AWS認定クラウドプラクティショナーとは?資格取得のメリット6つなど紹介
AWS認定クラウドプラクティショナーとは
AWS認定クラウドプラクティショナーとは、AWS認定の中でも基礎レベルに該当する資格です。
クラウドプラクティショナーはAWSの知識やスキルを身につけ、全体的な理解を効果的に説明できる個人を対象とした試験です。試験ではクラウドの概念やセキュリティ、テクノロジー、請求と料金について出題されます。
また、AWS認定クラウドプラクティショナーは、その他のAWS認定の技術的な試験とは独立しています。
試験の概要
AWS認定クラウドプラクティショナーはAWSに関する基礎的な知識を持っていることを証明できる資格です。
AWS認定クラウドプラクティショナーを受験する場合は、テクノロジーやマネジメント、販売、購買、ファイナンスなどの分野での6か月程度のAWSクラウドの使用経験があることが推奨されます。
また、AWS認定のアソシエイトや専門知識を取得するために推奨されているステップです。
難易度
AWS認定クラウドプラクティショナーの難易度は比較的やさしめです。
クラウドプラクティショナーはAWS認定における入門レベルの試験であり、目安としては6か月程度のAWSの使用経験を推奨しているため、難易度はそれほど高くはありません。
また、実際にはAWSを使った経験がなくても、独学によって知識を習得することで十分合格が可能なレベルです。
AWSエンジニアの就職状況
AWSエンジニアは近年需要が増してきています。
AWSの導入やAWSを利用したインフラ構築や運用などを専門に行うAWSエンジニアは、近年のオンプレミスからクラウドへの移行案件の増加によりその需要も高まってきています。
AWS認定クラウドプラクティショナーを受験する方の中には、AWSエンジニアへの就職を目指している方も多いでしょう。ここでは気になるAWSエンジニアの就職状況についてご紹介します。
就職の難易度
AWSエンジニアへの就職難易度は比較的低めです。
現在、日本ではAWSを扱えるエンジニアの数が少ないことから、AWSエンジニアの求人では実務経験がなくても採用されるケースが少なくありません。特にAWS認定クラウドプラクティショナーなどの資格を持っていると有利です。
ただし、将来的にはAWSエンジニアが増えていくことが予測できるため、AWSエンジニアになるなら経験者が少ない今がチャンスだと言えます。
平均年収
AWSエンジニアの平均年収は580万円程度となっています。
一般的にAWSエンジニアの平均年収は、日本での平均年収やエンジニア全体での平均年収と比較しても高めの水準となっています。
また、フリーランスでのAWS案件の単価も平均単価は81万円程となっていることから、AWSエンジニアは非常に高い水準の年収を得られる職業だと言えるでしょう。
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格は就職に役立つ?
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格は就職にも有効です。
AWS認定は取得することで専門的な知識を持っていることの証明になるため、就職活動時に持っていて損をすることはありません。
ただし、AWS認定クラウドプラクティショナーは入門レベルとなっているため、就職時にAWS認定の資格をアピールしたいのであれば、上位資格であるAWS認定ソリューションアーキテクトなどを取得する方が良いでしょう。
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格を取得するメリット6つ
AWS認定クラウドプラクティショナーにはさまざまなメリットがあります。
AWS認定の入門レベルの試験であるクラウドプラクティショナーですが、取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここではAWS認定クラウドプラクティショナーの資格を取得するメリット6つをご紹介しますので、ぜひメリットを参考に資格取得を検討してみてください。
メリット1:模擬試験が無料になる
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することで模擬試験が無料で受けられるようになります。
AWS認定の模擬試験は試験対策に有効ですが、高額な受験料がかかります。
しかし、AWS認定資格を1つでも取得していれば他の認定資格の模擬試験は無料になるため、クラウドプラクティショナーを取得すれば無料で模擬試験が受けられるようになります。
今後上位の認定資格も取得したい方には大きなメリットだと言えるでしょう。
メリット2:基礎知識を理解した証明になる
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することでAWSについての基礎知識を習得していることを証明できます。
AWS認定資格に限らずIT系の資格取得共通のメリットですが、資格勉強ではAWSに関する幅広い知識を勉強することになります。
そのため、クラウドプラクティショナーに合格する頃には、AWSに関する知識はおおよそ身につけることが可能になります。
メリット3:上位資格へ挑戦しやすくなる
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することで、上位資格のアソシエイトレベルなどに挑戦する基盤が作れます。
アソシエイトや専門知識認定を受験するのにクラウドプラクティショナーの合格は必須ではありませんが、クラウドプラクティショナーを取得しておくことで基本的なAWSの知識を身につけることができます。
そのため、初心者の場合はまずはクラウドプラクティショナーから受験するのがおすすめです。
メリット4:最新知識が身につく
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することでAWSに関する最新の知識を得ることができます。
AWSは日々進化しており、新しい機能がどんどん追加されています。そのため、いつの間にか知らない機能が追加されていることも多くあります。
しかし、クラウドプラクティショナーの資格取得のために勉強を行うことで、現在の最新版のAWSについての知識を身につけることが可能です。
メリット5:AWS主催イベントに参加できる
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することでAWS主催の限定イベントに参加できるようになります。
クラウドプラクティショナーに合格すると、AWS認定LinkedInグローバルコミュニティへのアクセスが可能になります。
また、Appreciation Receptionの招待状が届くため、AWS Summitイベントなどのイベントで他の認定者とも交流できるようになります。
メリット6:限定グッズが購入できる
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得することで、AWS認定ストアで限定グッズが購入できるようになります。
クラウドプラクティショナーに合格することでAWS認定ストアである「AWS Certified Store」へアクセスできるようになるため、AWS認定の限定グッズも購入できます。
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格取得に適した勉強法3選
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格取得におすすめの勉強法をご紹介します。
クラウドプラクティショナーの資格取得を目指す方の中には、どのような試験勉強を行えばいいのかわからないという方も多いでしょう。
ここではAWS認定クラウドプラクティショナーの資格取得に適した勉強法3選をご紹介しますので、どのような勉強方法があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
勉強法1:Udemy
AWS認定クラウドプラクティショナーの勉強方法にはUdemyを利用する方法があります。
オンライン学習で有名な学習サイトのUdemyには、クラウドプラクティショナー対策講座の「この問題だけで合格可能!AWS 認定クラウドプラクティショナー 模擬試験問題集(7回分455問)」という講座があります。
問題は少し難易度が高めですが、試験対策としては非常に役立つでしょう。
勉強法2:AWSオンラインセミナー
AWS認定クラウドプラクティショナーの勉強方法にはAWSオンラインセミナーを利用する方法があります。
AWSでは定期的に公式のオンラインセミナーが開催されており、さらにいつでも視聴可能なオンデマンドセミナーも動画も用意されています。そのため、オンラインセミナーを活用するのもおすすめです。
勉強法3:参考書で勉強
AWS認定クラウドプラクティショナーの勉強方法には参考書を活用する方法があります。
AWS認定対策用の参考書も多くの種類が販売されているため、本で勉強するのが得意な人は「AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー」などのクラウドプラクティショナー対策用の参考書を使って学習を行うのもおすすめです。
AWSエンジニアの就職に活かせる経験やスキル4選
AWSエンジニアの就職に活かせる経験やスキルをご紹介します。
クラウドプラクティショナーの取得を目指している方の中には、AWSを専門的に扱うAWSエンジニアへの転職を視野に入れている方も多いでしょう。
ここではAWSエンジニアの就職に活かせる経験やスキル4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
就職に活かせる資格やスキル1:インフラエンジニアの経験
AWSエンジニアの就職にはインフラエンジニアの経験が活かせます。
インフラエンジニアとはサーバー系の技術を専門的に扱い、インフラの設計や構築、運用などを行うエンジニアです。インフラエンジニアのサーバーやネットワーク、セキュリティ、仮想基盤などの知識はAWSエンジニアにも必須です。
インフラエンジニアの経験を積んでAWSエンジニアを目指すことは、AWSエンジニアを目指す一般的なキャリアパスだと言えます。
就職に活かせる資格やスキル2:アプリケーションエンジニアの経験
AWSエンジニアの就職にはアプリケーションエンジニアの経験が活かせます。
近年AWSなどのIT企業で注目されている「DevOps」と呼ばれる開発論では、開発部門と運用部門で協力しながら開発を進めます。そのため、AWSエンジニアもAWS上で動かすアプリケーションの開発を担当することになります。
就職に活かせる資格やスキル3:プログラミングスキル
AWSエンジニアの就職にはプログラミングスキルが活かせます。
AWSエンジニアはインフラ系の業務が基本となりますが、前述のとおりAWS上で使用するアプリ開発もAWSエンジニアの仕事の1つです。
AWSエンジニアとして役立つプログラミング言語は、主にPythonやPHP、Ruby、Java、Java Scriptなどです。また、フレームワークについてのスキルも身につけておくと良いでしょう。
就職に活かせる資格やスキル4:コンサルティングスキル
AWSエンジニアの就職にはコンサルティングスキルが活かせます。
AWSエンジニアはオンプレミスからAWSクラウドへの移行やAWS上でのシステム構築などをおこなうため、コンサルティングのスキルがあると有利です。
AWSエンジニアにはコンサルティングによってニーズを引き出し、さまざまなAWSサービスから最適なものを選択して組み合わせるスキルが求められます。
AWS認定クラウドプラクティショナー取得後は?
AWS認定クラウドプラクティショナーを取得した後はそのようなステップへ進めばよいのでしょうか。
クラウドプラクティショナーに合格することでAWSに関する知識が身につくため、そこで終わってしまうのは非常に勿体ないことです。
ここでは最後に、AWS認定クラウドプラクティショナーを取得した後についてご紹介します。
AWS 認定ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)を目指す
クラウドプラクティショナーの次はAWS認定ソリューションアーキテクト−プロフェッショナル取得を目指しましょう。
プロフェッショナルは2年以上のAWSを利用したシステムの管理や運用の実務経験を持つ設計者を対象とした資格です。クラウドプラクティショナーが入門レベルとすると、プロフェッショナルは上級者向けとなっています。
AWS認定というと一般的にソリューションアーキテクトを指すため、取得を目指しましょう。
AWS認定クラウドプラクティショナーの資格を取って就職活動に活かそう
クラウドプラクティショナーを取得して就職にも役立つAWSの知識を身につけましょう。
ぜひこの記事でご紹介したAWS認定クラウドプラクティショナーの概要や資格を取得するメリット、資格取得に適した勉強法などを参考に、まずはクラウドプラクティショナーの取得を目指してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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