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AWS Wavelengthとは?メリットと活用事例について解説!

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
AWS Wavelengthとは?メリットと活用事例について解説!

AWSとは? AWSというのは、Amazonから提供されている100種類以上のクラウドコンピューティングサービスのことを指します。正式名称を、Amazon Web Servicesといいます。 クラウドコンピューティングというのは、インターネットを通じて、ストレージ・サーバー・データベース・ソフトウェアなどのコンピューターを使ったサービスを使うことです。 クラウドコンピューティングならば、1台のパソコンとインターネット環境があれば、サーバーやストレージ、データベースを必要なだけ使用出来るのです。

AWS Wavelengthとは?

AWS Wavelengthとは、モバイルエッジコンピューティングアプリケーションに適したAWSインフラストラクチャサービスのことです。 AWS Wavelengthは、広い帯域と低いレイテンシーの備わった5Gネットワーク、そしてAWS のコンピューティングが組み合わされています。これによって、全く新しい種類のアプリケーションを構築することが出来るのです。 AWS WavelengthはVerizonと提携して提供を始めました。AWSは、KDDI、Vodafone、SK Telecomなどの通信事業者とも連携していて、今後もWavelength Zoneの拡大をしていくと公言しています。

Wavelength Zoneとは?

Wavelength Zoneとは、5Gネットワークの端末にあるデータセンター内へとAWSのサービスが組み込まれた、AWSインフラストラクチャのデプロイのことです。 これがあることで、通信事業者のネットワークから出なくても、Wavelength Zoneで行われているアプリケーションサーバーへとアプリケーショントラフィックを送信することが出来ます。 こうすることによって、幾つものホップからインターネットへと繋げることで発生するレイテンシーを防止し、5G ネットワークを快適に活用することが出来るのです。

AWS Wavelengthのメリット4つ

AWS Wavelengthを利用する上で、知っておきたいメリットが4つあります。 革新的なビジネスチャンスを模索出来ること、AWS使用体験が変わらないこと、柔軟でスケーラブルであること、グローバルなネットワークであることです。それでは1つ1つ説明していきます。

メリット1:革新的なビジネスチャンス

AWS Wavelengthは、様々なクラウドサービスへと5Gエッジで素早く接続することが出来ます。 それにより、エンドデバイスまたはエンドユーザーへの低レイテンシーの接続が必要となるオートメーション、ML支援診断、スマートシティ、自律走行車などといった革新的なビジネスチャンスを模索することが可能となるのです。

メリット2:変わらないAWS使用体験

AWS Wavelengthは、世界中の5Gネットワークで一貫された体験の提供をします。 デベロッパーは、現時点で使い慣れているAWSサービスやAPI、そしてツールを用いて、次世代の低レイテンシーアプリケーションの構築が出来ます。 そして、伸縮性や高可用性、そして従量課金制などといった、AWSの利点をこれまでと同様に利用することが出来るのです。

メリット3:柔軟でスケーラブルである

アプリケーションは、サービス契約や追加の変更をすることなく、様々なCSPの、様々なWavelength Zoneへとデプロイすることが出来ます。 これによって、管理プロセスや運用が簡素化されるため、大きな規模のデプロイが可能となります。 AWSリージョンへと広い帯域で安全にアクセスすることが可能で、デベロッパーは同様のツールセットとAPIを通じて、全てのAWSリージョンサービスへとシームレスに接続することが出来ます。

メリット4:グローバルなネットワーク

日本、米国、韓国、欧州などの通信プロバイダー (KDDI、Vodafone、Verizon、SK Telecomなど) のCSPネットワークへとWavelengthを使用することが出来ます。 それにより、世界中全てのエンドユーザーと接続デバイスへと低レイテンシーアプリケーションの提供をすることが出来るのです。

AWS Wavelengthの活用事例6つ

AWS Wavelengthは、ゲームストリーミングやバーチャルリアリティ、そしてライブイベントの会場内体験などといった、没入型でインタラクティブな体験の提供をする、5Gアプリケーションを現実のものとします。 そしてAWS Wavelengthによって、ネットワークエッジにデータ処理タスクを5Gデバイスからオフロードすることが可能となります。 それにより、スマートファクトリーや自律走行車などといったアプリケーションを実現させる電力やメモリ、そして帯域幅などといったリソースの節約が出来るのです。 それでは、AWS Wavelengthの主な活用事例について1つ1つ説明していきます。

コネクテッドカー

AWS Wavelengthは、センサーによって得たデータをリアルタイムでモニタリングすることが出来ます。 その機能を利用し、安全な接続や車内テレマティクス、そして自動運転が可能なコネクテッドカーを実現するのです。

ライブ動画

AWS Wavelengthは、高画質の動画および高音質のサウンドをライブでストリームすることが出来ます。 さらに、ライブ動画ストリームへとインタラクティブな体験を埋め込むために必要となる低レイテンシーの提供をします。

ARとVR

AWS Wavelengthは、ARとVRのアプリケーションが顧客へと実際に体験を提供するために必要となる20ミリ秒以下をベンチマークとしています。 よって、モーションからMTP(フォトン)までのレイテンシーを節約することが出来ます。

スマートファクトリー

AWS Wavelengthによって、産業オートメーションアプリケーションは、エッジによってML推論を使って動画と画像の分析をします。 それにより、高速で移動する組み立てラインの問題を検出することが出来るのです。

リアルタイムのゲーム

AWS Wavelengthは、リアルタイムでのゲームプレイに活用されます。 Wavelength Zoneのサーバーからストリーミングをすることによって、処理能力の制限がされているエンドデバイスでも、要求条件が厳しいゲームを使用することが出来るようになります。

ML支援診断

AWS Wavelengthは、ヘルスケアに向けたML支援診断に活用されます。 Wavelength Zoneのリソースによって実行される画像マッチングアプリケーションおよび動画分析は、医師の診断する速度を上げる役割を持っています。

Wavelengthの使用出来るAWSサービス

Amazon EC2 インスタンス、Amazon VPC サブネット、Amazon EBS ボリューム、Carrier Gatewayを、Wavelength Zoneへと作成することが出来ます。 Amazon EC2 Auto Scaling、Amazon ECS クラスター、Amazon EKS クラスター、AWS CloudTrail、Amazon CloudWatch、AWS CloudFormation Amazon EC2 Systems Managerなど、EC2やEBS、そしてVPCと連携しているサービスを使うことも出来ます。 AWS Wavelengthのサービスは、Amazon RDSやAmazon DynamoDBなどといったサービスへとアクセスが簡単に出来るように、信頼の寄せられる帯域幅の高い接続を通じてAWS リージョンへと接続されるVPCの一部なのです。

AWS Wavelengthを利用してみよう

この記事では、AWS Wavelengthについての説明をしてきました。AWS Wavelengthを利用することで、5Gネットワークにより実現される帯域幅とレイテンシーのメリットを活用することが出来るようになります。 興味を持たれた方は、是非ともAWS Wavelengthの導入をご検討下さい。]]>

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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