Salesforceの開発入門!開発言語や標準機能を勉強するための方法を解説
IT・技術関連
更新日:2024.09.05


Salesforceとは?
Salesforceとは、Salesforce.com社が提供しているクラウド型プラットフォームであり、顧客の情報を一元的に共有・管理することができます。顧客情報をすべての部署で共有して部署間の連携を強化することで、顧客1人1人に合った価値提供を行うことができるのです。
また、Salesforceでは複数の製品を組み合わせることができるため、企業の目標に合わせて最適な社内システムを構築することができます。
クラウド型のプラットフォームであるため初期投資が少額であり、セキュリティも万全であることから世界15万社以上、450万人以上が利用しています。(2016年2月時点の公表数字)
Salesforceの製品ラインナップ
Salesforceでは、業界や会社の規模、目的などに応じて複数の製品を組み合わせることができ、各企業の課題解決に最適なシステムを開発することができます。あらゆる側面からビジネスをサポートするため、Salesforceには以下の製品がラインナップされています。製品カテゴリ | 内容 |
---|---|
マーケティング | 顧客に合わせたマーケティングを提供 |
営業 | 顧客のニーズを理解した営業を提供 |
コマース | 顧客が望むショッピングを提供 |
カスタマーサービス | カスタマーサービスの問題解決を迅速化 |
アプリケーション | 企業に合わせたアプリによる自動化 |
Salesforceのメリット
企業がSalesforceを利用すると、営業支援システムや顧客管理システムを中心として他部門と必要な顧客情報を共有することができます。そのため、サービスやマーケティング、コマース、IT、アナリティクスなど様々な部門と連携して顧客の要望に応えることができるのです。 また、Salesforceは月額制のクラウドサービスなので、企業がシステムを導入・運営するに際にも多くのメリットがあります。 ・初期投資が安い ・何時でもどこでも案件管理が可能 ・常に最新サービスを利用できる ・堅牢なセキュリティで安心できる ・企業毎に柔軟なカスタマイズが可能 これらのメリットにより、Salesforceは中小から大手まで15万社以上の企業で導入されています。そのため、Salesforceの開発スキルを身に着けることは非常に価値があると言えるでしょう。Salesforceの開発入門

Salesforceの開発ツールを選択する
まず、コードを編集する開発ツールはいくつか選択肢があるので、最初の段階で予め何を使うか決めておいた方が良いでしょう。後から別の開発ツールに乗り換えづらくなってしまいます。 主なSalesforceの開発ツールは以下2つです。 ・開発者コンソール(Salesforceのデフォルト) ・Visual Studio Code(Microsoftが開発しているソースコードエディタ) 以前までは開発者コンソールを使った開発が主流だったようですが、現在はVisual Studio Code(VS Code)の方が便利だと言われています。VS Codeは多くのユーザーを抱えていることもあり、豊富な機能で気持ちよく開発作業を進めることができますSalesforceの開発言語を学ぶ
Salesforceの開発入門として最初に始めることは、開発言語を学ぶことです。Salesforceでは「Apex」「SOQL」という専用の言語が用いられています。そのため、一般的に使われている開発言語とは違って、参考書などで勉強することは困難です。 ただし、「Apex」や「SOQL」といった開発言語は、使い方が完全にオリジナルという訳ではなく、それぞれ「Java(汎用プログラミング言語)」や「SQL(データベース操作言語)」といった比較的メジャーな言語が元になて作られています。 つまり、「Java」や「SQL」を勉強することが、Salesforce専用の開発言語を学ぶことに繋がるのです。 特に、Javaの参考書を用いて勉強する場合は、以下の項目を重点的に勉強すると良いでしょう。実際に「Apex」を勉強する際の理解が深まります。 ・変数宣言 ・データ型 ・コレクション ・条件分岐 ・繰り返し処理Salesforceの開発入門を無料で学ぶ

Trailheadとは
「Trail head」は公式のチュートリアルサイトで、無料でSalesforceについて理解できるため、入門編として最適です。 Salesforceには「標準機能」が数多く用意されており、これらを活用することが開発を進める上で重要となります。「標準機能」とは、プログラミングなしでカスタマイズを行える機能であり、この機能のおかげで企業は社内システムのカスタマイズ実装費用を抑えられるのです。 Trailheadでは様々な学習教材がまとめられており、自分のペースで学習を進めることができます。 興味のあるトピックから学習を進めれば良いですが、どうして良いか分からない方は「Trailheadを使用したSalesforceの学習」から始めると良いでしょう。楽しくキャリアアップしていく方法を学べます。 また、「Trail head」ではスキルを学習するだけでなく、資格の取得や仕事探しに繋がる可能性があります。TrailheadでSalesforceの資格を目指す
「Trail head」では、Salesforce認定の資格試験に受験することもできます。資格の取得によって履歴書欄を充実させられるだけでなく、資格試験を目標として勉強のモチベーションを保つことにも役立ちます。 資格には基本資格と上位資格があり、それぞれの上位資格は基本資格を合格することで初めて受験資格することができる仕組みです。Salesforceの認定資格は以下のジャンルで取得することができます。 ・管理者/CRMコンサルタント ・アプリケーション構築者 ・開発者 ・アーキテクト ・Einstein Analytics ・PARDOT ・MARKETING CLOUD ・CPQSalesforceの開発環境を無料で利用する
Salesforceには無料で利用できる「Developer Edition」という環境が用意されています。この開発環境を使って、Trailheadの「ハンズオンChallenge」を進めることで、より実践的にSalesforceの機能を学ぶことができるでしょう。 ハンズオンChallengeとは、各単元の最後に用意されているテストのようなものです。やはり新たなスキルを学ぶためには、モジュールを読むだけでなく実践することが重要となります。そのため、積極的にハンズオンChallengeをこなしていきましょう。 ハンズオンChallengeを達成するにはSalesforce組織で何かを実行する必要があるのですが、その際の環境としてDeveloper Editionを利用できます。課題をこなす度にバッジを獲得でき、Trailblazerランクが上がっていくのでモチベーション維持にもつながります。Salesforceの開発は入門しやすい

この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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