20代未経験でIT業界に転職する方法4選|採用されやすい職種とエンジニア


将来性のあるIT業界とは
現在の世界では、情報化の進展や業務の効率化において、ITがなくてはならない状況になっています。ネットワークなどの障害が発生すると、会社の業務の大半が遂行できなくなります。
また、ITによる効率化で加速した業務をこなすために、AIやIoT、ビッグデータなどの新しいIT技術によって、さらなる業務の効率化、自動化が求められるため、IT技術者のニーズは増える一方です。
20代で転職を考える時に、将来性のあるIT業界は狙い目といえるでしょう。
20代未経験でもIT業界に転職できる理由
通常の転職では、未経験者は敬遠されますが、IT業界では、20代の転職者でも問題なく受け入れてもらえるケースが多くなっています。
現在は、世界的なビジネスのスピードアップの傾向に合わせて、あらゆる業界で業務の効率化が求められ、そのために使えるAIやIoT、ビッグデータ分析などのIT技術の実用化が進められています。
ITエンジニアへのニーズは増えているため、若手の転職者は多くの企業で求められています。
人材不足である
IT業界で20代の転職者が求められる理由の1つ目は、IT業界では慢性的な人材不足の状況が続いているからです。
IT技術による社会の変化が加速度的に進んでいる現在、ITエンジニアの市場は常に売り手市場が続いています。反面、ITスキルを持った人材を育てるにはそれなりのトレーニングと経験が必要なので、そう簡単に増やすことができません。
そのため、自社で育成してでもITエンジニアが必要な企業が多くなっています。
スキルの身に付き方が早い
IT業界で20代の転職者が求められる理由の2つ目は、20代であればITスキルの学習能力が高いと考えられているためです。
柔軟性の高い20代であれば、新しいITの知識やIT技術を受け入れ、成長できるポテンシャルが期待されるので、未経験でも門戸が開かれています。
ベテランのITエンジニアも必要なのですが、日々新たなIT技術がリリースされている現在、これまでの経験だけでなく貪欲に新しい技術を吸収する20代の若手エンジニアへのニーズも大きくなっています。
20代未経験でITエンジニアを目指すポイント3つ
20代未経験でITエンジニアに転職しようという場合、IT業界やITスキルの知識がまったくないと、転職してしまってから後悔することになる場合もあります。
実際のITスキルについては、転職してから本格的に学べばよいですが、IT業界が自分に合っているかどうかを知るためにも、ある程度の知識は学んでおきましょう。
ITエンジニアに求められるのは、ITスキルに対する興味と、専門的な知識を学ぶことが苦でないという資質です。
1:必要な知識を勉強する
20代でIT業界に転職する場合、ITエンジニアが自分に合っているかどうか知る意味でもITのスキルに触れておきましょう。
ITエンジニアに必要なスキルは、IT技術だけに限らず、多岐に渡ります。前職で業務経験があれば、それは大きな武器になります。ITエンジニアも他の職種と同じで、顧客や同僚のエンジニアと仕事を進めていく能力も重要です。
テクニカルスキル
20代でIT業界に転職する場合、最低限のテクニカルスキルは学んでおくとよいでしょう。
コンピューターやネットワークに関する基礎知識はもちろんですが、システム設計を行うためには、業務の現状分析を行う力や、システムを実現するためにどのような構成が望ましいかを考える力が必要です。
プログラミング
20代でIT業界に転職する場合、プログラミングについては、それほど深い理解をしておく必要はありません。
プログラミングで求められるのは、仕事で求められるプログラミング言語で、仕様書通りの機能を実装して、テストを行ってバグなどの不具合を取り除く能力です。
プログラミング言語はたくさんあるので、すべてを理解する必要はありませんが、1つでも理解できている言語があれば、未知の言語でも早く理解できるようになります。
業務知識
IT業界に転職する場合、20代では業務知識の蓄えはあまりないと思われますが、転職しようとする会社が得意な業種の業務知識は学んでおくとよいでしょう。
その業界では、どのような業務が行われているのか、どのような仕事の進め方があるのかなどを調べておきましょう。
実際に仕事をすることになった時に、顧客の業態をまったく知らないようでは、相手の信頼を得ることはできません。
2:独学で勉強をする
20代でIT業界に転職する際に、必要な知識を得るために、独学で勉強をするという方法があります。
ノウハウや実務知識は経験を積まないとなかなか身に付きませんが、IT技術やプログラミングなどのテクニカルスキルは、独学で身に付けたものが生きるでしょう。
独学で知識を得る方法としては、本を読んだり、インターネットを利用したりして勉強するやり方があります。
本やインターネットを利用
20代でIT業界に転職する際に独学で知識を得る場合には、本やインターネットを利用すると有効です。
書店に行けば、IT関連の書籍はたくさん出ていますし、ネット書店であれば人気のある書籍も紹介されているので、大勢の人が参考にしている書籍を選ぶことができます。
インターネットでは、動画サイトで無料で公開されている動画にも参考にできるものがあります。無料のIT技術の学習サイトもたくさんあるので、有効に利用しましょう。
3:スクールで勉強する
20代でIT業界に転職する際に、効率的に必要な知識を得るためにはIT技術のスクールを利用する方法もあります。多くのITエンジニアが求められている昨今、IT技術やプログラミングが学べるスクールもたくさんあります。
スクールには通学して受けるタイプと、自宅でリモートで受講できるタイプがあります。学校に行くタイプなら、プログラミングに必要なスペックの機材も用意されているので、パソコンを持っていなくても安心です。
20代未経験でIT業界に転職する方法4選
20代未経験でIT業界に転職する場合、知っておくと転職を有利に進められるポイントがあります。
IT関連の資格を持っていると転職先でもすぐに活躍できるでしょう。IT業界について知識があまりない場合は転職エージェントを利用するのも有効です。業務の幅が広ければ、自分に合った職場が選べますし、未経験の場合に入りやすい職種もあります。
1:資格を取得する
20代IT業界未経験で転職する場合、IT関連の資格があると有利です。
IT業界に転職する場合、必要な資格は特にありませんが、資格をとるためにする勉強で基礎的な知識は身に付き、ITエンジニアを目指すという熱意も企業側に伝わります。
未経験の方が、まず取得しておくとよい資格である基本情報技術者とITパスポートをご紹介します。
基本情報技術者
20代未経験でIT業界に転職する場合に有効な資格の1つ目は、基本情報技術者です。
基本情報技術者試験では、IT基礎知識とプログラムの設計、プログラム開発・テストに関する知識が問われます。
基本情報技術者試験は国家試験であり、毎年10万人以上の方が受験しますが、プログラムのコーディングなどの記述式の問題もあり、ITパスポートと比べて取得が難しい資格です。
ITパスポート
20代未経験でIT業界に転職する場合に有効な資格の2つ目は、ITパスポートです。
ITパスポートは、ITの基礎知識を問う国家資格で、IT技術の未経験者が初めに取得するのに適しています。
ITパスポートの出題範囲は、IT技術とIT管理、経営全般に渡り、マークシート方式なので、比較的容易に取得することができます。
2:転職エージェントを利用する
20代未経験でIT業界に転職する際、何から始めてよいかわからない場合は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
IT業界についての知識がないと、どのように転職活動を進めたらよいかもわかりません。そのような場合は、転職エージェントを利用すれば、キャリアアドバイザーがあなたのニーズと企業のニーズをすり合わせして、転職についてさまざまなサポートを提供してくれます。
3:幅広い業務ができる企業を選ぶ
20代未経験でIT業界に転職する場合、将来のキャリアを考えて、できるだけ経験できる業務の多い企業を選ぶとよいでしょう。
IT技術の変化のスピードは速く、システムやプログラミング言語のトレンドが数年で入れ替わってしまう場合もあります。扱っている業務の幅が狭いと、IT技術の変遷によって仕事が激減してしまう可能性があります。
自分のキャリアパスも考えて、なるべく多くのIT技術に関わっている企業を選ぶことで、転職を成功に導くことができるでしょう。
4:採用されやすい職種を選ぶ
IT業界に転職する場合、20代未経験でも採用されやすい職種を選ぶと、転職が成功しやすくなります。
システムエンジニアやプログラマーは、ある程度の知識と経験が必要であり、いきなり未経験で飛び込んで採用されるのは難しい場合があります。
Webマーケター
20代未経験でも転職しやすい職種の1つ目は、Webマーケターです。
Webマーケターは、Web上のブログやSNS、動画サイトなどを広告媒体としてマーケティングを行います。
集客のため、さまざまなマーケティング技法を使用して登録者や訪問者を増やして、広告の効果をあげていきますが、現在ではデータ分析を行えるツールも充実してきており、未経験でも仕事を覚えるのが簡単です。
運用オペレーター
20代未経験でも転職しやすい職種の2つ目は、運用オペレーターです。
運用オペレーターは、サーバーやネットワークなどのインフラ環境を監視し、障害などの問題が発生した場合に対応するのが仕事です。
ルーティンワークなので、整備されたマニュアルに従って正しく行うことができれば、未経験者でも問題なく仕事をすることができます。
業務でサーバーやネットワークに関わるので、IT技術の知識や経験を得ることができ、さらに上級のインフラエンジニアなどへのキャリアアップも可能です。
営業
20代未経験でも転職しやすい職種の2つ目は、営業職です。
営業は、IT技術とは直接関係がないので、未経験者でも転職が受け入れられやすい職種です。
IT業界の営業では、売り込むシステムやアプリケーションの知識は必要ですが、それは自動車や商品の営業と変わりませんので、特別にしなければならないことはありません。
IT業界では、他業界よりも営業支援ツールなどが多く導入されているケースが多く、サポートが充実しているので、経験がなくても成果を出しやすいでしょう。
20代でIT業界に転職する場合に気を付ける事6つ
20代未経験でIT業界に転職する場合、転職先の企業の見極めや、自分のキャリアパスなど、気を付けなければならないことがいくつかあります。
20代前半は、IT業界未経験でもよい条件で転職できるチャンスです。
転職先選びで失敗すると、将来のキャリアパスに大きく影響してくるので、間違いのない転職ができるように注意するべきことを把握しましょう。
1:ブラック企業かどうか確認する
20代未経験で転職する場合、転職先がブラック企業だと知識やスキルを蓄積することができず、その後のキャリアパスにマイナスになるケースもあるので、よく確認してから企業選びをしましょう。
離職率の高さや雇用形態が明確にされていないなどの特徴が挙げられますが、このような要素があったとしても、働きやすさを考慮して採用している場合もありますので、内容をよく確認してみましょう。
2:業績が安定しているかどうか確認する
将来性を考えて業績が安定しているかどうかを確認しましょう。
20代前半までが、IT業界未経験でも転職先が多い時期ですので、このタイミングで入った会社で長く働くのがキャリアパスにプラスになります。
財務諸表を確認したり、評判を調べたりして業績が安定している企業を選びたいですが、難しい場合は、転職エージェントと相談するのもよいでしょう。
3:教育制度があるかどうか確認する
20代でIT業界未経験で転職する場合、転職先の教育制度が整っているかどうかがその後のキャリアアップに大きく関係してきます。
教育の必要の少ないルーティーン業務ばかりでは、新しい知識やスキルを得られません。やる気のある人向けに、体系だった教育制度があると、新しい仕事に挑戦できるようになり、仕事も楽しくなるでしょう。
転職先の教育制度や、将来的に任せてもらえる仕事にどんなものがあるかを確認しておきましょう。
4:企業理念を理解しておく
20代未経験でIT業界に転職する場合に、転職先の企業がどのような理念を持ち、業界の中でどのようなポジションを目指しているかを理解しておかないと、転職してから後悔することになりかねません。
転職先の企業が求めている人材を理解していないと、転職してから双方とも不幸になりますし、せっかく転職した意味がありません。
IT業界未経験だと、求められている内容が理解できないケースもあるので、転職エージェントの力を借りて、自分のできることと企業のニーズをマッチングするのがお勧めです。
5:具体性があり説得力のある志望動機を作成する
20代未経験でIT企業に転職する場合、自分でも納得できる具体性のある志望動機を明確にしておきましょう。
IT企業に未経験で就職する場合、採用側は未経験でIT業界を志望する理由、未経験でも学びたいという熱意はあるのかを確認したいと考えます。
質問を受けた時にうろたえることのないよう、具体的で説得力のある志望動機を作っておきましょう。
6:20代後半になると求人が減る
IT業界に転職する場合、20代後半になると未経験でも採用してもらえる求人が減るので、20代前半のうちに転職できるようにしましょう。
25歳くらいまではトレーニングで能力を伸ばせる柔軟性を期待してポテンシャル採用を考えますが、26歳以降は経験やスキルが期待されるためです。
より若い未経験者が応募している場合、企業は若い応募者を優先する傾向があると考えられます。
20代未経験でIT業界に転職するなら必要な知識やスキルを身に付けておこう
IT業界未経験でも、20代なら転職を受け入れてくれる企業は多く存在します。
IT業界のことを理解してから転職活動をスタートさせる必要はありません。企業に入ってからでもトレーニングを進めることは可能ですので、勉強しながら転職を進めましょう。
独学が難しければスクールで学んで、ITの基礎知識やスキルを身に付けて、IT業界への転職を成功させましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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