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IT業界におけるクラウドとは?クラウドサービスの具体例7つを紹介

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
IT業界におけるクラウドとは?クラウドサービスの具体例7つを紹介

IT業界におけるクラウドの意味やその詳細について知ろう


クラウドとは「雲」を意味する言葉ですが、IT業界におけるクラウドは異なった意味で使用されています。また、近年のIT業界は、クラウドとは切っても切り離せない関係になっています。

本記事ではIT業界におけるクラウドについて詳しくご紹介しますので、クラウドとはどのようなものなのか理解を深めてみてはいかがでしょうか。

IT業界におけるクラウドとは?


IT業界におけるクラウドとは、インターネットを介して利用することができるサービスやアプリケーションのことです。ITでのクラウドはオンラインで利用できるため、インターネット環境さえあればどこからでも利用することが可能です。

近年では個人だけでなく、多くの企業がビジネスにクラウドを使用しています。ここではIT業界におけるクラウドについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

クラウドの仕組みは?

IT業界におけるクラウドは、インターネット上でユーザーのデバイスへサービスが提供されるという仕組みになっています。そのため、ユーザー自身はサーバーなどを用意しなくてもサービスを使用できます。

また、IDやパスワードを使用することでユーザーの識別が可能となっているため、他のユーザーとの共有ではなく独立したサービスを利用できます。

クラウドを利用してできること

クラウドではさまざまなサービスやアプリケーションを提供していますが、具体的にどのようなことができるのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。

ここではクラウドを利用してできることをご紹介しますので、クラウドを利用することでどのようなことが実現できるのか参考にしてみてください。

仮想サーバーの運用や管理

クラウドでは仮想サーバーの運用や管理などがインターネット上で行えます。また、1つの管理画面で複数の仮想サーバーを管理することも可能です。

さらに、クラウドサービスの中にはフルマネージドの仮想サーバーもあるため、そういったクラウドであれば仮想サーバーの運用を自動化することも可能です。

システム開発の環境を構築

クラウドではシステム開発環境をインターネット上で構築することができます。本来であればパソコン上のローカルで構築するはずの開発環境がインターネット経由で利用できるため、ソフトウェアのインストール作業や手間のかかる環境構築の必要が無くなります。

そのため、従来であれば半日や丸一日かかるような環境構築が、クラウドであれば一瞬で利用できるようになります。

データのバックアップ

クラウドでは大切なデータをクラウド上の仮想サーバーにバックアップできます。データの複製、保管を行うことは非常に重要ですが、定期的なバックアップ作業には手間やコストがかかります。

しかしクラウドでのバックアップであれば保管先は自社のサーバーではないため、容量を気にすることなく簡単にバックアップが取れ、万が一の際にも安全にデータを復旧させることが可能です。

スケジュールの共有

クラウドサービスの中にはスケジュール管理ができるサービスもあります。社内での日程調整がスムーズにできないと、なかなか予定を併せられなかったり、作業の手間が増えたりします。

しかしクラウド上で全社員のスケジュールの共有ができるようになれば、日程調整をより効率的に行い、さらに調整作業もオンライン上で完結することができます。

クラウドサービスの種類

クラウドサービスには大きく分けて「SaaS」「PaaS」「IaaS」という3つの種類があります。また、種類によって提供しているサービスの内容にも違いがあるため、クラウドを利用する場合は、どの種類のクラウドサービスが必要になるのかも理解しておく必要があります。

ここではクラウドサービスの種類をそれぞれご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

SaaS

SaaSとは「Software as a Service」を略した言葉で、インターネット上で必要なソフトウェアを利用することができるものです。メールやSNSなど、これまでであればパッケージソフトとして販売されていたものが、インターネット上で利用できるようになったイメージです。

そのため、自社で開発をするのではなく、必要な機能のみを利用したいという場合はSaaSを利用すると良いでしょう。

PaaS

PaaSとは「Platform as a Service」を略した言葉で、インターネット上で開発環境を提供するサービスです。代表的なPaaSにはAWSやMicrosoft Azureなどがあります。

PaaSではすぐにシステムやアプリケーションを開発できる環境を利用することができるため、ユーザーは手間のかかる開発環境の構築を行う必要がありません。また、PaaSの多くは使った分だけ請求される従量課金制となっています。

IaaS

IaaSとは「Infrastructure as a Servic」を略した言葉で、インターネット上でインフラを利用するサービスです。インフラとは仮想サーバーやファイアウォールなどを指し、代表的なIaaSにはAWSやGoogle Cloudなどがあります。

IaaSではインフラ環境のみが提供されるため、それ以上のメモリやCPUなどのスペックはユーザー側で自由に設定することができます。

クラウドを利用する際のメリット4つ


クラウドの導入を検討している方の中には、クラウドを利用することの具体的なメリットについて知りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

ここではクラウドを利用する際のメリット4つをご紹介しますので、どのようなメリットがあるのか参考にしてみて下さい。

1:システムの構築に必要な時間が短縮できる

クラウドであればシステムの構築をスムーズに行うことができます。たとえば開発環境を構築する場合、オンプレミスだとエンジニアそれぞれが自分のパソコンにインストールして設定を行う必要があるため、システム構築だけでも時間や手間がかかってしまいます。

しかしクラウドの場合はすでに用意されたシステムを利用するだけなので、これまで必要としていたシステム構築時間を短縮することができるでしょう。

2:サーバーやソフトウェアを購入しなくて済む

クラウドサービスはインターネット経由で提供されるため、ユーザーはサーバーやソフトウェアを購入する必要がありません。インターネット環境さえあれば、必要な機能を必要なときに利用できるため、所有するデバイスにインストールしていく必要もありません。

そのため、サーバーなどを購入する費用を考慮する必要もない点はメリットだと言えるでしょう。

3:メンテナンス不要

クラウドサービスはベンダー側で管理されるため、ユーザー側でメンテナンスをする必要がありません。

ユーザーは面倒なインストールや設定作業、ソフトウェアのアップデートといった日々のメンテナンスなどを行わずに、インターネット上で提供されるサービスを利用するだけで済みます。

そのため、本来の業務のみに集中することができ、業務を効率化できるでしょう。

4:リモートワークに活用できる

クラウドを導入することで、IT企業ではリモートワークを推進することができるでしょう。クラウドはインターネット環境さえあればどこからでも利用できるため、オフィスに出社せずに自宅やカフェからでも仕事ができるようになります。

近年では働き方の多様化も叫ばれていることから、リモートワークを視野に入れることができる点は大きなメリットだと言えるでしょう。

クラウドを利用する際のデメリット3つ


ここまでさまざまなクラウドを利用するメリットについてご紹介しましたが、一方でクラウドにはデメリットも存在します。そのため、導入を検討する場合はメリットだけでなくデメリットについても把握しておくことが大切です。

ここではクラウドを利用する際のデメリット3つをご紹介しますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

1:利用に制限が設けられているためカスタマイズしにくい

クラウドで提供されるサービスはカスタマイズ領域が限られているため、ユーザー側で自由にカスタマイズすることが困難です。そのため、サービスを使いにくいと感じたとしても、設定で調整できる範囲でのカスタマイズしかできません。

自由にカスタマイズできるオンプレミスのシステムと比較すると、クラウドのサービスはカスタマイズ性が低いと言えるでしょう。

2:サーバーの安定性がサービスレベルである

クラウドのサーバーの安定性は、それぞれのサービスレベルに依存します。そのため、選んだクラウドサービスによってはサーバーが安定しないといったケースも考えられます。

ユーザー側でサーバーの管理やメンテナンスが不要といったメリットがある一方で、安定性もベンダー任せになる点はデメリットだと言えるでしょう。

3:セキュリティ関連のリスクが高い

クラウドはオンライン上でデータを扱うことになるため、セキュリティ面でのリスクがあります。利用するクラウドのセキュリティ基準によって管理されることになるため、不安に感じるというケースも多いでしょう。

しかし近年では、自社でデータを管理するよりも高い水準のセキュリティ対策が取られているケースも多いことから、以前よりもクラウドのセキュリティリスクは下がっていると言えます。

クラウドサービスの具体例7つ


クラウドサービスには非常に多くの種類が登場しているため、実際にクラウドを導入しようと思っても、どれを選べばいいのかわからないというケースもあるでしょう。

また、アカウント取得のみで利用できるような無料のクラウドサービスも多いため、意識せずにすでに利用しているという方もいるでしょう。ここではクラウドサービスの具体例7つをご紹介しますので、どのようなクラウドサービスがあるのか参考にしてみてください。

1:Yahoo!メール

Yahoo!メールはアカウント取得だけで利用できるヤフー提供のWebメールサービスです。クラウドサービスなので、パソコンにソフトをインストールしたりメールサーバーを用意したりすることなくメールの送受信が可能です。

画面がシンプルで使いやすいため、初心者でも簡単に利用できます。また、なりすましメールなどを拒否する機能なども搭載されているため、セキュリティ面でも安心です。

2:Gmail

Gmailはアカウント取得だけで利用できるGoogle提供のWebメールサービスです。多くの企業で利用されているWebメールサービスで、無料プランであってもメールサーバーを15GBまで利用することができます。

また、メールを送受信した場合は添付ファイルのウイルススキャンを行ってくれるため、セキュリティ面の不安も少なくなっています。

3:Twitter

Twitterは半角280文字以内のテキストや画像、動画URLなどを投稿できるSNSです。TwitterなどのSNSも、インターネット上で気軽に利用できるクラウドサービスの1つです。

Twitterは他のSNSと比べてリアルタイム性の高さに特徴があり、近年では多くの企業が公式アカウントを作成して、Twitterから情報発信を行ったりユーザーとの交流を行ったりしています。

4:AWS Cloud9

AWS Cloud9はクラウド上でコーディングやデバッグなどができるクラウドIDE(統合開発環境)です。一般的に使用されている主要プログラミング言語での開発の際に必要となるテキストエディタやコンパイル、デバッガがパッケージ化されているサービスです。

そのため、AWS Cloud9を利用することで、ユーザーはプロジェクトのための開発環境を用意する必要がありません。

5:Microsoft Azure

Microsoft AzureはMicrosoft社が管理しているデータセンターからサービスが提供されているクラウドサービスです。もともとは2010年にWindows Azureという名前でサービスを開始し、2014年に現在のMicrosoft Azureという名前に変わりました。

Microsoft AzureではコンピューティングやデータベースなどのIaaSやPaaSを利用することができます。

6:Google App Engine

Google App Engineは大規模なWebアプリケーションの開発や実行、バージョン管理ができるクラウドサービスです。Google Cloud Platformの一部として提供されています。

使用できる言語にはGo、PHP、Python、Java、Ruby、Node.js、.NETなどがあり、開発したアプリのスケーリングはGoogle App Engineが自動的に行ってくれます。

7:Google Cloud

Google CloudはGoogleが提供しているクラウドサービスです。Googleが提供しているエンドユーザー向けのサービスにもGoogle Cloudのインフラが利用されています。

Google Cloudでは、コンピューティングや機械学習、API管理、データ分析などのさまざまなプロダクトが利用できます。

クラウドを使いこなしてIT業務や日常生活に役立てよう!


クラウドはインターネット上で必要な機能を必要なときに利用できるサービスです。ユーザー側で管理や運用、メンテナンスを行う必要もありません。

ぜひこの記事でご紹介したIT業界におけるクラウドの概要やクラウドを利用する際のメリット・デメリット、クラウドサービスの具体例などを参考に、クラウドを活用してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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