LPIC level2の7つの基礎!難易度や効果的な勉強方法もご紹介


LPIC level2とは?
LPICとはLinux技術者認定試験と呼ばれるIT系の資格試験で、Linux技術者と認定される資格になります。カナダ本部のNPO法人Linux技術者認定機関で日本にある支部で運営を行っています。
世界的にも有名な資格です。これを取得することでLinuxに関する業務行うことができます。日本では7割の企業がLinuxを導入していますので、かなり求人も多く重宝される資格になります。
この資格にはlevelがあり、1から順に試験を行いlevel2、level3と段階をふみます。よって、level2はlevel1に合格した人が次に受けることが出来る試験です。
Linux実務経験者向けの資格に合格出来たらネットワークの構築、管理や修正といった技術があると認められます。
LPIC level2資格は必要?
前項にも述べましたが、LPIC level2を取得することでLinuxに関する業務を行うことができ、ネットワークの構築、管理や修正といった技術があると認められます。
技術ややる気を評価されやすくなるため、エンジニアに転職したいと考えている方は取得しておくと役立つでしょう。
また、企業によっては、インフラ構築エンジニアをLPIC(LinuC)level2程度の知識を保有している人と条件を付けて求人をしている場合もあります。
LPIC level2試験の難易度
LPIC level2試験の難易度についてですが、試験は暗記問題がメインです。試験時間は90分で出題数は約60問、出題方式はCBT方式で合格ラインや約70%前後です。
LPIC level1とLPIC level2の違いは、対象試験です。LPIC level1は101試験、102試験が対象で、システムアーキテクチャや管理業務などのLinuxサーバ環境の構築、運用や保守をするための基礎操作について問われます。
LPIC level2は201試験、202試験が対象です。Linuxシステムの企画、導入や維持それとトラブルシューティングの知識について問われ、項目はドメインネームサーバ、Webサービスがあります。
専門的な知識が求められ合格率は非公開ですが、受験者と合格者数は公表されていますのでそこから推測すると約30%程度となり、難易度は高いと言えるでしょう。
LPIC level2の基礎7選
LPIC level2は合格率30%とされていますが、きちんと勉強すれば取得することが出来る試験です。
取得するための情報について7つのポイントをまとめましたので、じっくり読んで試験について理解を深めましょう。
LPIC level2の基礎1:試験範囲
まずはLPIC level2の試験範囲について把握します。試験は201試験と202試験の2つあり、それぞれ出題範囲が異なります。
201試験は、キャパシティプランニング・Linuxカーネル・システムの起動・ファイルシステムとデバイス・高度なストレージデバイスの管理・ネットワーク構成・システム・メンテナンスについて問われます。
202試験は、ドメインネームサーバ・ウェブサービス・ファイル共有・ネットワーククライアントの管理・電子メールサービス・システムのセキュリティについて問われます。
この2つの試験は同じ日に試験するわけではなく片方を受験し合格したらもう一方を合格した年から5年の間に受験して合格したらLPIC level2取得となります。
LPIC level2の基礎2:必要な勉強時間
LPIC level2の取得ために必要な勉強時間は、個人差ありますが3か月~半年程度と言われています。あくまでLPIC level1の知識を保有している人の勉強時間で未経験の方だと1年は見たほうが良いでしょう。
こちらの時間ですが、仕事をしながら休日や通勤時の隙間時間を利用して勉強を行った場合ですので、スクールや講座などで纏まった時間が取れる方は最短で2週間、1か月でとれることもあります。
LPIC level2の基礎3:受験の方法
前提条件としてLPIC-1に合格していることが必要で、履歴書を準備してLPIの公式サイトから、LPI-IDを登録して受験チケットを購入して会場と試験日を予約して申し込み完了です。
LPIC level2の申し込み期間はいつでも良く、試験日も祝日と日曜日を除く日ならいつでも受けることが出来ます。
会場は各都道府県にありますので最寄りの会場で受けることが可能です。合否は試験終わってすぐに判明します。
LPIC level2の基礎4:受験にかかる費用
LPIC level2にかかる費用は1試験あたり税別15,000円で、201試験と202試験と2つ受けますので、合計で税別30,000円掛かります。
支払い方法は、ホームページから購入する場合はクレカ払いと銀行振込から選択できます。
ちなみにLPIC level1とLPIC level2は同じ費用で、LPIC level3は1試験税別30,000円で試験が3つありますので税別90,000円になります。
LPIC level2の基礎5:試験の時間
LPIC level2の試験時間は約90分で、問題数が約60問ですので1問あたり1分30秒程度使用することができ、選択問題もありますので時間は十分にあるでしょう。
コツとして一つ一つの問題にあまり時間を掛けず、分かる問題をサクサク解いて最後に見直すように解くと良いでしょう。
LPIC level2の基礎6:合格点
LPIC level2の合格点は65%~75%程度で試験によって変動し、約60問のうち正解率70%を超える42問以上を正解することが出来たら、合格となります。
数字で表すと得点範囲は200~800点で、500点に達すると合格になります。1問ごとの配点がバラバラですので、感覚的に42問以上正解しておけば間違いないでしょう。
LPIC level2の基礎7:試験の仕様
LPIC level2の試験仕様はCBT方式と呼ばれ、紙ではなくコンピュータを使って解答していきます。
ほぼマウス選択問題で、途中でキーボード入力問題がありますので先に選択問題を終わらせて後で入力問題をするのもおすすめです。
LPIC level2の効果的な勉強方法3選
LPIC level2の勉強法ですが、試験自体は実務的な応用問題は少なく暗記がメインですので、とにかく覚えることが大事です。
次から効果的な勉強方法を3つのポイントに分けてご紹介します。
効果的な勉強方法1:大枠を理解する
まずは、LPIC level2の試験内容を把握することが大事です。201試験と202試験では出題される内容が異なりますので、どちらを先に受験するか決めてから勉強したほうが良いです。
試験の詳細については公式サイトにも書いていますので、しっかり確認をすることで無駄な勉強をすることなく試験に臨むことができます。
過去問などを見て出題傾向を把握するのも良いでしょう。
効果的な勉強方法2:理解した内容を暗記する
LPIC level2は選択問題がほとんどで入力問題は一部になりますので、どれだけ暗記できるかが重要になります。
実際に受験した方の体験談によると、201試験はコマンドとオプション暗記をこなしていく感じですが、202試験はファイル構成仕組みについて問われるためしっかり理解しておかないと難しいそうです。
きちんと理解したうえで覚えていかないとつまずいてしまうでしょう。
効果的な勉強方法3:問題集を解いて実力を確認する
LPIC level2の試験では、参考書やテキスト、問題集を手に入れて勉強するのがかなり効果的です。
実際に受験した方の中には、教科書を読んでスピードマスターで何度も勉強して、受験前に対策としてping-tの模擬試験を行って合格したという方もいます。
また、通勤時間などの隙間時間でも勉強できるように、スマートフォンで読めるweb教科書やweb問題集がありますので、ぜひ活用しましょう。
LPIC level2の試験勉強におすすめの本3選
LPIC level2を合格できるためにおすすめの本をご紹介します。
たくさんの問題集や参考書がありますが、今回は厳選した3冊をご紹介します。電子書籍もありますので、隙間時間に勉強しやすいでしょう。
試験勉強におすすめの本1:Linux教科書 LPICレベル2 Version4.5対応
最初におすすめするのは「Linux教科書 LPICレベル2 バージョン4.5対応」です。売り上げ上位で大変人気の学習書であり、値段は約¥3,960です。
各章末に練習問題が載っているほか、模擬試験を掲載しているためLPICレベル2の対策と学習に大変役に立つ一冊です。
試験勉強におすすめの本2:LPI認定試験LPICレベル2《201/202》
次にご紹介するのは「LPI認定試験LPICレベル2《201/202》」です。テキスト&問題集が載っている書籍になります。
1冊¥330円と大変お得な料金で、試験の出題範囲をしっかり押さえているので、気軽に学習を始めるのに良いでしょう。
試験勉強におすすめの本3:Linux教科書 LPIC レベル2 スピードマスター問題集Version4.0対応
最後に紹介するのは「Linux教科書 LPIC レベル2 スピードマスター問題集Version4.0対応」です。
こちらは電子書籍になっており、7インチ以上の端末での利用を推奨しています。無料のサンプルがあるので、購入する前に試すことが出来ます。
スピードマスター問題集ですので、問題形式で進んでいくため短期間で知識を取得することが出来ます。
LPIC level2を取得して実践的に活用しよう!
LPIC level2とは所持していれば、技術ややる気を評価されやすいので転職する際にとても役に立ちます。
日本企業の7割がLinuxを導入していることから、転職する際に選択肢がたくさん増えるので自分が働きやすい環境を選ぶことが出来るでしょう。
反面合格率が30%と決して高い数字ではないので、しっかり勉強することが大切です。
ネットワーク・システム・サーバーなどのエンジニア転職を考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてLPIC level2の取得を検討しましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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