プログラマーにおすすめの資格12選|資格を取得するメリットも解説


プログラマーになるために資格は必要?
プログラマーを目指すにあたって、持っておくと有利に活用できる資格があります。手あたり次第に資格をとるのではなく、有効で、より有利になれる資格に焦点を当てて、集中的に資格をとりましょう。
本記事では、プログラマーに役立つ資格やスキルを紹介しますので、プログラマーを目指す方はぜひ参考にしてください。
プログラマーが資格を取得するメリットとは
プログラマーが資格を取得するメリットとしては、業務で活躍しやすくなったり、就職時に有利になったりすることです。
そのため、資格があるのとないのでは圧倒的な差が生じてくるため、さまざまな資格を取得するようにした方が良いでしょう。場合によっては必須と考えられている資格もあり、就職後に受講を促される場合もあります。
プログラマーにおすすめの資格12選
プログラマーを目指している人に、おすすめの資格はいくつかあります。プログラマーの仕事は多岐にわたるので、自分に必要な資格を把握したうえで、その資格を取得するようにしましょう。
ここでは、プログラマーにおすすめの資格を12個ピックアップして紹介して行きます。資格の内容や、どのように資格をとれば有利になるのかなど、詳しく見て行きましょう。
1:情報処理技術者試験
「情報処理技術者試験」はIT関係唯一の国家資格であり、IT業界と深い関係のあるプログラマーとしてもぜひ取得してほしい資格です。
特定のソフトウェアに関する知識だけではなく、幅広い知識を身につけることができる資格であり、12種類に試験内容も分けられています。基礎知識を身につけることができるため、プログラマーとして必須の資格と言えるでしょう。
出典元:情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験
参照元:https://www.jitec.ipa.go.jp/
2:PHP技術者認定試験
「PHP技術者認定試験」はPHPを正しく使うことができるかを認定する資格であり、プログラマーに求められる場合もあります。
レベル別に3種類の試験が用意されています。最もレベルが高い資格では専門分野に精通しており、モジュールの開発やカスタマイズができる証拠になり、企業内でも重宝されるでしょう。
3:Ruby技術者認定試験
「Ruby技術者認定試験」はRubyのプログラム言語を使用する際に活躍する資格であり、シルバーとゴールドの二種類に分けられています。シルバーは初心者向けの資格であり、ゴールドは上級者向けの資格です。
試験は90分であり、50問解答する必要があり、75%以上正解して合格となります。
4:Python3エンジニア認定基礎試験
「Python3エンジニア認定基礎試験」は高速プログラミング言語Pythonの文法基礎を問う試験です。2016年から正式前の仮運用であるベーター試験が適用されています。
試験の対象者はPythonの初心者となっていますが、自分のモチベーションやスキルレベルの確認として試験を受けられます。
5:C言語プログラミング能力認定試験
「C言語プログラミング能力認定試験」は、C言語を活用してプログラミングができるかを認定する資格です。そのため、C言語を使用するプログラマーには必須の資格となっています。
3つのレベルに分けられており、レベルが上がるごとに難易度も高まってきます。しかし、合格点が60点以上と比較的低く設定されているため、そこまで難しい資格ではないと言えるでしょう。
6:Javaプログラミング能力認定試験
「Javaプログラミング能力認定試験」は、Javaに関する基本知識と、オブジェクト指向に基づくアプレットやアプリケーションプログラムを作成できる能力を有していることを証明できます。
「Javaプログラミング能力認定試験」の認定基準は1級から3級まであり、2級の簡単なプログラムが組めることを証明する資格を有することで、就職面接の際にアピールできます。
7:ORACLE MASTER
「オラクルマスター」とは、Oracle Databaseシリーズの運用などができることを認定する資格です。以前までは国内での資格でしたが、現在では海外でも連携されたことで、活用することができます。
Oracle Databaseは国内で半分のシェア率を誇っているため、資格を取得していればそれだけ活躍できる可能性が高いことになります。
8:情報検定(J検)
「情報検定(J検)」は文部科学省認定の資格でしたが、現在では民間検定となっています。プログラマーとして活躍する頻度が少ない資格であり、商業科や情報科に通う高校生向けの検定試験と言えるでしょう。
そのため、難易度も低く、合格率も高めです。プログラマーになるために資格の勉強をするのであれば他の資格を優先的に取得しましょう。
9:ITパスポート
「ITパスポート」は、ITに関する基本的な知識を証明できる国家試験です。「ITパスポート」の資格を得るには、ITの基本的な内容を理解し、ITエンジニアとしては当然理解しておくべき内容をすべて網羅する必要があります。
合格ラインは1000点満点中600点以上で、試験の中の3つの分野別に、各3割以上の点数を取得できれば合格になります。
勉強法としては、無料のサイトを利用したり、参考書や問題集を通して学習したりなど、独学でも学習しやすい資格です。
10:Oracle認定Javaプログラマ
「Oracle認定Javaプログラマ」は、上級のプログラマーの指導の下で開発作業ができる、初心者向けの資格です。この資格は、Javaプログラマーとしての基本的なプログラム知識を得ていることの証明になります。
ただし、これから資格を取得する場合は、最新バージョンの試験を受ける必要があります。これは、Javaがバージョンアップすることで、以前取得していた古いJavaプログラマーの資格が比較的古いものになってしまうからです。
また、試験の種類が違うとグレードや難易度も違ってきます。それぞれ自分に必要とする職種に合った資格をとるようにしましょう。
11:マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD)
「マイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD)」はマイクロソフトが認定している資格であり、マイクロソフトのソフトウェアやパソコンを使用している人におすすめの資格です。
マイクロソフトは大手メーカーであるため、プログラマーとして求められる機会が多い資格でもあります。5科目すべて合格し、初めて資格を取得したことになります。
12:IPA 応用情報処理技術者試験
「IPA 応用情報処理技術者試験」はシステムの設計や開発だけではなく、最適化できるスキルが身についている証拠になります。
そのため、プログラマーとしての活躍したい人におすすめの資格です。試験は午前と午後に分けられており、午前は選択肢の問題であり、午後は記述式問題となっています。多くのプログラマーが取得している資格でもあります。
資格の勉強の方法4選
プログラマーになるためには、プログラミングの勉強が必要です。プログラミングの主な勉強方法としては、「プログラミングスクールに通う」「専門学校に通う」「大学で勉強する」「参考書を使って独学する」という4つの方法があります。
以下で、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきますので、自分に合った方法で勉強しましょう。
1:プログラミングスクールで勉強する
プログラマーになるためには、プログラミングスクールに通って勉強することも良い方法です。スクールに通うことのメリットは、自分の疑問点や不明点をすぐに解決できることです。また、受講カリキュラムが組み込まれているので、基礎から応用まで徹底して学べます。
デメリットは、数万円~数十万円の学費がかかることです。また、自分主体で授業が進むわけではないので、プログラミングスクールに通う時間が取れない場合の授業は、先に進んでいくということも考慮する必要があります。
授業料の返納も行われませんので、さまざまな面を考えた上でスクールに通いましょう。
2:専門学校で勉強する
プログラマーの専門分野別に専門学校があるので、通って勉強することも可能です。
プログラマーの専門分野は、ネット系プログラマー・web系プログラマー・インフラ系プログラマー・オープン系プログラマーに分かれていて、自分の将来に役立つ分野を選んで受講できます。
専門学校に通うメリットは、最先端のスキルが取得できることですが、金銭面の負担が大きくなってしまう点はデメリットになります。
3:大学で勉強する
プログラマーの勉強をするにあたって大学で学ぶメリットは、何と言っても4年という長い時間にわたって、じっくりとプログラミングを学べることです。
また、大卒のプログラマーは出世が早くなる傾向があり、多様な人脈を作りやすいという点でも有利です。
しかし、大学では実践型で学ぶことが難しいため、プログラマーとしての知識は頭の中にはたくさん詰め込めたとしても、即戦力になるとは限らないことがデメリットとなります。
4:参考書を使い独学で勉強する
参考書を使って独学でプログラマーの勉強をするメリットは、自分のレベルに合わせて、じっくりと勉強できることです。
参考書には初心者向けから経験者向けまでいろいろな種類があり、購入するのも参考書だけなので、費用も抑えられます。
デメリットとしては、参考書を読んで勉強するだけでは、プログラマーに必要な実技やスキルが身につかないということです。また、参考書によっては、最新の情報に追いついておらず、情報が古くなっている場合があることにも注意が必要です。
おすすめのプログラミング学習サイト
未経験からプログラマーになる場合には勉強をしたり、資格を取得する必要が出てきます。参考書などで勉強をすることも可能ですが、学習サイトを利用する方法もあります。
次に、おすすめのプログラミング学習サイトを紹介します。隙間時間を使って、現在の仕事をしながらでも勉強できるのでおすすめです。
Schoo
Schooでは、さまざまな授業をネット上で受けることができ、初心者向けの授業内容になっている場合が多いです。中にはプログラミング言語を選び方を紹介している授業もあります。
プログラマーとして活躍するためには、特定のプログラミング言語に精通していることが大きな武器になります。どのプログラミング言語を学べばいいか迷った場合には、こちらのサイトを参考に見つけてみてはいかがでしょうか。
Prograte
Progateは初心者からでも学ことができる学習サイトです。イラストで説明してくれるため、初心者でも理解しやすくなっています。
プログラマーになれるまでの道のりを効率よく作成されており、最適な順番で学ぶことができます。そのため、短期間にプログラマーとしてのスキルを身につけることも可能です。
プログラマーに必要なスキル8つ
プログラマーとして働くのであれば、資格に加えてスキルも必要です。スキルがないと、自身で解決することが難しい状況が発生するでしょう。
どのようなスキルが必要なのか、自分にあてはめて考えてみましょう。ここからは、プログラマーとして必要なスキルを8つ紹介して行きます。
1:規律性
多くの人とチームになって仕事をすることがあるプログラマーの仕事には、規律性が必須です。規律性がなければ多くの人が混乱してしまうでしょう。
また、作業中はプログラミング作法を守ることも求められます。
2:協調性
プログラマーとして働く際は、チームのメンバーと協力する姿勢が必要です。
チームで共同の開発をする時は、プログラムに自分のコメントを残してチームで共有するなど、メンバーに対して気配りや協調を示すシーンなどが多々発生します。
3:問題解決能力
問題解決能力は、プログラマーに特に求められるスキルです。プログラミングでは、根気よく原因を調べて、合理的に問題を解決していく必要のある場面に遭遇するでしょう。
自分自身のスキルを常にアップさせ、新しい情報を学ぶというステップを踏むことで、問題解決能力が身についていきます。日々の努力を積み重ねて行きましょう。
4:専門用語への理解
プログラマーとして働くにあたって、プログラムの意味を正確に早く理解し、仕事を効率的に行うことが求められます。
そのためには、専門用語への深い理解が求められます。英語力のブラッシュアップも必要ですし、常に専門用語を学んでおくことも重要です。
5:納期等を遵守する意識
納期やクライアントとの約束などを遵守することは、プログラマーとして基本的な姿勢です。クライアントあっての仕事ですので、クライアントからの信用が第一といっても良いでしょう。
プログラマーとしての知識や腕があっても、納期などを遵守できなければ、仕事は成り立たなくなります。
6:コミュニケーション能力
プログラマーには、仕事場で上司や同僚のプログラマー、そしてクライアントと良好な関係を築く力が必要です。パソコンに向かって寡黙に仕事をしているイメージが強いでしょうが、そればかりではありません。
分からない点があれば、すぐに質問して開発する内容に支障がないようにし、クライアントの意向についても、質問をしながら聞き分けることも必要になります。
7:ロジカルシンキング
論理的思考力も、プログラマーに必要なスキルです。
これは、プログラムそのものがロジカルシンキングに直結することが多いためです。プログラミングを進めるうえでロジカルシンキングがなければ、正しくプログラムを組み込めなくなる状況も発生します。
8:柔軟性
プログラマーとして柔軟性は必要です。状況に応じた対応や、他の人の意見を取り入れることが必要とされる場面など、仕事ではさまざまなシチュエーションが想定されます。
その度に、今までのやり方だけに固執していては、前に進めないこともあるでしょう。常に新しいものを取り入れる柔軟性を身につけておけば、問題解決もスムーズに行えます。
プログラマーの平均年収
プログラマーとして働くことで得られる収入の平均についてご紹介します。
プログラマーの平均年収は、相場として約400万円程度です。また、開発するシステムや使っているプログラミング言語によって、収入が変動することもあります。
プログラマーの将来性は高い?
現況としては、IT業界において、プログラマーは不足しています。プログラマーを募集している企業は多く、待遇を改善しながらプログラマーを探しているところもあるほどです。
「IT業界はきつい」というイメージがあり、プログラマーを目指す人が減っていますが、現時点で就職率などは高いといえます。
ただし、今後のAI技術の進化に伴って、プログラマーとして求められるスキルが変わる可能性もあります。
プログラマーに役立つ資格取得を目指して勉強を始めよう
プログラマーとして活躍するためには資格を取得する必要があり、受講して勉強しましょう。
資格を取得するまでに時間がかかる場合もありますが、勉強時間に見合ったメリットを得ることができます。プログラマーにおすすめの資格を取得して、念願のプログラマーになりましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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