スキルなしでフリーランスになるためのポイント10選|おすすめの仕事も紹介


スキルなしでフリーランスになれる?
フリーランスという働き方に明確な定義は無いので、スキルなしの状態でも本人がそう名乗って、開業届を公的機関に提出すれば誰でもフリーランスになれます。
ただ安定して案件を頂くことが出来て、尚且つ充実した生活が営む事が出来るかどうかは全く別の問題です。
継続して案件を貰い、それなりに高い報酬を得るには、信頼するに足るスキルや知識を備えていなければならないので、スキルなしの状態でフリーランスになり生活していくのは並大抵の事ではありません。
スキルなしでフリーランスを目指すのが難しい理由4選
そもそもフリーランスとは自らのスキルを使って仕事をする職種、という見方が一般的なので、そのスキルが無い状態では案件を見つけるのは難しいですし、見つかっても報酬が低い場合が多いです。
また、営業活動や税務処理等の雑務、トラブル処理等も基本的には自分1人でこなす必要があるので、仕事量も多くなります。
1:即戦力を求められる
フリーランスとは自分のスキルを使って仕事をする職種なので、即戦力を求められる事が多く、スキルなしの状態では中々仕事を任せてもらえません。
どの会社も自社の若手社員を育てるのにお金も労力も手一杯ですので、外注先であるフリーランスまで育てる程のお金と度量のある会社はなかなかないでしょう。
また自社の若手であれば、後々会社に莫大な利益を生み出してくれる可能性がありますが、フリーランスの場合スキルなしの状態から立派に育て上げても数年で関係が途絶える事も少なくないので、会社側にメリットがありません。
2:スキルなしの仕事は単価が低め
スキルなしでも出来る仕事とは誰でも出来る仕事という事にもなり、労働力が供給過多になっているので、単価が低くなっています。
フリーランスが活躍している代表的な職種にはライターやITエンジニア、イラストレーターやデザイナーなどがあげられ、どの職種も特殊な技能を持っている方がなれる職種です。
スキルなしでも出来る仕事ではアルバイトと変わらず、ずっと続けていても実績や信頼を得る事は難しいです。
3:案件を得ることが難しい
仮に知り合いのツテで受注できそうな案件を見つけたとしても、クライアントにアピールできる物が無いので、案件を得る事が難しいです。
フリーランスは、時には営業活動さえも自分で行わなければならないので、スキルなしの状態だと何も売りが無い状態と言う事になり、信頼を得るどころか名前を覚えて貰う事すら難しいでしょう。
4:問題解決を全て自分で行う必要がある
フリーランスは税務処理や営業活動、クライアントからのクレーム処理など、問題を全て自分で処理しなくてはなりません。
スキルなしの状態ですとお金もあまり手元にない場合も多いので、これらの作業を外注する事も難しいです。
また雑務の処理に時間を取られて、本業に関する能力を伸ばす時間が取れない、という本末転倒な事態を引き起こす可能性もあります。
スキルなしでフリーランスになるためのポイント10選
何の計画も無く、スキルなしの状態でフリーランスになると、雑務が増えたり案件の単価が低い等、様々な困難に見舞われるので幾つかポイントを押さえる必要があります。
副業から始めてみる、そもそもある程度の貯金をしておく等、ハードルの低い部分から着実にクリアしておくことでリスクを減らす事が出来ます。
1:副業から始めてみる
会社に勤めながら副業として新たな仕事を始める事で、リスクを最小限に抑える事が出来ますし、貯金も作る事が出来ます。
フリーランスが活躍している代表的な職種であるライターに関しても、WEBライターと言う形で多くの副業案件があります。
WEBライター等はスキルなしの状態でも案件を獲得する事が出来ますし、かなり低リスクな方法です。
2:フリーランスになるための準備期間を作る
フリーランスとしてきちんと仕事が出来るようになるには、機器などを買い揃えて環境を整える必要もあるので、準備期間を設けると良いです。
また公的機関に開業届等の各種届出を提出する必要もあるので、フリーランスになるにはどんな事が必要かを予め調べて、実行するだけの時間的余裕が無ければなりません。
3:目標や方針を決める
そもそもフリーランスとは特定の業界や職種、職域の事を指しているのではなく、その定義は非常に曖昧な物なのでフリーランスになる前に目標や方針を決める必要があります。
一生プレイヤーとして仕事をするのか、それともいずれは会社などを経営したいのか等を予め決めておく必要があります。
スキルなしの状態から始めるからこそ、事前に計画を練る事で勉強すべきことや伸ばすべき能力が明確になり、成功までの道のりが短縮されます。
4:必要なスキルを学ぶ
フリーランスは自分のスキルを使って仕事をする人なので、事前に必要なスキルを学んでおくのは必須事項です。
前述したようにフリーランスには即戦力を求めている事が圧倒的に多いので、フリーランスとして独り立ちする前に必要なスキルを学ばないと、まともに案件を獲得する事が出来ません。
プログラミングにしてもライティングにしても、簡単に高い技術を習得出来る訳では無いので、必要なスキルを学ぶ事はなるべく早くから取り掛かるべきです。
5:フリーランスとして活動している人の話を聞く
フリーランスとして実際に活動している人に事前に話を聞けば、信頼にたる情報を集める事が出来ます。
情報収集をする際は、その情報源がどのような物なのかをきちんと調べる必要がありますが、自分の知り合いであれば正確性の高い情報源です。
フリーランスとして実際に活動している人に話を聞く事で、スキルなしの状態でフリーランスとして活動するために準備した方が良い事等を学べます。
6:ある程度の貯金をしておく
案件が無い時でも生活が出来るようにするため、もしくは開業資金や設備投資費として、事前にある程度の貯金をしておく必要があります。
自宅とは別に物件を借りて事務所を開く場合は、貯金は勿論、会社員の時に賃貸契約を結んでおくと良いです。
案件の種類や領域によっては開始してから数年は赤字が続く事も珍しくは無いので、貯金は多いに越したことは無いです。
7:中心になる収入源を作る
スキルなしの状態でフリーランスになる前に中心となる収入源、つまり案件の受注先を確保しておく必要があります。
中心となる収入源を作る事で自分の進むべき道筋がはっきりしますし、また精神的にも安心できます。
最初に中心となる収入源を作っておかないと中途半端な状態になり、高い収入を得る事は難しくなってしまいます。
8:興味のある仕事について学ぶ
興味のある仕事について学び自分のスキルを上げる事で、スキルなしの状態でフリーランスになった後、案件を貰いやすくする事が出来ます。
もし勤め先がセミナーの料金や研修の代金を受け持ってくれるようでしたら、会社員の時に積極的に活用しましょう。
フリーランスになる前も勉強は必要ですが、フリーランスになった後も勉強してスキルを上げ続ける事は、信頼を得て案件も貰い続ける上で非常に重要です。
9:本業で人脈を広げておく
本業で結果を出して周囲から信頼を得る事で、ビジネスパートナーやクライアントを見つけられる可能性があります。
スキルなしの状態でフリーランスになると、ただでさえ不安になるので、既に人脈がある状態ならば安心出来ます。
案件を探す時や業務上に困った時に相談できる相手はなるべく多く、予め確保しておくと、とても役に立ちます。
10:エージェントサービスなどの利用も検討する
フリーランスとして仕事をする際、エージェントサービスを利用する事で案件を見つけやすくする事が出来るので、利用を検討する価値はあります。
獲得案件の何割かはエージェントに支払わなければなりませんが、営業活動や宣伝活動を自分でしなくても良くなるので、特にスキルなしの状態の時は自らのスキルアップ等、事業拡大のためのより本質的な部分に集中する事が出来ます。
スキルなしでフリーランスとして働く際の注意点4つ
スキルなしの状態であれば尚更ですが、フリーランスとして働く際はタイミング等、注意点が幾つかあります。
フリーランスは保証が無いですし、スキル無しの状態であればいつ報酬が貰えるかもわからない状態なので、独立は計画的にしましょう。
無収入になるなど無視出来ない大きな問題もあるので、対応策を考えておきましょう。
1:タイミングを見極めて独立する
貯金が必要な事以外にも、フリーランスになるとクレジットカードの作成が難しくなる等の問題が生じるので、タイミングを見極めて独立しましょう。
また経済や業界の状況等も考慮すべきで、不景気の時はスキルなしの状態では猶更、フリーランスとして仕事をして報酬を得るのは難しくなります。
2:事情により働けない期間分は無収入になる
フリーランスになる事のデメリットは補償が無い事なので、事情により働けない期間は無収入になってしまいます。
もし怪我や病気等になり、尚且つ保険などに加入していなかった場合は、無収入どころか支出が増大する事もあります。
また仕事をすれば直ぐに報酬が得られるわけではなく、契約内容によっては締め日から更に日数が経過しないとお金が振り込まれない、という事も多いので注意が必要です。
3:仕事探しに時間を使いすぎない
フリーランスは自らのスキルアップや周辺機器の整備等、やるべきことが幾つもあるので、仕事探しに時間を使いすぎないようにしないといけません。
仕事探しにあまりにも時間を使いすぎると、人脈を広げる事もスキルを上げる事も出来ないので、自分自身を売り込む場所も材料も増やせません。
4:スケジュール管理に気をつける
フリーランスは本業は勿論、税務処理や周辺環境の設備の整備等、やるべき事が沢山あるのでスケジュール管理は気を付ける必要があります。
特に会社に勤めている時は税金の支払いは全て会社がやってくれましたが、フリーランスになったら自分でやる必要があるので、税金の申告や支払いの期限には細心の注意を払う必要があります。
税金の申告や支払いが遅れた場合、納税額が増額されたり信用に傷がつくなど、大きなデメリットを被ります。
スキルなしでフリーランスとして働くおすすめの仕事5選
フリーランスの職種には様々な種類がありますが、スキルなしの状態でも働きやすい仕事として、エンジニア等があげられます。
スキルなしの状態で案件を獲得するには、人手不足であったりこれから高い需要が見込める業界で案件を探しましょう。
例えばIT業界は慢性的に人手不足ですし、WEBを使ったビジネスはこれからも高い需要が見込めます。
1:エンジニア
IT業界は慢性的に人手不足なので、案件の内容によってはスキルなしの状態でも仕事をしやすい業界です。
最初はヘルプデスクなどの仕事をこなして実績を積み上げて信頼を得た後に、プログラミングやシステムの設計等の案件で仕事をする事が出来ます。
ITの技術は日々進化していますし、そうでなくとも覚えるべき者が膨大にあるので、経験年数や案件の内容に限らず、日々の勉強は必要不可欠です。
2:WEBライター
WEBサイトに掲載する記事やメールマガジンの文章を執筆する職種であるWEBライターも、スキルなしの状態でも独立がしやすいです。
クラウドワークスやランサーズなどのサイトには、WEBライティングに関する案件が豊富に掲載されています。
また記事の執筆だけでなく、企業や商品のキャッチフレーズ等を考える、コピーライティングという仕事内容の案件もあります。
3:ブロガー・アフィリエイター
自らWEBサイトを立ち上げ、広告収入を得るブロガーやアフィリエイターもスキルなしの状態で独立しやすい職種です。
何かしらのテーマやコンセプトに沿った内容のWEBサイトを立ち上げ、継続して記事をアップし続ける事が必要不可欠です。
記事の執筆等を外注する事も出来るので、ある程度の原資があれば柔軟に仕事内容や仕事量を変える事が出来ます。
4:WEBデザイナー
ブログ等に限らず、企業のホームページ等もユーザーが扱いやすいようにするためにはWEBデザイナーがデザインを考える必要があります。
新規の顧客を開拓するためにはWEB上にもビジネスを展開する必要があるため、WEBデザイナーという職業も需要が高く、スキルなしの状態でも仕事がしやすいです。
5:ECショップの経営
WEB上で商品の売り買いをするECショップの経営も、スキルなしの状態でフリーランスとして始めやすいビジネスです。
メルカリ等、中古品を売買するサイトから商品を安く仕入れ、自分が管理するWEBサイトで商品を販売する、という方法で収入を得ます。
スキルなしの状態で始めるには、Amazonやメルカリ等の既存のECサイトで商品の販売をする所から経験を積むと良いです。
スキルなしでフリーランスになるために必要なことを把握しよう
そもそもフリーランスになるためには準備すべき事や必要な事が多く、スキルなしの状態であればそれは尚更です。
スキルアップや案件探し以外にも、開業届や税務処理等、締め切りがシビアで尚且つ遅延すると金銭や信用に関わる物も多くあります。
しかしフリーランスは高収入である事が多いので、スキルなしの状態でもしっかりと準備すれば充実した生活を営む事が出来るでしょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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