Salesforceにおけるcountifとは?注意点や設定サンプルをご紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


Salesforceにおけるcountifとは?
「countif」はある条件に当てはまるものだけの個数を数える関数です。
似た関数で「count」や「counta」があり、これらも個数を求める関数であることに変わりありませんが、「countif」のように詳しく条件を指定することができません。
Salesforceである条件のものだけ集計したいというときに便利に使える関数が、「countif」であり、自由に使えるようになると、できることが大きく広がります。
countifの使い方
「countif」の基本的な使い方について説明します。 countifは、指定した単語に一致するデータの個数を数えるだけでなく、特定の数値、日付を基準とした比較条件や部分一致を条件として数えることができます。 引数「範囲」に指定したセル範囲で、「検索条件」に一致するデータの個数を計算します。 =COUNTIF(範囲, 検索条件) 指定する引数は「範囲」と「検索条件」の2つだけですので扱いやすく、条件の指定方法も簡単になっています。引数「検索条件」で使用可能な比較演算子とワイルドカード
countif関数の2つ目の引数「検索条件」において、比較演算子とワイルドカードを使うことが可能です。 引数「検索条件」に使える比較演算子は、「=(等しい)」、「<>(等しくない)」、「>(より大きい)」、「<(より小さい)」、「>=(以上)」、「<=(以下)」です。 また、引数「検索条件」に使えるワイルドカードは、「*(任意の文字列)」、「?(任意の1文字)」です。 ワイルドカードそのものを検索したい場合は「*」や「?」を「~」で挟み、「”~?~”」と指定することで検索できます。countifのOR条件
countifでOR条件を使用する場合、工夫が必要になります。 OR条件で重複がない場合について説明します。セルF4:=COUNTIF(C5:C51,">=3000")+COUNTIF(C5:C51,"=1234")
上記式の場合、C5:C51の範囲について、値が3000以上または1234であるセルの個数を表しています。条件に重複がない場合は、2つのCOUNTIF関数を合算します。
countifのOR条件で重複がある場合
一方、OR条件で重複がある場合について説明します。セルF4:=COUNTIF(B5:B51,"=島")+COUNTIF(B5:B51,"=福")-COUNTIFS(B5:B51,"=福島")-COUNTIFS(B5:B51,"=島福")
上記式の場合、B5:B51の範囲において、”島”または”福”を含む値をカウントし、重複する”福島”と”島福”を含む値の個数を減算しています。
2つの関数を単純に合算した場合、両方の条件に合致するセルが重複してカウントされてしまいます。重複を防ぐためには複数のCOUNTIF関数を合算し、2つの条件について両方満たしているセルを除外しなければなりません。
countifのメリット
Salesforceでcountifを使うメリットについて説明します。 countifは条件に合ったセルの数を集計します。そのため、使い方を理解しておくとかなり応用が利きます。 例えば会員名簿のような大きな表を作った場合を例に挙げて説明します。大きな表をつくったのはいいものの、そこからの集計作業に頭を悩まされるケースは意外と多いです。しかし、countifの使い方が理解できていると、それも解決できます。 countifは条件に合ったセルの数を合計する関数で多数決はもちろんのこと、会員名簿から性別や住所などの属性ごとの人数を集計するといったことにも活用できます。 また、条件には「100以上」「100以外」「東京都で始まる」といった設定ができますので、身に付けておくとかなり応用が利きます。そのため、ぜひ使い方を覚えておくべき関数と言えるでしょう。countifの注意点
Salesforceでcountifを使用する際の注意点について説明します。 countifはフィルタをかけるとフィルタ状態のものを正しく数えることができません。countifはフィルタを考慮しないため、フィルタしても結果が変わらないのです。 また、テキスト文字列の大文字と小文字が区別されません。countifは、テキスト文字列の大文字と小文字が区別されないため、注意しましょう。 さらに、長い文字列を照合する場合、間違った値が返されてしまうことがあります。長い文字列を照合すると、「#VALUE!」が表示されるエラーになる場合があります。255文字までの文字列は検索対象になりますが、256文字以上は検索条件として指定しないようにしてください。Salesforceでcountifを活用しよう!
今回はSalesforceの機能の1つである「countif」について紹介しました。 カウント関連の関数を使用する機会は非常に多いですが、その中でも特に、1つの条件を満たすセルの数をカウントするcountifは頻繁に使う機会があります。 そのため、使い方を理解しておくと大変便利ですし、応用も利きますので、複雑なカウントをする場面でも正しい答えがシンプルに導き出せることでしょう。 Salesforceでも当然ながら頻繁に使うことになります。Salesforceへの転職、または転職先として考えている人は、countifの使い方を理解しておくと、周りに差をつけることができます。それぐらい使い勝手が抜群の関数ですので、ぜひとも使いこなせるようになりましょう。]]>この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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