クラウドサービスであるAWSを導入する企業は増えており、AWSエンジニアを雇用したいと考える企業も多いのではないでしょうか。
AWSにはさまざまなサービスがあり、その中から自社にあったサービスを選べます。
本記事では、アプリケーション強化に使われる「AWS AppSync」を紹介します。

AWS AppSyncとは

AWS AppSyncとは、1つ以上のデータソールからデータにアクセスでき、操作統合のためのAPIを作成できるサービスです。
またGraphQLを使用して、アプリケーションに必要なデータを正確に取得できます。

AWS AppSyncを使用すれば、NoSQLデータストアやリレーショナルデータベース、AWS Lambdaなどを使用したデータソース上で、スケーラブルにアプリケーションを構築可能です。

またモバイルやウェブアプリケーションの場合、オフライン時でもローカルデータアクセスを提供してくれます。
そしてオンラインに戻すと、データ同期を開始します。

AWS AppSyncの価格

AWS AppSyncは使用した分のみに支払いが発生するので、最低料金などはありません。
クエリとデータ変更操作、リアルタイム更新に対して個別に請求が発生します。

・クエリとデータ操作
クエリ操作を行うことにより、アプリケーションからデータのフェッチを実行、ローカルにキャッシュできます。
またデータ変更操作時にアプリケーションからデータの作成・更新・削除が可能です。
4.00USD/クエリおよびデータ変更操作100万回

・リアルタイム更新
同期状態を維持したいデータのリアルタイム更新を受信可能です。
2.00USD/リアルタイムアップデート100万回
0.08USD/AWS AppSync サービスへの接続100万分

エンジニアがAWS AppSyncを使用するメリット

AWS AppSyncを使用するメリットは主に以下のようなものがあります。

シンプルなGraphQLベースを実装できる

シンプルに1つのAPIをGraphQLで操作できるため、すばやい開発が可能です。
GraphQLではさまざまな実装が試せるので、シンプルかつ自由度の高い開発ができます。

チャット向け機能が豊富にある

AWS AppSyncにはチャット向けの機能が豊富にそろっています。
チャットの開発時に重要なオフライン中の処理やデータ更新が自動化されているため、オフライン処理問題の解決をサポートしてくれます。

最適なデータソースを選択できる

APIのバックエンドは、同じAWSサービスのWS Lambda、Amazon DynamoDBなどから最適なものを選択できます。
またElasticsearchがサポートされており、簡単な検索やあいまい検索、キーワード検索、位置情報検索なども可能です。

リアルタイム処理をしたい時に便利なサービス

AWS AppSyncを使えば、数百万台のデバイスとリアルタイムサブスクリプションが可能です。
またオフラインでもアクセスできるほか、オンラインに再接続すると自動的に更新もしてくれます。
チャット機能や自動更新フィードなどを導入したい時に試してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業

ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年：AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月：人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名（2024年6月現在）
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍（2024年5月現在）
・LPIC＋CCNA 認定資格者：472 名（2024年6月時点）

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