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AWSのRoute53はどんなサービス?Route53を使用するメリットや料金体系を紹介!

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
AWSのRoute53はどんなサービス?Route53を使用するメリットや料金体系を紹介!

AWSのRoute53はどんなサービス? AWS Route53は、AWSクラウド内で使用するドメインを一元管理するためのサービスです。新しいドメインの購入や所有ドメインの維持管理、DNSサーバーのレコード登録管理などができます。 この記事では、AWS Route53でできることや使用するメリット、料金体系の詳細、また、AWS Route53を使ったDNSルーティングの設定方法について紹介します。

AWSのRoute53で提供される機能の概要

AWS Route53では、ドメイン名(例:example.com)をIPアドレス(例:192.168.0.1)に変換するルール(DNSルーティング)を設定できます。IPv6にも完全準拠しています。 また、EC2インスタンス、Elastic Load Balancingのロードバランサー、S3バケットなど、AWS各種サービスへのルーティングを簡単に設定することが可能です。 その他にも、DNSヘルスチェックの機能やレイテンシーベースルーティングなど、高度な機能も提供されています。

AWSのRoute53を使用するメリット

DNSルーティングを設定するには、DNSサーバーが必要です。そこで、ここではAWS Route53を利用して設定するメリットについて、3つの観点から説明します。

高い可用性と信頼性が担保されている

DNSサーバーに障害が発生すると、ユーザーはアプリケーションへアクセスができない状態となってしまいます。そうならないためにも、DNSサーバーには高い可用性と信頼性が要求されます。 AWS Route53のSLAには、「Route53を100%利用可能とするため商業的に合理的な努力をする」と明記されています。また、SLAを満たさなかった場合、サービスクレジットとして利用料金の払い戻しが約束されています。

ドメインの新規取得ができる

AWS Route53を使って取得すると、Route53コンソール内でドメインやDNS設定を一元管理できるため、管理がしやすくなります。 他のサービスでドメインを取得し、AWSのサービスへのルーティングを設定することも可能ですが、DNSルーティングの設定管理が煩雑になってしまいます。 AWSで展開するサービス向けに新たにドメインの取得を検討している場合、Route53コンソールからの取得を検討すると良いでしょう。

他のサービスとの連携設定が簡単

AWS Route53は、AWSの他のサービスと連動しやすいように設計されています。 EC2インスタンス、Elastic Load Balancingのロードバランサー、S3バケットなどへ、ドメイン名を簡単にマッピングが可能です。

Route53で新しいドメインを取得しよう

登録するドメインの数が少ない場合は、コンソールを使用するのが簡単です。数が多い場合には、コマンドラインを用いて操作した方が良い場合もあります。 ここでは、Route53コンソール上で新しいドメインを取得する際の手順について紹介します。

ドメインを取得する方法

Route53コンソール上で購入したいドメインを選択したのち、ドメインの登録者、管理者、技術担当者の連絡先情報を入力する必要があります。その後、連絡先メールアドレスの認証を行うと、取得完了となります。 なお、ドメイン登録後、ホストゾーンが自動的に作成されます。ホストゾーンの維持には料金が発生します。料金が発生しないようにするには、ホストゾーンを削除する必要がありますので、注意してください。 新しいドメインを取得する際の詳細な手順は、公式サイトに記載がありますので参考にするといいでしょう。

取得できないドメインもある

残念ながら、AWS Route53では取得できないものもあります。例えば、.co.jpドメインや希少価値の高いドメインなどです。 これらが必要な場合には、他のドメイン取得サービスを利用し、Route53にルーティングして利用する必要があるでしょう。

他サービスで取得したドメインをRoute53に登録する方法

他社サービスで購入したドメインを、AWS Route53に紐付けるためには、まず、Route53コンソールでドメイン名と同じ名前のホストゾーンを作成します。 ホストゾーンを作成すると、NSレコードとSOAレコードが生成されます。NSレコードを他サービスのDNSに設定すると、AWS Route53上でドメインを利用できるようになります。 ただしこの方法では、他社サービスのDNSサーバーへの経由が発生してしまいます。これを防ぐために、ドメイン移管を実行し、ドメインの管理者をAWSに変更もできます。

他社サービスで取得したドメインをAWS Route53に移管する方法

ドメインを移管する際には、移管元のサービス事業者が指示する手順にも従う必要がありますので、事業者ごとの手順案内を参照してください。 なお、ドメイン移管に失敗すると、ドメインを再度使用できなくなってしまうリスクがあるので、慎重に実施する必要があります。 手順は、公式サイトを参考にしてください。

EC2インスタンスにRoute53で取得したドメインを紐付けよう

EC2インスタンスにAWS Route53で取得したドメインを紐づけると、EC2インスタンス上で動作するアプリケーションに、ドメイン経由でアクセスできるようになります。 ここでは、その手順についてみていきます。

1. EC2のインスタンスに固定IPアドレス(Elastic IP)を割り当てる

稼働中のEC2インスタンスに固定IPアドレスを割り当てます。最終的にこの固定IPアドレスにドメインを割り当てることになりますので、固定IPアドレスを控えておきます。 通常、固定IPアドレスの取得には料金がかかりませんが、EC2インスタンスなど、どのリソースとも紐づかない固定IPアドレスが存在する場合、料金が発生します。

2. Route53にドメインとホストゾーンを追加する

ドメインはRoute53コンソール上で取得する方法と、他社サービスで取得したものをAWS Route53にルーティングする方法があります。 前述の手順に従い、AWS Route53にドメインとホストゾーンを追加してください。

3. ホストゾーンにEC2インスタンスの固定IPアドレスを紐付ける

Route53コンソールからDNSレコードを作成し、固定IPアドレス(Elastic IP)へのルーティング設定を追加します。 これにて、DNSルーティングの設定は完了です。固定IPアドレスが割り当てられた、EC2インスタンス上のウェブサーバーなどに接続できるようになったか確認しましょう。

Route53の料金体系は?

AWS Route53の利用料金は従量課金制になります。料金の発生対象になるのは、ホストゾーンの管理に対する月額費用、DNS クエリへの応答費用、Route53から登録されたドメインの維持費用の3つです。 それぞれについて詳しくみていきましょう。

DNSクエリへの応答時に発生する費用

DNSクエリ応答には、料金が発生します。ただし、クエリの対象がAレコードであり、かつ、Elastic Load Balancing、CloudFront、AWS Elastic Beanstalk、API Gateway、VPCエンドポイント、Amazon S3バケットにマッピングされている場合、料金はかかりません。 また、課金対象のクエリの場合でも、100万クエリにつき$0.40(最初の10億クエリまで。以降は100万クエリにつき$0.20。)となり、多くのケースではさほどコストがかさむことはないでしょう。

ホストゾーンの維持・管理に発生する費用

1ホストゾーンにつき、$0.50(最初の25ホストゾーンまで。26ホストゾーン以降は$0.10。)となります。こちらもDNSクエリ同様、さほどコストがかさむことはないでしょう。 なお、1万件を超えるレコードを含むホストゾーンには、追加料金がかかります。

取得したドメインの維持費用

ドメインの維持費用は、トップレベルドメイン名(com や net など)によって異なります。例えば、com、net、jp の年間維持費はそれぞれ$12、$11、$90です。 なお、ドメインは年単位での登録になります。]]>

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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