テストエンジニアの将来性とは?キャリアパスやおすすめの資格4選を紹介


テストエンジニアの将来性やキャリアパスのことを教えてください。
テストエンジニアはIT業界の変化に伴って、将来性もある仕事でしょう。将来性や資格など詳しく見ていきましょう。
テストエンジニアの仕事内容とは?

現在のさまざまな仕事は、ITを抜きには遂行できないものが多くなりました。そのため、IT関連のエンジニアは職業的にも花形となっています。その中の一つが「テストエンジニア」です。
しかしテストエンジニアという言葉は、あまり耳にしません。
テストエンジニアとは、完成したソフトウェアやIT製品、電子機器などが、製品として正常に動くかを検証、評価するエンジニアです。
テストエンジニアとしてのやりがい

テストエンジニアは、製品をテストや検証する立場なので、地味で将来性が薄いと思われがちです。しかしそれは逆で、テストのフィードバックやレビューを行いながらコミュニケーション能力が培われます。
プロジェクト全行程を確認する機会も多く、そのため、プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーとしての才覚も芽生えます。多くのチャンスが舞い込み、ゼネラリストとしての将来性も見込めるメリットがあります。
テストエンジニアの現状

現在のテストエンジニアの環境は、単なるテスト要員から自動化へと変化しています。
テストエンジニアは、テストの設計スキル、自動化のスキルも同時に求められています。そのための設計へと移りつつあるので、高度な知識が必要となります。
中でも、インターネットの普及から、セキュリティテストの重要度はとても高く将来性もあります。
テストエンジニアの将来性を解説

既存のテストエンジニアが抱えている悩みは、将来的に自分の役割が機械に奪われてしまうのではないかという点です。
IT化が進む中で、ほとんどの作業を機械によって効率化されることが予想されているので、そのための上流設計に関われるエンジニアこそが、今後は待遇される可能性を秘めています。
では、具体的にテストエンジニアの将来性について見てまいりましょう。
テストエンジニアの将来性1:仕事内容の変化

テストエンジニアの将来性は、IT業界が直面しようとしている仕事や働き方の変革とかなりリンクしています。中でも、AIが世の中に登場したことは大きいと言えるでしょう。
それまでのテスト業務は、テストケースの組み合わせも何万、数十万という膨大な量があることから、最重要ケースのみを拾い上げてテストを実施するのが現状でした。今後の将来性は、AIでのテスト自動化が確立し、効率化が進み、労働コスト削減が実現します。
テストエンジニアの将来性2:IT業界の変化

IT業界の変化に伴って、テストエンジニアの業務にも影響があります。
AIやIoTなどに代表される先端技術の利用が増えて、インターネットとは関係がなかった家電や機械までが、遠隔操作を可能とするようになりました。リアルタイムで状況把握できるようになったからです。
IT業界の目覚ましい躍進により、生活のライフラインにも関係性を持つようになったことで、テストエンジニアの将来性も、その流れを汲んで取り組む姿勢が問われます。
テストエンジニアの将来性3:単純作業化
テストエンジニアの将来性を占うと、ますます単純作業化するだろうと言われています。
それは先に述べてきているように、AIなどの先端技術が躍進していることで、今まで人間がやっていた作業をAIが代行するからです。仕事の分量や熱量について、余計な時間をかける必要性がなくなっていきます。
より単純ながらも、確実で安全なテストエンジニアこそが、今後の将来性を担うと思われています。
テストエンジニアの将来性4:求められるスキルの変化

きっと既存の感覚のままでいるテストエンジニアの将来性は、高度化された機械やシステムに奪われてしまう可能性が高まります。今までと同じことの繰り返しで済むようなテストなら、わざわざマンパワーを雇わなくても済むからです。
ただしその一方で、業務効率化に携わるためのテスト設計は、今後「上流設計」と認識され、この分野を得意とするテストエンジニアの将来性や待遇は、ますます良くなると予想されています。
テストエンジニアの5つのキャリアパス
現在のところは、テストエンジニアとしての業務をこなしたり、これから目指すという方でも、その後のキャリアパスや将来性そのものについて、悩みや不安を抱えることがあり得ます。
テストエンジニアからキャリアアップして、どのような将来性が見えてくるのか興味も深まるはずです。そこでここでは、テストエンジニアのキャリアパスについてご紹介します。
テストエンジニアのキャリアパス1:スペシャリスト
テストエンジニアのキャリアパスの一つとして、ソフトウェアテストのドメインスペシャリストという道があります。ドメインスペシャリストとは、仮に、流通や金融、旅行業界といった特定の業界(ドメイン)に特化して、テストプロジェクト業務の効率化を目指す仕事です。
IT関連の知識だけではなく、その分野についてのノウハウも必要不可欠となり、双方を組み合わせた上流設計などの経験が問われます。
テストエンジニアのキャリアパス2:テストマネージャー
テストリーダー、もしくはテストマネージャーになる道もテストエンジニアの将来性の一つです。テスト経験を積んだ先での、本筋のキャリアとも言えます。
テストマネージャーは、テストエンジニア経験や技術と、全行程を管理する仕事です。そのため、高いマネジメント力が必要となります。
テストエンジニアのキャリアパス3:テストアナリスト
テストエンジニアの将来性を見込んで、テストアナリストを目指すのも方法の一つです。
テストアナリストとは、テスト設計書の作成、テスト結果分析、不合格なソフトウェアの分析、さらにはそれらへの対策・立案を行う専門家です。
しかもAIでの代替がされにくい領域なので、まさにキャリアアップに相応しい職種と言えるでしょう。
テストエンジニアのキャリアパス4:プログラマー
テストエンジニアからスタートして、プログラマーへのキャリアパスというのは一般的です。
もともとテストの業務そのものがプログラミングを理解しやすい理由から、さらに突き詰めていこうとする気持ちが高まるようです。
プログラミングスキルが必須になりますが、まだまだ需要が高く将来性もある職種です。
テストエンジニアのキャリアパス5:プロジェクトマネージャー
テストエンジニアのキャリアパスの中でも、特に人気があるのはプロジェクトマネージャーを目指す道です。
とあるシステム開発プロジェクトで、SEを取りまとめるリーダー的な役目の人物です。高いITスキルはもちろんのこと、事務的なスキル、契約書類関連の知識などが要求されてきます。
それにコミュニケーション能力とマネジメント力がなければ勤められないポジションなので、やることは多くあるでしょう。
テストエンジニアを目指す人におすすめの資格4つ

ソフトウェア開発の需要が高い今では、テスト設計スキルや品質改善スキルのあるエンジニアは、常に求められています。そのため、テストエンジニアを対象としている資格試験なども登場してきました。
テストエンジニアが、自分のキャリアや将来性を立証する意味でも、おすすめできる資格についてご紹介します。
資格1:基本情報技術者試験
基本情報技術者試験とは、ITエンジニアの基礎知識を網羅した資格です。
ハードウェア、ネットワークなどの仕組み、ソフトウェア開発手法、テスト技法といった広範囲な知識が要求されます。そのためテストエンジニアの基礎知識を身につけることが可能です。ITエンジニアとしては登竜門的な資格と言ってもよいでしょう。
資格2:ソフトウェア品質技術者資格
ソフトウェア品質技術者資格認定とは、ソフトウェアの品質向上技術に関する知識が問われた資格試験です。品質概念、ソフトウェア品質モデル、品質マネジメント、セキュリティといった幅広い内容から出題されます。
とくにリーダーやマネージャーが取得する耐えの資格ですが、テストエンジニアがこの資格試験に臨むことは、キャリアアップを目指すのに役立ってくれます。将来性を占う意味でもチャレンジする意義があります。
資格3:IT検証技術者認定試験
IT検証技術者認定試験とは、ソフトウェアの検証についての知識を評価する資格試験です。エントリーレベル、ミドルレベル、ハイレベルという3段階に区分されています。
テストエンジニアとしても、エントリーレベルからアナリストに要求されるハイレベルに至るまで、ステップアップしながら知識習得ができるので、将来性もあっておすすめです。
資格4:JSTQB認定テスト技術者資格
JSTQB認定テスト技術者資格とは、テスト設計や分析、マネジメントに至る知識を習得できる資格でおすすめです。ISTQB(International Software Testing Qualifications Board)と連携することから海外でも認知されています。
基礎的なFoundation Levelと応用的なAdvanced Levelに分かれています。そしてAdvanced Levelでは、マネジメントスキル主体か、分析スキル主体かという2種類に分類されています。
‘SE’ ‘left’ ‘AIなどの先端技術が躍進しても考え方によってテストエンジニアの将来性や待遇はますますよくなり、キャリアパスの道が開けていくということですね。’]
‘PM’ ‘right’ ‘今後テストエンジニアを目指す場合にも、どのようなキャリアパスを考慮しているのかがポイントになります。’]
転職する前にテストエンジニアの将来性を考えておこう

エンジニアという言葉から、どうしてもITエンジニア、システムエンジニアという印象が強い傾向です。テストエンジニアは縁の下の力持ち的な役目といえます。世の中に出ていく製品の安全性、快適さに繋がるのは、テストエンジニアの存在があるからです。
IT製品のすべてに関わる以上、テストエンジニアの将来性も比例していると言えるでしょう。
どのようなキャリアパスを考慮しているのかが、今後テストエンジニアを目指す場合のポイントになります。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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