Webディレクターとは?仕事内容5つや求められるもの9つを紹介


Webディレクターとは?
Webディレクターとは、Web制作におけるプロジェクトの管理する職種です。クライアントのニーズを満たすWebサイトを構築するために、Web制作にかかわるさまざまなメンバーを取りまとめ、業務をディレクションすることが主な仕事となります。
本記事ではWebディレクターの仕事内容や求められる知識やスキルなどを紹介していきますので、Webディレクターを目指している方や興味を持っている方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
Webディレクターは4つに分類される
Webディレクターとひとくちに言っても、Webディレクターは携わる内容によって4つの種類に分類できます。そのため、どのタイプのWebディレクターになるかによって仕事内容は大きく異なるでしょう。
ここでは、まずはWebディレクターの4つの分類について紹介していきます。
1:システム系
「システム系」とは、システム開発系の会社でディレクションを行うWebディレクターです。
システム系はシステム会社に所属してWeb制作を行うWebディレクターなので、もともとはプログラマーやシステムエンジニアなどの業務を行っていた人がキャリアアップし、Webディレクターになったケースが多い傾向にあります。
2:クリエイティブ系
「クリエイティブ系」とは、Web制作会社でディレクションを行うWebディレクターです。「アート・クリエイティブ系」とも呼ばれるWebディレクターで、要望を満たすための設計を行うというよりも、よりクリエイティブなスキルを活かして業務を行います。
そのため、アートディレクターと呼ばれることもあります。
3:企画系
「企画系」とは、企業にあるWeb制作部署でディレクションを行うWebディレクターです。企業のマーケティングのための制作部門で業務を行うWebディレクターとなっており、企業のWebサイトのディレクションを行うことが主な仕事です。
Web制作を依頼する外部のクライアントがいるわけではないため、基本的に企業の利益をアップさせるための企画を立案し、Webサイトにその要素を追加していくようなケースが多い傾向にあります。
4:営業系
「営業系」とは、Webサイト制作の営業も担当しているWebディレクターです。そのため、営業系のWebディレクターは企業内でのWeb担当者であるケースが多い傾向にあります。
Web制作を行いながらWeb制作の営業活動も行っているようなパターンが該当します。
Webディレクターの代表的な仕事5つ
ここまで紹介したとおり、Webディレクターには4つの分類があるため、どの分類のWebディレクターになるかによって仕事内容には多少の違いはあります。しかしWebディレクターが行う仕事には、いくつかの代表的な仕事もあります。
ここではWebディレクターの代表的な仕事5つを紹介しますので、どのような仕事があるのか参考にしてみてください。
1:プロジェクトの管理
Webディレクターはクライアントの要望をヒアリングし、スタッフを取りまとめてWeb制作プロジェクトの管理を行います。業務内容には多少の違いはありますが、プロジェクトの流れを管理する仕事に違いはありません。
スケジュールの進行管理を行い、遅延なくWeb制作していくための、クライアントとスタッフとの橋渡しを行います。
2:企画や提案
Webディレクターはクライアントが求めているWebサイトやWebサービスの企画や提案などを行います。クライアントの要望をヒアリングし、Webサイトのターゲットや制作の目的、要望などをつめていきます。
また、予算に合わせて納期やスケジュール、必要な人員、見積もりなどを行い、クライアントやスタッフに内容が伝わりやすい企画書を作成します。
3:ドキュメントの作成
Webディレクターは各種ドキュメントの作成を行います。Webディレクターはさまざまなドキュメントを作る職種です。企画書、ワイヤーフレーム、プレゼンテーション資料、見積書など、Webディレクターが作成する資料は多い傾向にあります。
見やすく伝わりやすいドキュメントを作るには、ドキュメントの構成やレイアウトについての知識も必要とされるでしょう。
4:Webマーケティング
WebディレクターはWebマーケティングを行います。
企業が運用するWebサイトは、デザインや使いやすさだけでなく、どれだけ多くのユーザーを流入できるかが非常に重要なポイントになります。そのためWebディレクターにはSEOなどのWebマーケティングの知識やスキルが必要となります。
5:Web業界の動向把握
WebディレクターはWeb業界の動向把握を行います。Web業界はトレンドの移り変わりが激しいことから、Webディレクターは常にWeb業界の動向を把握しておく必要があります。
そのため、さまざまなWebサイトを見て常に最新のトレンドを理解することもWebディレクターの仕事です。
Webディレクターに求められるもの9つ
Web業界は非常に人気の業界なことから、Webディレクターも人気の高い職種だと言えます。そのため、将来Webディレクターになりたいという方も多いのではないでしょうか。
それでは、Webディレクターになるにはどのような知識やスキルが必要になるのでしょうか。ここではWebディレクターに求められるもの9つを紹介しますので、どのようなものが求められるのかぜひ参考にしてみてください。
1:専門知識
WebディレクターにはWebデザインなどの専門知識が求められます。どのようなWebサイトが制作できるのか技術的な内容も理解しておく必要があるため、WebディレクターにはWeb関連の専門知識も必要です。
また、見た目が美しいだけでなく利用しやすいWebサイトにするには、デザインだけでなくUI/UXやの知識も重要です。
2:業界での経験
Webディレクターには業界での経験が求められます。Web制作におけるすべての工程で関わるため、Webディレクターには幅広いスキルが必要になります。そのためには、実際に業界で仕事をしながら経験を積み、実地で身につけていくしかありません。
そのため、業界での経験が増えていくほどに、Webディレクターとしてのスキルも上がっていくと言えるでしょう。
3:スケジュール管理能力
Webディレクターには遅延なくプロジェクトを進めていくためのスケジュール管理能力が求められます。
プロジェクトを成功させるためには、あらかじめ発生するトラブルを想定して余裕のあるスケジュールを立てる必要があります。十分な余裕を持たせてスケジュールを立てることで、成果物のクオリティを高められます。
そのため、Webディレクターには遅延を起こさずスケジュール進行を行っていくスキルが必要です。
4:リーダーシップ
Webディレクターには企画を牽引していくためのリーダーシップが求められます。Webディレクターに必要なリーダーシップとは、Webサイトや施策の目的を明確にして、周囲からの協力を得られる体制を整えることです。
Web制作はWebディレクター一人の力で進められません。スタッフに適切に仕事を割り振り、スタッフ一人ひとりがスキルを発揮できるようにリーダーシップを取っていくことが重要です。
5:コミュニケーション能力
Webディレクターはクライアントからニーズをヒアリングするためのコミュニケーション能力が求められます。クライアントの具体的な言葉にできないようなニーズを引き出し、汲み取るにはコミュニケーション能力が必須となります。
また、Web制作のチームスタッフとスムーズに仕事を進めるには、うまくコミュニケーションが取れるかどうかが重要です。的確な指示を行うだけでなく、ときには場を和ませたり、モチベーションを上げたりするための声かけなども大切だと言えるでしょう。
6:プレゼンテーションスキル
Webディレクターはクライアントやチームスタッフに対してプレゼンを行うことからプレゼンテーションスキルが求められます。Web制作プロジェクトを円滑に進めるためには、企画について的確に説明する能力も必要になります。
また、わかりやすいプレゼンテーションを行うことで、クライアントとスタッフで認識を統一してプロジェクトを進めていけるでしょう。
7:トレンドや業界への高い関心
Webディレクターにはトレンドや業界への高い関心が求められます。Web関連の技術は進化の速いIT業界の中でも特に情報の移り変わりが激しく、日々トレンドも入れ替わっています。
そのため、少し前まではトレンドだったWeb技術がいつの間にか時代遅れになってしまうことも少なくはありません。Webディレクターとして業界に強い関心を持ち、常にトレンドを押さえておくことで、さまざまな要望に応えられるようになるでしょう。
8:情報収集能力
Webディレクターには常に最新のトレンドを把握しておくための情報収集能力が求められます。前述のとおり、Web業界ではトレンドの入れ替わりが激しい傾向にあります。
そのため、Webディレクターとして流行の最先端にいるためには、常日頃から多くのWebサイトを見て研究し、情報収集を行っていくことが大切です。
9:ドキュメントの作成スキル
Webディレクターは多くの書類を作成することになるため、ドキュメント作成スキルが求められます。たとえば、企画しているWebサイトをわかりやすく伝えるための企画書やプレゼンテーション資料、見積書などを正確に作成することが重要です。
また、ドキュメント作成に使用するにはWordやExcel、Power PointなどのOfficeツールを使用するため、基本的なOfficeの使用スキルも身につけておきましょう。
Webディレクターを2つの役職に分けている場合もある
Web業界でWebディレクターのようにWeb制作に関わる職種は他にもあり、Webディレクターの仕事を「Webプランナー」や「Webプロデューサー」として分けているケースもあります。それでは、それぞれどのような仕事を行う役職なのでしょうか。
ここでは最後に、Webディレクターを2つに分けた役職について紹介します。
Webプランナー
WebプランナーとはWeb制作での上流工程のプランニングを主に行う職種です。クライアントからヒアリングを行い、どのようなWebサイトを制作するのか打ち合わせをし、具体的な企画を行い、Webサイトの設計をします。
ただし、プランニングを行った後は製作者側に伝えるまでがWebプランナーの仕事なので、それ以降のワイヤーフレーム制作などの作業については関わらないケースが多い傾向にあります。
Webプロデューサー
WebプロデューサーとはWeb制作フローの中でも最上流で総監督として仕事をする職種です。そのため、WebプロデューサーはWEBディレクターとはじめとしたプロジェクトに必要な人材を収集し、プロジェクトの進行に重要な判断を下す役割を持ちます。
WebプロデューサーはWebプランナーやWebディレクターの上位の仕事となっているケースが多く、より経営者的な立場であるため、自社の事業戦略や事業計画などを行います。
Webディレクターについて知って業界への理解を深めよう
WebディレクターはWeb制作プロジェクトの企画や立案、進行管理などを行う仕事です。
ぜひこの記事でご紹介したWebディレクターの概要やWebディレクターの4つの分類、Webディレクターの代表的な仕事、Webディレクターに求められるものなどを参考に、Web業界について理解を深めてみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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