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AMIを作成する手順を2通り紹介|AWSの複製やバックアップに役立つ!

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
AMIを作成する手順を2通り紹介|AWSの複製やバックアップに役立つ!

AMIとはインスタンス起動に必要なテンプレート

AMI(Amazon Machine Image)とは、インスタンスを起動させるために必要となるOSやアプリケーション、そしてボリュームの情報などを含むインスタンスの起動テンプレートのことです。

インスタンスを立ち上げる時には、必ずAMIを指定して起動しなければいけません。ここでは、これからAWSサービスについて学びたいという方に向けてAMI作成の方法について説明します。

AMIをインスタンスから作成する3つの手順

AMIの作成方法はインスタンスからの作成と、スナップショットからの作成の2種類があります。まずはインスタンスからの作成方法を説明します。

覚えておきたい作成の手順は、大まかに分けると3つです。EC2の管理画面で対象のインスタンスを選択、「アクション」から「イメージの作成」、ステータスが「available」で作成完了といった流れとなります。

それでは1つ1つ説明していきます。

AMIを作成する手順1:EC2の管理画面で対象のインスタンスを選択

まずAWS EC2にログインします。AWS EC2とは、Amazonが提供している仮想サーバ構築サービスです。EC2を利用することで、OSを乗せた仮想環境をクラウド上に作れます。

それではAMIを作成します。まずはEC2の管理画面に行き、操作しましょう。AMIを作成したいインスタンスを選んでチェックを入れて下さい。

AMIを作成する手順2:「アクション」から「イメージの作成」

「アクション」「イメージ」「イメージの作成」の順で選択すると、AMIの設定画面へと移ります。AMI設定画面ではAMIの名称と説明、そしてボリュームを設定して下さい。

設定が完了したら右下の「イメージの作成」ボタンをクリックします。すると「イメージの作成リクエストを受け取りました」というダイアログが表示されます。

AMIの名称などを設定しておく

「イメージの作成」画面では、「イメージ名」に作成するAMIの名称を必ず設定します。その他「イメージの説明」欄などを入力します。名称や説明に日付や目的を記載することによって管理しやすくなります。

「ボリュームタイプ」の項目では磁気ディスクを利用するか、SSDを利用するか磁気ディスクを利用するかの選択も出来ます。また「再起動しない」のオプションで、AMI取得時にインスタンスが停止されないように設定が出来ます。

ただし、インスタンスを停止せずにイメージを取得した場合、ファイルに不整合が生じる可能性があります。よって、可能ならインスタンスを停止してイメージを取ることをおすすめします。

AMIを作成する手順3:ステータスが「available」で作成完了

右下の「閉じる」を押してダイアログを閉じます。するとAMIの画面が表示され、AMIの作成が始まります。ステータスにAMIの作成中状態を表す「pending」が表示されます。

5分ほど経過すると、ステータスの表示が「pending」から「available」に変わります。これでAMIの作成は完了となります。

また、内部的な要因によるエラーなどが原因で作成に失敗する場合があります。そういったトラブルの際には、マネジメントコンソールの「詳細」タブから原因を参照出来るので、そこからトラブルシューティングしてみて下さい。

AMIにタグをつけて管理

タグとは、AWS リソースを管理しやすくするために付けるラベルです。

リソースにタグを追加するには、まずナビゲーションバーから、ニーズに合ったリージョンを選択します。そしてナビゲーションペインで、リソースタイプを選択します。

次に、リソースリストからリソースを選択し、「Tags(タグ)」を選択し、「Manage tags (タグの管理)」「Add tag (タグの追加)」の順に選択します。そして最後にタグのキーと値を入力して下さい。

タグの追加が完了したら「Save (保存)」 を選択します。これがタグ追加の手順となります。

「詳細」から説明の編集は可能

登録されたインスタンスの設定を編集する方法を説明します。最初に、インスタンスをまだ停止していない場合は、停止して下さい。

「Instances(インスタンス)」 ページで、インスタンス名をクリックし、「Details(詳細)」 ページを表示します。「Edit(編集)」をクリックして編集ページを表示すると、インスタンスの設定が編集出来ます。

インスタンスを再起動すると、更新された設定を使用した、新しい Amazon EC2 インスタンスが起動されます。

AMIをスナップショットから作成する3つの手順

続いて、スナップショットからAMIを作成する方法を説明します。覚えておきたい作成の手順は、大まかに分けると3つです。

EBSでスナップショットを取得、作成したスナップショットを選択し「アクション」から「イメージの作成」、元のインスタンスと同じ構成に設定する、といった流れとなります。

それでは1つ1つ説明していきます。

AMIを作成する手順1:EBSでスナップショットを取得する

まずはEBS管理画面から操作し、スナップショットを取得します。AMIを作成したいインスタンスのEBSボリュームを選んで下さい。

「アクション」「スナップショットの作成」の順で選ぶことで、スナップショットを設定する画面へと移ります。ステータスが「pending」から「available」に変わればスナップショットの作成は完了となります。

それではAMIを取得していきましょう。

EC2インスタンスは停止した状態にする

「再起動しない」オプションで、AMI取得時にインスタンスは停止しないように設定出来ます。

ただし、イメージの取得のタイミング次第では、ファイルシステムに不整合が起きることもあります。その為、AMIの取得は、EC2インスタンスを停止した状態で行うことをおすすめします。

EBSの管理画面で「アクション」から「スナップショットの作成」

EBSの管理画面で、スナップショットを作成する手順を説明します。まず、対象のインスタンスを選択し、「アクション」 「インスタンスの状態」 「停止」の順でクリックして、インスタンスを停止します。

対象のインスタンスを選択したら、インスタンスの詳細に表示される「ルートデバイス」リンクからポップアップを表示して下さい。そして「EBS ID」リンクからEBSボリュームの画面を表示します。

「アクション」 「スナップショットの作成」から作成画面を表示すれば、スナップショットが作成出来ます。

AMIを作成する手順2:作成したスナップショットを選択し「アクション」から「イメージの作成」

それではAMIの作成を始めていきましょう。管理画面で操作して下さい。

先ほど作成したスナップショットを選択して「アクション」から「イメージの作成」を選択します。ステータスが「pending」から「available」に変われば、AMIの作成は終了です。

以上のような手順で、スナップショットからAMIが作成出来ます。一度手動で起動して、正常に動作するか確認しておくことをおすすめします。

AMIを作成する手順3:元のインスタンスと同じ構成に設定する

AMIの設定画面では、AMIの名前や説明、ボリュームの設定に加えて、インスタンス構成情報も設定して下さい。

元となるインスタンスと同じ構成に設定しないと、立ち上がらない、立ち上がっても動作が安定しない、といった事があるので注意が必要です。

使わないAMIは削除する

単純にインスタンスだけ削除すると、不要なAMIが残ってしまうことがあります。AMIの中には、残しておくだけで課金対象となるものもあるので注意しましょう。

AMIは放っておくと山のように溜まってしまいます。膨大な数のものを1つ1つ削除していくのは面倒な作業です。不要なAMIは、こまめに削除することをおすすめします。

AMIの作成手順を理解してAWSをもっと便利に使いこなそう!

AMIとは、インスタンス作成に必要な情報が一通りまとめられたテンプレートです。AWSの複製やバックアップに役立つ、非常に便利なサービスでもあります。

AWSを利用するなら、AMIのメリットに目を向け、仕組みをよく知ることです。AMIの作成手順を正しく理解し、AWSをさらに便利に使いこなしましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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