MCP(マイクロソフト認定資格)はサーバーエンジニアのキャリアアップに役立つ?資格の概要とおすすめの活用法


MCPとは「Microsoft Certification Program」の略で、マイクロソフト社が提供する各製品に関する知識などの習熟度を認定する制度です。
ここではMCPの概要や役に立つ理由などをまとめましたので、興味のある方はぜひ目を通してください。
MCP(マイクロソフト認定資格)がキャリアアップに役立つ理由
マイクロソフト製品は様々なシーンで使われていますが、製品やバージョンによって必要な知識や操作が異なります。
それらを個別に対応できる能力を認定し、証明するのがMCPの目的です。業界未経験者がMCPのいずれかの資格を持っていても即戦力として扱われる可能性はそれほど高くはありませんが、学習意欲の高さなどは評価されるかも知れません。
既に実務経験がある場合、自分の経験に則ったMCPを取得していれば自分のスキルを証明する材料となり、キャリア形成に一役買う資格となります。
しかし自分の経験分野以外のMCPを取得した場合、「なぜその資格をとったのか?」という理由を明確に説明する必要もあるでしょう。
このためMCPをキャリアアップとして活用するには、自分の進みたい道や歩んできた道に関係するMCPを取得することをおすすめします。そこに気をつければキャリア形成にとって有意義な資格となるでしょう。
MCP(マイクロソフト認定資格)の難易度と受験料など
MCPには100種類以上の試験があり、以下4つのレベルに分かれています
・MAT(テクノロジーアソシエイト):学生など実務経験のない人向け。
・MCSA(ソリューションアソシエイト):実務者向け。対象となる製品やバージョンの主要な機能を把握し、基本的な技術を身につけていることを認定。
・MCSD(ソリューションデベロッパー):IT開発者が目指すべきレベル。指示された機能を使ってシステム構築やアプリケーション開発を行えるスキルを身につけていることを認定。
・MCSE(ソリューションエキスパート): IT技術者が目指すべきレベル。定められた要件に従いシステムやアプリケーションの設計を行えるスキルを身につけていることを認定。
アピール力があるのはMCSA以降のレベルです。
MCPには様々なものがあり、取得するには複数の試験に合格しなければなりません。
例えばサーバーエンジニアが関係するMCSAの「Windows Server 2016」に認定されるには、以下3つの試験に合格する必要があります。
・70-740: Installation, Storage, and Compute with Windows Server 2016
・70-741: Networking with Windows Server 2016
・70-742: Identity with Windows Server 2016
また、MCSEの「コアインフラ」に認定されるには、以下いずれかの試験のうち1つに合格する必要があります。
・70-413: Designing and Implementing a Server Infrastructure
・70-414: Implementing an Advanced Server Infrastructure
・70-537: Configuring and Operating a Hybrid Cloud with Microsoft Azure Stack
・70-744: Securing Windows Server 2016
・70-745: Implementing a Software-Defined Datacenter
認定を目指す内容によって試験の選択が全く変わるので注意が必要です。なお、試験は会場にあるコンピュータから選択式の問題に回答する形式で行われます。
難易度
合格基準は正答率70%以上です。
個別の試験の合格率は公開されていません。
受験資格
MTAやMCSAは誰でも受験可能です。MCSDとMCSEの場合は対応するMCSAの認定を既に受けている必要があります。
例えばMCSEの「コアインフラ」の認定を受けたい場合は、試験を受ける前に「 Windows Server 2016」または「 Windows Server 2012」の認定を受けている必要があります。
受験料
試験ごとに違いますが概ね以下になります。
MTA:1試験あたり14,040円
それ以外:1試験あたり21,103円
為替レートなどの影響を受ける可能性があるので、受験料は変動するおそれがあります。
MCPでキャリアアップを図るなら取捨選択をしっかりしよう
MCPには100種類以上の試験があり、1つの認定を受けるには指定された試験を1つまたは複数受験しなければなりません。
やや複雑な制度になっているので、自分が証明したいスキルの認定を受けるにはどの試験を受ければいいのかを確実に調べてください。
なお、試験制度などについては変更の可能性があるので必ず最新の情報を確認しましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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