのないように必要な情報を入力しましょう。
AWS認定試験の申し込み手順4:試験の予約をする
AWS認定サイトにサインインしたあとは、試験を予約します。AWS認定試験の一覧が表示されるので、間違いのないように選択してください。
AWS認定試験を実施している企業は「PSI」と「ピアソンVUE」の2社になります。どちらの企業を利用するか決めておきましょう。
AWS認定試験の申し込み手順5:受験場所を選ぶ
AWS認定試験に申し込みをするとき、受験場所をどこにするか選びましょう。自宅やプライベート空間で受験したい方は、オンライン試験を選択してください。あるいは、試験センターを選択した方は、最寄りの試験センターがどこにあるか調べておきましょう。
AWS認定試験の申し込み手順6:クレジットカード情報を入力する
AWS認定試験の支払いはクレジットカードになります。試験に申し込みをするときは、クレジットカードを準備しておきましょう。
使用できるクレジットカードは、2社ともJCB 、Visa、Mastercard 、American Expressです。さらに、PSIはDiscover カードも利用できます。
支払いのページで、クレジットカードの情報を入力し、同意事項を確認の上、所定の項目をクリックします。支払いができれば、AWS認定試験の申し込みも完了となります。
自宅でAWS認定試験を受ける際の注意点4つ
自宅でAWS認定試験を受けるときの注意点を4つ紹介しましょう。4つの注意点とは「ウェブカメラとマイクが必要」「個室が必要」「試験30分前に準備」「最低限の英語力が必要」の以上です。
AWS認定試験でオンライン試験を選択すれば、都合のよい日程で自宅受験が可能です。ただし、事前確認を怠ると、思わぬ問題が発生する可能性があります。注意点をふまえながら、万全の態勢で試験にのぞみましょう。
自宅でAWS認定試験を受ける際の注意点1:ウェブカメラとマイクが必要
自宅でオンライン試験を受けるとき、ウェブカメラとマイクが必要です。オンラインの場合、試験監督員とウェブカメラとスクリーン共有アプリケーションを使って対話をおこないます。また、試験中、ウェブカメラとマイクを通して監督もおこなっているのです。
自宅でAWS認定試験を受ける際の注意点2:第三者が入らない個室が必要
ピアソンVUEのオンライン試験を利用する場合、第三者が入室しない個室を用意しておきましょう。受験が始まってから、他の方が入らないよう注意してください。
また、受験中の離席(トイレも含む)や受験と関係のない行動(エアコンの操作や水分補給など)も認められていないため、注意しておきましょう。
余計なものは置かない
受験する部屋には余計なものは置かないでください。受験する部屋の写真に不要なものが撮影されている場合、写真の再提出を求められるケースがあります。受験環境を事前に整備しておきましょう
自宅でAWS認定試験を受ける際の注意点3:試験30分前に準備を始める
受験当日は、開始30分前から準備を始めてください。たとえば、ピアソンVUEを利用した場合、受験当日に4つの手続きをおこなってからAWS認定試験を受験します。
受験当日におこなう4つの手続きとは「サインイン」「アプリケーションの起動」「受験写真の撮影と送信」「受付」です。
目安時間ですが、「アプリケーションの起動」と「受験写真の撮影と送信」の場合は約10~15分かかるとされています。「受付」では、約5~10分かかるとなっています。受験当日は時間に余裕をもって行動するようにしましょう。
証明写真や受験する部屋の写真を求められる
ピアソンVUEを利用した場合、受験当日に「受験者の証明写真(1枚)」「本人確認書類(表裏1枚)」「受験に利用する部屋の写真(4枚)」を送信しなければなりません。
具体的には、SMSに送られたURLにアクセスし画面の指示にもとづいて写真を撮影・送信します。受験当日は、スマートフォンと本人確認書類(運転免許証またはパスポート)を手元に準備しておきましょう。
自宅でAWS認定試験を受ける際の注意点4:最低限の英語力が必要
AWS認定試験をオンライン試験で受験する場合、最低限の英語力が必要です。特に、PICの場合は日本語対応がないため注意してください。ピアソンVUEは日本語か英語かを選ぶことが可能です。
ピアソンVUEで日本語を選択した場合、試験監督員は日本語で対応します。試験監督員とのやり取りは、ボイスチャットあるいはテキストチャットでおこなわれます。
主なAWS認定試験の種類5つ
AWS認定試験の種類はどんなものがあるのでしょうか。
ここからは、クラウドプラクティショナーやソリューションアーキテクトアソシエイトをはじめ主なAWS認定試験の種類5つについて紹介します。
AWS認定試験の種類1:クラウドプラクティショナー
クラウドプラクティショナーはAWS認定試験の基礎レベルに該当します。試験内容は、AWSクラウドの基礎的な知識やスキルが問われる問題となっています。
受験推奨レベルは、最低6か月のAWS使用経験者、ITサービスの基本的知識の所有者、AWSクラウドプラットフォームの使用経験者とされています。
受験スタイルは、試験センターかオンライン試験かいずれかを選択可能です。試験時間は90分、料金は11,000円(税別)となっています。対応言語は英語・日本語・韓国語・インドネシア語(バハサ)、中国語(簡体字)です。
AWS認定試験の種類2:ソリューションアーキテクトアソシエイト
ソリューションアーキテクトアソシエイトはAWS認定試験のアソシエイトレベルに該当します。受験推奨レベルは、1年以上の実務経験があるソリューションアーキテクト担当者となっています。
試験の実施形式は、試験センターかオンライン試験かどちらかを選ぶことが可能です。試験時間は130分間、受験料は15,000円(税別)になります。言語は英語・日本語・韓国語・中国語(簡体字)に対応しています。
AWS認定試験の種類3:ソリューションアーキテクトプロフェッショナル
ソリューションアーキテクトプロフェッショナルはAWS認定試験のプロフェッショナルレベルになります。受験推奨レベルはAWSのシステム管理や運用経験が2年以上あるソリューションアーキテクト担当者としています。
試験時間は180分間で、受験料は30,000円(税別)です。対応言語は英語・日本語・韓国語・中国語(簡体字)になります。実施形式はオンライン試験か試験センターかどちらか1つを選べます。
AWS認定試験の種類4:デベロッパー
デベロッパーは、AWS認定試験のアソシエイトレベルにあたります。受験推奨のレベルは、AWSベースのアプリケーション開発・保守の経験が1年以上ある技術者が対象です。
AWS認定試験のデベロッパーに認定されれば、AWSの主要サービスや使用方法などの知識、AWSを使用するクラウドベースのアプリケーション開発などの習熟度を立証できます。
試験の実施形式は試験センターかオンライン形式か選択することが可能です。デベロッパーの試験時間は130分間、受験料は15,000円(税別)となっています。対応言語は、英語・日本語・韓国語・中国語(簡体字)になります。
AWS認定試験の種類5:DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、プロフェッショナルレベルになります。受験推奨レベルは、AWS環境のプロビジョニング・運用・管理の経験が2年以上あるDevOps技術者とされています。認定されれば、専門的知識や技術的スキルの立証につなげることが可能です。
テストの実施形式は試験センターかオンライン試験か選べます。試験時間は180分間、受験料は30,000円(税別)です。言語は英語・日本語・韓国語・中国語(簡体字)に対応しています。
AWS認定試験の申し込み方法を確認しよう
AWS認定試験を受ける前に申し込み方法を確認しましょう。AWS認定試験にチャレンジすることで、専門的知識や技術スキルの検証につながり、ビジネスとキャリアをアップさせることが可能です。
AWS認定試験は基礎レベルから高度なレベルまで用意されています。
また、公式サイトで模擬試験やサンプル問題の確認も可能です。AWS認定試験に申し込みをする前に、試験内容やレベル、確認事項や申し込み手順、オンライン試験の注意点などについて確認しておきましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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