サーバサイドエンジニアの勉強法・スキル総合16選|勉強すべき言語も紹介
サーバサイドエンジニアとは
サーバサイドエンジニアとは、サーバ側で行うデータ管理を行うエンジニアです。サーバの処理に必要なプログラムの開発や保守を行うのが主な仕事になります。
大きくいえばエンジニアですが、エンジニアの中でもサーバ側のシステム処理に特化したエンジニアがサーバサイドエンジニアということです。
バックエンドエンジニアとの相違点
サーバサイドエンジニアと酷似した職種に、バックエンドエンジニアがあります。とてもよく似た領域を扱う職種だけに、サーバサイドエンジニアとバックエンドエンジニアに大きな相違点はありません。
会社によっては同じ意味で使われたり、分けて使われたりします。分けて使われる場合は、サーバサイドエンジニアはバックエンドエンジニアよりも広い範囲を取り扱うエンジニアとされることが多いです。
サーバサイドとは
サーバサイドとは、その言葉通り『サーバ側』のことです。サーバ側のシステム管理を行うエンジニアだから、サーバサイドエンジニアと呼ばれています。
ITサービスのほとんどが、サーバとクライアントで成り立っています。インターネットを介してサービスを受けるスマホやパソコンがクライアントで、サービスを提供する側がサーバです。
サーバの種類
サーバにはデータベースサーバやWebサーバ、アプリケーションサーバ、ファイルサーバなどの種類があります。
利用するサーバの種類によって、サーバサイドエンジニアに求められるスキルも変わってきます。
また、近年ではオンプレミスにサーバを構築するのではなくクラウドサービスを利用するケースも多くなってきていることから、クラウドサーバについての知識も求められる場合もあります。
未経験者がサーバサイドエンジニアになるには
未経験からサーバサイドエンジニアになるには、基本的なITスキルを身につける必要があります。特にサーバサイド開発でよく用いられるプログラミング言語やデータベースの知識を身につけるようにしましょう。
IT経験者がサーバサイドエンジニアになるには
IT経験者がサーバサイドエンジニアになるためには、これまでの実績がわかるようなポートフォリオを作る必要があります。IT経験があれば、サーバサイドエンジニアへ転職するのもそう難しくはないでしょう。
サーバサイドエンジニアになるための勉強法7選
サーバサイドエンジニアになるために身につけておくべきスキルをご紹介しましたが、サーバサイドエンジニアを目指している方の中には、どのように勉強したら良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこで、サーバサイドエンジニアになるための勉強法にはどのような選択肢があるのかを解説します。ここではサーバサイドエンジニアを目指すためのおすすめの勉強法を7個ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1:オンラインの学習サイトを使う
サーバサイドエンジニアになるための勉強法の一つは、オンラインの学習サイトを使うことです。短時間の動画や、スライドなどを使ってわかりやすく解説してくれるサイトが充実しています。
初心者クラスは無料で利用できるサイトもあるので、そういったものを利用して勉強すれば自分に合ったサイトを選ぶことができます。本でわからなかったことも動画を見れば勉強になることも多々あります。
2:スクールに通ってみる
サーバサイドエンジニアになるための勉強をするのなら、プログラミングスクールや専門学校などに通うという方法もあります。独学よりもお金はかかりますが、より確実に専門的な知識を勉強することができます。
スクールに通う最大のメリットは、講師がいるという点です。わからないことや、理解が追いつかないことを講師に直接聞くことができるのは大きなメリットです。
3:参考書を購入してみる
プログラミング入門書やエンジニア向けの参考書は数多く出版されています。基礎がわかるような、読みやすいものを購入して勉強するのも勉強法の一つです。
参考書は、いつでも気になったときに読むことができるのが利点です。オンラインの学習法をご紹介しましたが、オンラインで学んだことを参考書で確認するという勉強方法がおすすめです。
4:実際にアプリ開発をする
実際にアプリ開発してみるのも、サーバサイドエンジニアになるための勉強法として有効です。ある程度の基礎を勉強した上で、実践から学ぶこともあるということです。
いくら机の上で勉強しても、実際にやるのとは大違いということはよくあります。ある程度基礎を学んだら、アプリ開発をしてみましょう。出来上がったものは、ポートフォリオとしても使用できます。
5:プログラミングの基礎を学ぶ
サーバサイドエンジニアになるためには、基本的なプログラミングの知識は欠かせません。サーバサイドの開発に使われるプログラミング言語については、必ず押さえておく必要があります。
サーバサイドの開発の基礎となるプログラミング言語は、コンパイラ言語とインタプリタ言語です。コンパイラ言語とはJavaやC、C++など、インタプリタ言語はPHPやPython、JavaScriptなどがあります。
6:成果物の作成をする
サーバサイドのスキルや知識をある程度身につけたら、自分でWebアプリケーションなどの成果物を作ってみましょう。自分で成果物を作ることで、プログラミングなどの実践的なスキルが身につきます。
また、フリーランスのサーバサイドエンジニアになるのであれば、開発した成果物をポートフォリオにして、クライアントである企業に自分の実力を知ってもらうことが重要です。そのため、学びながら成果物を作っていきましょう。
7:クラウドソーシングの活用をする
前述のように成果物を作ることで座学のみよりも実践的なスキルを高めることは可能ですが、実務経験がない状態で案件を受注するのは難しいです。そのため、クラウドソーシングを利用して案件を受注してみましょう。
クラウドソーシングサイトにはさまざまなサーバサイドの案件が募集されているため、簡単な案件から挑戦していけます。実績やスキルを身につけて、徐々にレベルを上げていくと良いでしょう。
サーバサイドエンジニアになるには必要な意識とスキル9選
実際、サーバサイドエンジニアになるためには、どのような意識とスキルが必要になるのでしょうか。ここからは、サーバサイドエンジニアになるために必要な意識とスキルを9つ紹介していきます。
1:複数のサーバサイド言語の習得
サーバサイド開発で用いられるプログラミング言語にはさまざまな種類があり、案件ごとに用いられる言語が異なります。そのため、複数の言語を習得しなくてはなりません。
ここでは、サーバサイド開発に用いられるコンパイラ型言語とインタプリタ型言語について紹介します。
コンパイラ型言語の特徴
コンパイラ型言語は、人間が書いたプログラムを機械語にコンパイルしてから実行される言語です。実行時には、毎回コンパイルが必要ですが、実行速度は速いです。代表的なコンパイラ型言語にはJavaやGoがあります。
インタプリタ型言語の特徴
インタプリタ型言語は、コードを機械語に変換しながら命令を実行していく言語です。プログラムをすぐに実行することができるため、修正時の動作確認がしやすいですが、実行速度が遅いという難点があります。
代表的なインタプリタ型言語には、RubyやPython、PHPなどがあります。
2:データベース・SQLの知識
データベースの設計や更新、抽出などもサーバサイドエンジニアの仕事になります。そのため、サーバサイドエンジニアになるためには、データベースの知識の習得も必要です。
Microsoft SQL Serverなどのデータベースの設計には、SQLと呼ばれるデータベース言語を使います。そのため、データベースの知識とあわせて、データベース言語の勉強もしておくべきでしょう。
3:チーム開発のコミニケション能力
サーバサイドエンジニアの仕事は、フロントエンドエンジニアとインフラエンジニアの間で連携を取らなければいけないことが多いです。そのため、円滑な業務を進めるためにはコミュニケーション能力が必要になります。
4:Webフレームワークの知識
フレームワークとは、アプリを開発する際にその土台となるソフトウェアのことです。アプリケーションフレームワークとも呼ばれるフレームワークは、アプリの開発に欠かせない、骨組みとなる部分を担っています。
アプリ開発は、フレームワークに必要な機能を追加して行うのが基本です。フレームワークのスキルがあればアプリ開発の効率化を図ることができるため、プログラム言語と一緒に身につけておくことをおすすめします。
5:HTTP通信の基本的な知識
サーバーは、通信プロトコルであるHTTPを使用して通信を行っています。そのため、特にWeb開発を行う場合には、インターネットを経由して画像やテキストなどを転送しているHTTP通信に関する知識が必要です。
6:フロントエンドの知識
フロントエンドとはアプリの目に見える部分のことで、主にフロントエンドエンジニアが携わります。本来であれば、サーバ側のシステム構築などを担うのがサーバサイドエンジニアの仕事です。
ですが、小規模な企業だったり人手が少ない場合は、サーバサイドエンジニアがフロントエンドエンジニアの仕事を兼業する場合もあります。どんな状況であっても対応ができるように、フロントエンドの知識を勉強しておきましょう。
7:HTML・CSS・JavaScriptの知識
HTMLやCSS、JavaScriptは、フロントエンドで用いられるスキルです。フロントエンドの開発を行う場合には必須のスキルとなるため、習得すれば幅広い業務に対応できるようになります。
8:不備に対する問題解決能力
サーバサイドエンジニアは、個人情報が含まれるデータベースを扱うことから、責任の重い職種と言われます。仮に問題が発生した場合には、速やかな原因発見や対応をすることが求められるため、高い問題解決能力が必要です。
9:Linuxの知識
Linuxは、開発環境として用いられるケースが多いです。特にRubyやPHPを開発に用いる場合は、ほとんどOSにLinuxを使用します。そのため、サーバサイドエンジニアにはLinuxで開発環境を構築する知識やスキルが必要です。
サーバサイドエンジニアが勉強すべきプログラミング言語4選
サーバサイドエンジニアになるためには、プログラミング言語を使えなくては話になりません。ですが、プログラミング言語は数多く存在します。
そのため、サーバサイドエンジニアになにが必要なのかわからないという人もいるでしょう。サーバサイドエンジニアになるために勉強しておくとよい言語をご紹介します。
1:JavaScript
JavaScriptは、クライアントサイドでの処理を行うプログラミング言語でしたが、最近ではサーバサイドでも使われるようになりました。
サーバサイドでも、JavaScriptを使うと大量の接続があっても処理速度が落ちないなどの利点があるからです。サーバサイドエンジニアになるために、JavaScriptを勉強しておくとよいでしょう。
2:Ruby
Rubyは、サーバサイド開発を基本とした言語です。Rubyは日本人が開発した言語なので、日本語のドキュメントが充実しているところも使いやすい言語といえるでしょう。
また、シンプルなのに高度な処理を自動で行ってくれるのもRubyの魅力の一つです。Rubyを使ったアプリには、クックパッドやTwitter、Huluなどがあります。
Ruby on Rails
Ruby on Railsは、先ほど紹介したRubyで使うことのできるフレームワークです。ライブラリが豊富で汎用性も高く、勉強しておいて損はない言語です。
Rubyが公開されたのは1995年で、25年が経とうとしていても、多くのアプリでRuby on Railsが使われています。
3:C++
C++はC言語を拡張させ、オブジェクト指向やクラスなどの概念を取り入れた言語です。C++は高速な処理が可能で、汎用性の高い言語としてさまざまなものに使用されています。
たとえば、C++は車などの組み込み系やゲーム、スマホアプリ、Webサービスのサーバサイドの開発などに採用されています。ニーズが高くC言語と合わせて求人も多い言語なので、習得しておくのがおすすめです。
4:PHP
PHPはWeb開発に特化したインタプリタ型の言語です。サーバサイドの開発に用いられる代表的な言語で、Webアプリケーション開発に使用されます。
Webサイト開発で使用されるCMS「WordPress」にも使用されている言語で、PHPを利用したWordPress構築案件も多いため、サーバサイドエンジニアとしてWeb開発に携わりたい場合は特に習得しておきたい言語だと言えます。
サーバサイドエンジニアになるには効果的な勉強法を活用しよう
サーバサイドエンジニアは、これからもっと必要とされる職種といえます。私たちが快適にインターネットサービスを使えるのも、サーバサイドエンジニアのおかげだと言えるでしょう。
サーバサイドエンジニアを目指すのであれば、効果的な勉強法を推奨します。独学なり、スクールに通うなり、自分に合った勉強方法でサーバサイドエンジニアを目指しましょう。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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