エンジニア転職へ向けた自己分析のための12の棚卸し手順|キャリアパスも紹介


自己分析でエンジニアへの転職を成功に導くには?
エンジニアの転職に成功するには、エンジニアとしての自分の適性を踏まえ、将来のキャリアプランまで考えて行うことが大切です。
本記事ではエンジニアの転職を成功に導くためのコツやエンジニアのキャリアパスなどをご紹介していきます。
エンジニアへの転職を検討している方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
エンジニアの種類4つ
IT業界で活躍するエンジニアには非常に多くの種類があります。
また、それぞれ担当分野や領域、必要とされる知識やスキルなども異なります。
ここではエンジニアの種類4つをご紹介しますので、どのようなエンジニア職があるのか参考にしてみてください。
1:インフラエンジニア
インフラエンジニアとはITインフラの設計や構築、保守運用などを行うエンジニアです。
ITにおけるインフラとはサーバーやネットワークのことで、インフラの設定や管理、障害対応などを行います。
また、ネットワークやサーバーそれぞれに専門特化している場合は、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアと呼ばれることもあります。
2:開発エンジニア
開発エンジニアとは自動車や航空機、家庭用電化製品などの製品の設計や開発を行うエンジニアです。
開発エンジニアの業務領域は広く、企業やプロジェクトによって求められるスキルや仕事内容は異なります。
3:システムエンジニア
システムエンジニアとは開発プロジェクトの上流工程を担当するエンジニアです。
クライアントの要望のヒアリングや要件定義、システムの設計などを行うのがシステムエンジニアの仕事です。
また、仕様書を基に開発されたシステムの検証作業も行い、開発プロジェクトの一連の作業に関わります。
4:サーバーサイドエンジニア
サーバーサイドエンジニアとは、アプリケーションを利用するユーザーからは見えないサーバー側での処理を担当するエンジニアです。
データベースからのデータの抽出や登録、バックグラウンドでのさまざまな処理の実装を行います。
そのため、データベースやサーバーなどの知識が求められる職業です。
バックエンドを担当することから、バックエンドエンジニアとも呼ばれます。
エンジニア転職へ向けた自己分析のための12の棚卸し手順
エンジニアの転職を成功させるためには、自己分析することが重要です。
また、自己分析にはこれまでのキャリアの棚卸しを行うことが必須となります。
ここでは、エンジニア転職へ向けた自己分析のための12の棚卸し手順をご紹介します。
1:まずは本当に転職が正解なのかを考える
転職を検討する前や具体的な転職活動に入る前に、本当に転職が正解なのかどうかも見つめ直す必要があります。
まだ転職しようかどうか迷っている場合は、他の選択肢も考慮し、よく考えてみるようにしましょう。
2:これまで勤務した会社名・部署名・職務歴をまとめる
転職をすることを決めたら、これまで勤務してきた会社名や部署名、職務歴を書きだします。
これまでの職務歴は、途中で異動したり役職が変わったりした場合などすべて書き出すようにしましょう。
3:具体的な職務経歴を時系列に沿ってまとめる
職務経歴には、これまで自分が経験してきた職務内容を書きだします。
エンジニアの場合は詳細設計やプログラミングなど、具体的な職務内容を職務経歴書と同じように時系列に沿って書いていきましょう。
4:どんな実績を残してきたのかを書き出す
これまで経験した職務での、自分が残してきた実績を書き出していきましょう。
実績は売上率や目標達成率といった具体的な数字を使って成果を示すと、伝わりやすくアピールにも効果的です。
5:実績に対する客観的な評価・及び自己評価をする
実績を書きだしたら、実績に対する自己評価と客観的な評価を書きだします。
評価は5段階評価にすると採用担当者にも伝わりやすいでしょう。
また、自己評価の理由も合わせて記載すると良いでしょう。
6:トラブルに対する対応をまとめる
業務で発生したトラブルに対して、自分がどのように対応し、結果はどうなったのかを書きだしましょう。
トラブルに対して適切な対処を行い、乗りきったというエピソードを含めることで、緊急時の判断力のアピールになります。
7:スキルと経験を洗い出す
これまでの職務経歴から身につけたスキルや、職務を通して得た経験を書きだしましょう。
特に思いつかないと思っていても、改めてこれまでの経歴を思い返してみることで、今の自分が持つスキルへと繋がる経験が見つかるでしょう。
現在の開発環境は?
エンジニアとして現在利用しているプログラミング言語や開発環境なども合わせて記載しておきましょう。
開発環境に何を使用しているのか記載することで、職務経歴の具体性が深まります。
8:失敗したことをまとめる
これまでの経験から失敗したこともまとめましょう。
失敗したと感じていることを書き出してみることで、自分をより深く知ることができます。
また、失敗したことが応募先の転職企業を決める参考になるでしょう。
9:自分がやりたいと思う仕事を考える
これまでやりがいを感じた仕事などを踏まえて、自分がやりたい仕事を考えてみましょう。
具体的にどのような仕事がやりたいのかを明確にしておけば、今後の転職活動の指針になるでしょう。
10:自分に合っていると思う仕事とその理由を考える
やりたい仕事を踏まえて自分に合っている仕事も考えましょう。
スキルが活かせることも大切ですが、性格も仕事の適性に関係しているため、できるだけ客観的に自分に合う仕事とその理由について考えてみると良いでしょう。
11:将来の目標や将来の理想像を考える
将来独立してフリーランスになる、起業するといった具体的な目標を考えてみましょう。
また、なぜそうなりたいのかという理由についても書いていきましょう。
目標とその理由をあわせて書き出してみることで、自己分析をより深めることができます。
12:キャリアプランを具体的に考える
ここまで行ってきたキャリアの棚卸しの総括として、実際に転職してキャリアアップするのか、今の職場でのキャリアアップを目指すのかを考えてみましょう。
キャリアプランによって転職活動をするのかしないのか、する場合の転職活動の内容も変わるため、非常に重要です。
エンジニアへの転職を失敗しないためのコツ7つ
エンジニアに転職を行う場合には、十分な準備を行って転職に臨むことが大切です。ここではエンジニアへの転職を失敗しないためのコツ7つをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
1:転職の目的を明確にする
エンジニアへの転職に成功するには、まずは転職する目的を明確にしましょう。
目的が明確でなければ、転職後の自分のビジョンも明確にならないため、自分にマッチしたエンジニアの求人が見つけにくくなります。
そのため、まずは目的をはっきりさせ、どのようなエンジニア職に転職したいのか、希望するポジションや年収はどのくらいなのかを決めましょう。
2:転職のスケジュールを把握する
エンジニアの転職に成功するためには、転職スケジュール感を把握しておくことが重要です。
転職活動は退職可能日の3か月前~3か月半前あたりからはじめましょう。
1か月目で転職の方向性などを決めて応募を行い、2か月の転職活動で内定をもらい、最後の1か月で引き継ぎや退職などを行うのが大よそのスケジュールです。
3:自分に合った転職方法を選ぶ
エンジニアの転職には求人サイトを利用する方法や転職エージェントを利用する方法、リファラル採用を利用するなどさまざまな方法があります。
求人サイトは自分のペースで求人を探すことができ、転職エージェントなら時間がない人でもマッチする求人を紹介してもらえます。
また、友人などから転職先を紹介してもらうリファラル採用なら、上手くいけば簡単に転職できるでしょう。
4:希望企業や業界について情報を集める
エンジニアへの転職に成功するには、事前の情報収集が非常に重要です。
特に希望している業界やその業界でのエンジニアの働き方などに詳しくない場合は、よく調べておきましょう。
業界のトレンドや技術などを把握したら希望企業の情報収集を行い、提供しているサービスやIT製品について調べておきましょう。
5:エンジニアに必要なスキルを知る
他業種からの転職や別のエンジニア職からの転職を行う場合は、希望しているエンジニア職に必要なスキルを調べましょう。
全くエンジニアの実務経験がない場合は、転職活動をしながらプログラミングの勉強などもする必要があるでしょう。
また、エンジニアには技術的なスキル以外にもコミュニケーション力なども必要とされるため、面接の際にスキルをアピールできるようにしておきましょう。
6:開発プロダクトの業界とユーザーを把握する
エンジニアとひと口に言っても、転職先の企業の業界によって開発プロダクトの内容は全く異なります。
そのため、自分が希望している業界やそのユーザーについて事前にしっかりと情報収集を行い、リサーチしましょう。
7:リモート面接の準備を整える
昨今では転職活動の際にもリモートが採用されているため、希望企業との面接がリモート面接になっているケースもあります。
そういった場合には、リモート面談で使用するツールの利用方法の確認を行い、オンラインでの会話にも慣れておく必要があるでしょう。
エンジニアのキャリアパス6選
エンジニアに転職した後、どのようなキャリアを築いていくのかについても視野に入れておくことが大切です。
エンジニアにはさまざまなキャリアパスがあります。ここではエンジニアのキャリアパスをご紹介しますので、どのようなキャリアパスを目指すのか参考にしてみてください。
1:CTO
CTOとは「Chief Technology Officer」を略した言葉で、企業における最高技術責任者のことです。
エンジニアのキャリアパスとしては最高位とも言える役職で、近年では日本のスタートアップ企業などでもCTOという役職が定着し始めています。
2:VPoE
VPoEとは「VP of Engineeri」を略した言葉で、企業におけるマネジメントの最高責任者です。技術部門の最高責任者であるCTOと違い、エンジニア組織を束ねて統括する役割を持ちます。
また、エンジニアの採用や教育などにも責任を持ちます。
3:Tech Lead
Tech Leadとはプロジェクトにおける技術面でのリーダーです。Tech Leadには優れた技術力を持つエンジニアが就くことが一般的です。
Tech Leadはチームを牽引するリーダーとしてチームメンバーへの指示やアドバイスを行い、組織の窓口として他のチームとの調整や話し合いなどを行います。
4:PdM
PdMとは「プロダクトマネージャー」のことで、設定した目標実現のための指揮をとる役職です。
一般的にプロジェクトマネージャーの上位職とされており、プロジェクトの遂行を行うプロジェクトマネージャーの上でプロダクトの立案や生産を行います。
5:ITコンサルタント
ITコンサルタントはクライアントが抱える課題に対して、ITを用いた解決策のアドバイスを行う職種です。
ITコンサルタントは課題解決のための具体的な構想を検討し、解決に必要となるシステム設計やプロジェクトのマネジメントも行います。
6:Webディレクター
WebディレクターとはWeb関連のプロジェクトのまとめ役であり、新しく製作するWebサイトやWebコンテンツなどの企画や監督などを行う責任者です。
また、Web関連の企業にも企画系やクリエイティブ系、システム開発系といったさまざまな種類があるため、企業によってWebディレクターが担当する仕事に内容にも違いがあります。
自己分析のコツをおさえてエンジニアへの転職を成功させよう
IT業界は人材不足のため比較的転職しやすい土壌がありますが、適切な準備を行わなければエンジニアへの転職に成功することはできません。
ぜひこの記事でご紹介したエンジニアの種類やエンジニアへの転職を成功に導くコツ、エンジニアのキャリアパス6選などを参考に、転職活動を成功させる秘訣を学んでエンジニアへの転職を実現させましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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