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AWS DMSとは?環境を構築する4つの流れとメリットを解説

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
AWS DMSとは?環境を構築する4つの流れとメリットを解説

AWSとは?

AWS(Amazon Web Service)は、Amazonの子会社が提供するWebサービスの総称であり、世界中で多くのサービスを提供しています。

もともと、Amazonはインターネット通販において世界中から集まる膨大なアクセスに対応するため、サーバーの増強などを重ねていきました。そして、Amazonのインフラを支えるために得た技術を他社にも提供しようと、このAWSを始めました。

AWS Database Migration Service(DMS)とは?

AWS Database Migration Service(DMS)は、AWSが提供するサービスの一つで、そのもっとも大きな役割はデータベースを短期間で安全に移行できることです。しかも、データ移行期間中でもソースデータベースは利用可能です。

AWS DMSは、ほとんどの商用データベースと、オープンソースデータベース間においてデータ移行が可能です。

AWS DMSの利用料金

AWS DMSの利用料金は、レプリケーションのインスタンスタイプ × 稼働時間で決まります。

AWS DMSへのデータ転送はすべて無料で、 「Amazon RDS」 や 「Amazon EC2」と「AWS DMS」 との間のデータ転送も無料です。

なお、データベースを 「Amazon Aurora」「Amazon Redshift」「Amazon DynamoDB」などに移行する場合は無料で6ヶ月間利用できます。

AWS DMSの環境を構築する4つの流れ

AWS DMSを実行させるには、まず「レプリケーションインスタンス」を作成して、ソースおよびターゲットの「エンドポイント」を指定します。さらに、「タスク」を作成して移行を実行させる、という流れです。

どの手順も高度なスキルは不要で、単純な作業だけで済みます。

それでは、順を追ってAWS DMSの環境を構築する手順を見ていきましょう。

AWS DMSの環境を構築する流れ1:レプリケーションインスタンスを作成する

「レプリケーションインスタンス」とは、直訳すると「複製を作る処理」という意味です。

具体的な作業は、「Replication instances」の「Create replication instances」ボタンから設定画面に入り、インスタンスの名前、説明、クラス、VPCなどを入力します。

すると、グローバルIPアドレスが割り振られるため、移行元データベースの設定を行います。

AWS DMSの環境を構築する流れ2:エンドポイントを作成する

ソースおよびターゲットのエンドポイントを作成するには、まず「Endpoints」の「Create endpoint」ボタンから設定画面に入ります。

続いて、データストアタイプおよび場所情報など、接続元と接続先のそれぞれのデータベースについて設定します。

AWS DMSはこの情報をもとにデータストアに接続し、ソースエンドポイントからターゲットエンドポイントにデータを移行します。

AWS DMSの環境を構築する流れ3:タスクを作成する

続いて、タスクを作成するには、「Tasks」の「Create task」ボタンから設定画面に入ります。

AWS DMSのタスクの設定は、タスク名、「レプリケーションインスタンスの作成」で決めたインスタンス名、「エンドポイントの作成」で決めたエンドポイント名、マイグレーションタイプなどを入力します。

上記設定を終えたら、タスク画面でステータスを監視します。

AWS DMSの環境を構築する流れ4:データベースの移行完了を確認する

AWS DMSのタスクが実行されると、データベース移行の進捗状況を確認できるようになります。「test-task」画面の「Complete %」のメーターが100%になり、「ロード完了」と表示されれば移行完了です。

所要時間は移行元データベース容量によっても大きく変わります。移行元容量が数十GBの移行処理に数時間、というのが目安でしょう。場合によっては、移行に数日間かかることもあります。

データベースの移行を失敗したときの対処方法

万が一、データベースの移行に失敗した場合は、AWS DMSの「タスクの検証」を有効にすると、データ検証が行えます。

まず、「データベース移行タスク」ボタンを押し、タスクの名前を選択します。「Table statistics」セクションを見ると「Validation state」 が確認できるため、指示に従って対処しましょう。

AWS DMSを利用するメリット3つ

AWS DMSを使用すると、短期間で安全に、かつ最小のダウンタイムでデータベースを移行できます。また、ほとんどの商用データベースと、オープンソースデータベース間のデータを移行できます。

その他、初期費用がなく時間に応じた利用料金だけですむ、高い障害耐性および自己修復性を備えているため信頼性が高い、などのメリットがあります。

そんなAWS DMSのメリットを詳しく紹介します。

AWS DMSを利用するメリット1:簡単に利用できる

AWS DMSを使用すると、ドライバーやアプリケーションをインストールする必要がなく、コンソール上で数回クリックするだけで、データベースを移行できます。これは、経験が浅いユーザーにとって大きなメリットです。

そして、移行が始まると、変更されたソースデータベースが自動的にレプリケーションされるなど、複雑な移行プロセスの手順のすべてをDMSが管理します。

AWS DMSを利用するメリット2:異なるデータベース間の移行が可能

AWS DMSによるデータベースの移行は、一般的に普及しているデータベースのほとんどをサポートしています。そのため、サービス適用範囲を心配する必要はありません。

しかも、同種のデータベース間だけでなく、異なるデータベース間でも移行できます。もちろん、オンプレミス環境のデータベースとクラウド環境のデータベース間での移行も可能です。

AWS DMSを利用するメリット3:ダウンタイムが少ない

AWS DMSは、データベースが使える状態を保ちつつ移行を進められます。つまり、事実上ダウンタイムなしでデータベースが移行できます。

たとえ、データベースの移行に数日かかったとしても、ダウンタイムがないため無駄に待つ時間がありません。

そして、移行が完了すれば、任意の期間ターゲットデータベースとソースデータベースを同期させ、都合のよいタイミングで切り替えられます。

AWS DMSの利用を検討しよう

かつて、データベースの移行は、環境の構築などにかかる時間や労力、コストが多大でした。しかし、AWS DMSを利用すれば非常に簡便な手順で安全に移行できるため、移行にかかるコストや労力を大幅にカットできます。

その他、AWS DMSには多くのメリットがあります。データベースの移行方法を検討する場合は、有力な選択肢の一つとしてAWS DMSを頭に入れておきましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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