AWSでどのようにNode.jsを利用したらいい?Node.jsを利用するメリットも解説
IT・技術関連
更新日:2024.09.05
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そもそもNode.jsとは Node.jsは、一言でいうと、Webサーバー側で動作するJavaScriptエンジンです。なお、JavaScriptと言えば、昔使われたWebブラウザのNetscapr Navigatorが起源のスクリプト言語で、今はChromeやFirefox、Microsoft Edgeなど、広く使われているWebブラウザで動作します。 では、Webサーバー側でJavaScriptが使えると、どのようなメリットがあるのでしょうか。それも含めて、Npde.jsの基本について解説します。
Node.jsの基本
Node.jsは、WebブラウザChromeのV8 JavaScriptエンジンが組み込まれた、Webサーバーで動作するJavaScriptの実行環境です。そのため、PHPやRubyのように、Webサーバー側に用意したスクリプトを読み込み、動作するプログラム環境として使われます。 なお、Node.jsの最初のバージョンは、2009年にライアン・ダール氏によって作られました。その後、開発コミュニティを中心に開発が進められており、今ではJavaScriptを利用したオープンソースの多くのプロジェクトをサポートしている、OpenJSによって支援されたプロジェクトにより開発が続けられています。Node.jsのメリット
Node.jsのメリットは、フロントエンドと同じプログラム言語であり、サーバーサイドのプログラムを開発できる点です。 最近は、エンジニアが不足しており、プロジェクト内に複数のプログラム言語に精通したエンジニアがいるとは限りません。JavaScriptが使えるフロントエンド側のエンジニアが、サーバーサイドのプログラムを作るケースも増えています。 そのような場合にNode.jsを使えれば、フロントエンド側とサーバーサイド側の両方を同じJavaScriptで開発できるので、エンジニアの負担が減るのがメリットです。AWS SDKはNode.jsでも利用できる
AWSでは、JavaScriptから使える、Amazon S3、Amazon EC2、DynamoDBなどの各サービスを利用するためのSDKを提供しています。そして、このSDKを利用することで、各サービスのAPIを利用した仕組みを、比較的簡単に記述で利用可能です。 そして、JavaScriptのSDKは、JavaScriptのエンジンであるNode.jsからも利用できます。なお、このAWS SDKは、今も開発が続いており、頻繁にリクエストされた新しい機能が追加されています。そのため、Node.jsから利用する場合も、最新版を利用してください。AWS SDK for Node.jsとは
先ほど紹介したNode.jsを使い、AWSの各サービスのAPIを利用する仕組みが、AWS SDK for JavaScriptです。もちろん、これを利用するためには、Node.jsが利用できる環境が必要なので、予め準備してください。さらに、AWS側の設定やJavaScriptのプログラムも必要です。 次から、このAWS SDK for Node.jsの概要と設定手順について解説します。AWS SDK for JavaScriptをNode.jsで使う
AWSの各種サービスのAPIを、JavaScriptで利用する仕組みが、AWS SDK for JavaScriptです。Node.jsは、JavaScriptの実行環境なので、このAWS SDK for JavaScriptが利用できます。 なお、AWS SDK for JavaScriptを利用するには、SDKをWebブラウザにダウンロードして利用します。しかし、Node.jsはサーバーサイドで動作する仕組みのため、同じ使い方はできません。 予めAmazon EC2を利用し、AWS内にNode.jsが動作する環境を作り、その環境で外部ライブラリとして利用する必要があります。最新のNode.jsを利用する
Node.jsは、頻繁にバージョンアップされています。最新版を利用してください。 なお、Amazon EC2、Amazon Linuxでインスタンスした場合は、ノードバージョンマネージャー (nvm) を利用できます。nvmを利用することで、Node.jsの整合性の検証が可能です。ぜひ、nvmを利用してNode.jsの最新版をインストールしてください。 nvmを使用してNode.jsの最新バージョンをインストールするコマンドは次のとおりです。 nvm install nodeとなります。AWSでNode.jsを利用する方法
次から、AWSに設定したNode.jsを使い、AWS SDK for JavaScriptを利用して、AWSの各種サービスのAPIを利用する方法について、詳しく紹介します。是非参考にしてください。Amazon EC2にNode.jsをインストール
AWS SDK for JavaScriptをNode.jsから利用するためには、AWS内にNode.jsが使えるWebサーバーを設定しなければなりません。そして、AWSでWebサーバーを利用する方法として、よく使われるのがAmazon EC2です。 まずは、Amazon EC2をインスタンスして、Node.jsをインストールしてください。また、既にAmazon EC2にWebサーバーがある場合は、そのサーバーにNode.jsをインストールしてください。Node.jsの環境にSDKをインストール
Node.jsでAWS SDK for JavaScriptを利用するには、SDKをNode.jsの実行環境にインストールしなければなりません。SDKをインストールするには、npmコマンドを利用します。なお、npmコマンドは、Node.js package managerで、次のコマンドを実行してください。 npm install aws-sdkとなります。共有認証情報ファイルの準備
Node.jsを利用し、AWS SDK for JavaScriptを介してAWSのサービスを利用するためには、認証情報を設定しなければなりません。Node.jsでは、共有認証情報ファイルに認証情報を記述できます。Node.jsで実行するJavaScriptを用意する前に、共有認証情報ファイルを準備してください。 Linuxの共有認証情報ファイル: ~/.aws/credentials 共有認証情報ファイルの書き方[default] aws_access_key_id = <YOUR_ACCESS_KEY_ID> aws_secret_access_key = <YOUR_SECRET_ACCESS_KEY><YOUR_ACCESS_KEY_ID>はアクセスキー ID、<YOUR_SECRET_ACCESS_KEY>はシークレットアクセスキーです。なお、この2つは、AWSの管理コンソールにログインし、アカウントのプルダウンメニューに「マイセキュリティ資格情報」で作成できます。まだ、作成していない方は、作っておいてください。
Node.js用JavaScriptを作成する
Amazon EC2にインストールしたNode.jsを利用し、AWS SDK for JavaScriptを利用する準備ができたら、SDKを利用するJavaScriptを作成します。 なお、AWSでは、各サービスのAPIを利用するためのJavaScriptコードの例を紹介しています。そのような例を参考に、JavaScriptを用意してください。Node.jsでSDKを使おう
これまで解説したように、AWSの各種サービスで提供されているAPIを利用する仕組みのAWS SDK for JavaScriptは、サーバーサイドで動作するNode.jsからも利用できます。 ただし、Node.jsが動作するWebサーバーをAWS内に設置し、Node.jsにSDKをインストールしなければなりません。さらに、認証情報の設定なども必要です。 なお、設定そのものは難しくないので、Node.jsを利用するWebシステムに、AWS SDK for JavaScriptを利用した機能を組み込んでください。]]>この記事の監修者・著者
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・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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