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AWS WorkMailとは?AWS WorkMailの特徴・料金|AWS SESとの連携

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
AWS WorkMailとは?AWS WorkMailの特徴・料金|AWS SESとの連携

AWS WorkMailとは エンタープライズに向けてのEメール・カレンダーシステムを、オンプレミスで作成する場合、作成やメンテナンスに費用と時間がかかります。 AWSは、組織のEメールをセキュアかつ手軽に運用することが出来るビジネスアプリケーションAWS WorkMailの提供しています。 この記事では、Microsoft OutlookやWebブラウザから利用可能で、Microsoft Active Directoryとの連携も出来るサービスである、AWS WorkMailについて説明します。

AWS WorkMailの特徴

企業で使われるEメール・カレンダーシステムの作成や維持にオンプレミスを使用する場合、大量の費用や時間がかかります。システムを自社で用意する場合は、多くのハードウェアやソフトウェアを準備してセットアップしなければいけません。 さらに、環境を構築した後には、セキュリティパッチを定期的に適用したり、ソフトウェアをアップデートしたりと、メンテナンスする業務も生じます。 そして、データをバックアップしたり、災害が発生した時のリカバリも必要となります。それだけでなく、情報セキュリティの設定や、様々なメールクライアントやモバイルデバイスに対応する必要もあります。 このように、企業でEメール・カレンダーシステムの作成や維持をするには様々なコストが生じてしまいます。このような悩みを解決するために提供されているアプリケーションが、AWS WorkMailです。

デスクトップPCやモバイルOSのEメールクライアントに対応

AWS WorkMailとは、クラウドがベースである企業向けのEメール・カレンダーを構築するサービスで、デスクトップPCや、モバイルOSのEメールクライアントに対応しています。 Microsoft Active Directoryと連携することが出来るため、Microsoft Active Directoryを既に利用しているという企業ならば、元の認証情報を使いEメールの送受信やカレンダーを共有することが出来ます。

Eメールクライアント

AWS WorkMail は、Microsoft OutlookやiOS、そしてAndroidの標準Eメールアプリなどに対応しています。他にはIMAP プロトコルのサポートをする任意のクライアントおよびWebブラウザから利用することが出来ます。 組織のメンバーはそれぞれ、自身のEメールや連絡先そしてカレンダーへと、どの端末からでもアクセスが出来るということです。

セキュリティ

AWS WorkMailは、AWS Key Management Service (KMS) の暗号化キーにより、データを全て自動で暗号化するというセキュアな運用を提供しています。 そしてもちろんクラウドサービスなので、サーバーのセキュリティパッチを適用したり、ソフトウェアをアップデートしたり、ハードウェアの稼働を監視するなどといったメンテナンス業務の必要はありません。

AWS SESとの連携

AWSは、AWS WorkMailとは別に、AWS SESというEメール配信サービスの提供をしています。AWS SESは、企業と顧客の関係の維持や、システムの状況を通知するために使われます。AWS WorkMail は、AWS SESを使用することでEメールの送受信を可能としています。 AWS WorkMailは、組織のメンバーの情報を伝達するために使用するアプリケーションですが、AWS SESは、企業の顧客に向けたマーケティングや、状態の監視などに使われます。 例えば、マーケティングを目的に最適化したメールを顧客に送り、配信をしたメールに苦情やエラーがあった場合、すぐに担当者へと伝達が出来るよう、AWS WorkMailと連携をしたルール設定をAWS SESにすることが出来ます。

AWS WorkMailの利用

組織の中でAWS WorkMailの利用をするには、その企業システムのディレクトリへと登録されていなければいけません。 例えばMicrosoft Active Directoryの使用をしている場合、AWSクラウドのマネージド型 Microsoft Active Directoryの「AWS Directory Service」を行うことでAWS WorkMailとの統合が出来ます。 この時、利用者の管理はあくまで、Microsoft Active Directoryのみで大丈夫です。

AWS WorkMailの設定

AWS WorkMailは、AWSのコンソールから、どのサブドメインやディレクトリを使用するか選択することで設定を行います。このとき、ディレクトリの利用者ごとにアカウントの割り当てをしていきます。 アカウントは利用者ごとだけでなく、グループのアドレスを設定することも出来るようになっています。 なお、セットアップをする時に独自ドメインの設定も出来るのですが、その場合はDNS レコードをDNS サーバーに追加し、ドメインの所有権を検証しなければいけません。

リソースの予約

AWS WorkMailでは、Eメールとカレンダーを利用する以外に、組織の中で利用する物品や会議室などのリソースの予約といった管理が可能となっています。 その場合、物品や会議室のカテゴリをコンソールから選択し、それぞれに使用出来るメールアドレスを割り当てるという設定をします。リソースを使用する可否権限を、利用者ごとに割り当てるということも可能です。

データの参照を制御

インターネットをモバイル端末で経由し、組織の情報に外部からアクセスすることが出来ることは非常に便利です。しかし、組織の情報セキュリティによっては、データを全て参照させたくない時もあります。 そういった際は、アクセスの出来るデバイスや暗号化の指定などを実行することで、データの参照を制御することが出来ます。

AWS WorkMailへの移行

現在使用しているEメール環境から、AWS WorkMailに移行する場合、Amazonと提携している無料移行サービスを利用することが出来ます。 例えば、クラウドがベースのセルフサービス型である移行ソリューションの提供をしているaudrigaの場合は、標準的プロトコルを通じてEメールやカレンダー、連絡先、メモ、そしてタスクの移行が出来ます。 そしてTransendから提供される移行ユーティリティである「Transend Migrator for Amazon WorkMail」の場合、単一でのメールボックス移行のみならず、一度に数百ものアカウントをバッチ処理することが出来ます。 さらに複数のメッセージや、カレンダー、アドレス帳、そしてタスクを一度に移動させることが可能となっています。

AWS WorkMail の料金

AWS WorkMail は、1人あたり 50 GB のメールボックスストレージが利用可能で、利用者それぞれに月額 4USドルの料金が発生します。 25人まで、最初の30 日間は無料トライアルで使用を始められます。なお、AWS WorkMailには、前払いの料金や最低利用料金、そして長期契約などは必要ありません。

まとめ

この記事では、AWSから提供されるエンタープライズ向けのEメール・カレンダーサービスであるAWS WorkMailについて説明をしてきました。 Eメールやカレンダーサービスをオンプレミスで作成するには、メンテナンスなどにコストや時間がかかってしまいます。 しかしマネージド型であるAWS WorkMailなら、そのような悩みを全て解消してくれます。 そして、AWS WorkMailの対応しているメールクライアントは数多くあるので、現在のメール・カレンダーのアプリを変更する必要がありません。 是非ともAWS WorkMailの導入を検討してみて下さい。]]>

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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