AWS CodeStarとは? CodeStarを利用するメリット5つとポイントを解説
AWS CodeStarとは?
AWS CodeStarは、アプリケーションを開発および構築してAWSにデプロイするために必要なツールを備えたクラウドベースの開発サービスのことです。
AWS CodeStarは統合されたユーザーインターフェースを備えているため、ソフトウェア開発を一つの場所で簡単に管理できます。
AWSとは?
AWSとはAmazonから提供されているクラウドコンピューティングサービスの総称です。AWSとはAmazon Web Servicesのことをいいます。
AWSにはストレージ、データベース、機械学習、人工知能、データレイクの分析、モノのインターネットなどのインターネットを介した多くのサービスがあります。
インターネットの環境があれば開発に最適なツールを選択して、サービスを利用できます。各サービスの料金は従量制です。
CodeStarはソフトウェア開発のプロジェクト作成サービス
AWS CodeStarとは、AWSでソフトウェア開発プロジェクトを作成、管理して操作するクラウドベースのサービスです。
CodeStarは、開発プロジェクト全体の設定をシンプルにできます。AWS上でアプリケーションの開発、構築、および展開を容易にするためにさまざまなプロジェクトテンプレートが利用できます。
テンプレートを使用してプロジェクトをはじめる
テンプレートとはAmazon EC2やAWS Elastic Beanstalk、AWS Lambda用のテンプレートのことをいいます。5つのプログラム言語を使って新しいプロジェクトを作成できます。
5つのプログラム言語にはJava、JavaScript、PHP、Ruby、Pythonなどの言語がサポートされています。Amazon EC2、AWS Lambda、AWS Elastic Beanstalkにデプロイするアプリケーションの開発をすばやく開始できるプロジェクトテンプレートが多数あります。
AWS CodeStarでは、Visual Studio、Eclipse、AWSコマンドラインインターフェースなどのコードエディタを自由に選択して使用できます。
チームのプロジェクトでアクセスを管理する
AWS CodeStarでは、AWS Identity and Access Management(IAM)によって開発者のアイデンティティが管理され、チームへのアクセスを簡単に保護できる組み込みのロールベースのセキュリティポリシーが提供されます。
ロールベースとは認められたユーザーのシステムアクセスを制限するコンピューターセキュリティの手法の一種です。
所有者、コントリビューター、ビューワーという3つのアクセスレベルを使用してプロジェクトを共有できます。
AWS CodeStarを利用するメリット5つ
AWSを利用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、簡単な設定、AWS無料利用枠へのアクセス、プロジェクトテンプレート、ソフトウェアの管理、ダッシュボードの一元化という5つのメリットについてそれぞれ解説していきます。
AWSのCodeStarを利用するメリット1 : 簡単に設定できる
1つ目のメリットは簡単に設定できることです。ウェブアプリケーション、ウェブサービス、その他プロジェクトテンプレートを使用してAWSで新しいソフトウェアプロジェクトを簡単にはじめられます。
AWS CodeStarにはAmazon EC2やAWS Elastic Beanstalk、AWS Lambda用のテンプレートを使用して、JavaScript、Java、PythonやRuby、PHPをサポートします。
テンプレートを選択すると、サービスはプロジェクトアプリケーションに必要なAWSサービスをプロビジョニングします。
AWSのCodeStarを利用するメリット2 : 無料ではじめられる
2つ目のメリットは、無料ではじめられることです。無料のアカウントにサインアップするだけで、AWS無料利用枠へのアクセス権をもつことができます。無料利用枠の制限にとどまる範囲のアプリケーションについては料金が発生しません。
AWS CodeStarに対する追加料金はありません。実際に使用した分に対してのみ料金が発生します。
AWSのCodeStarを利用するメリット3 : さまざまなプロジェクトテンプレート
3つ目のメリットはさまざまなプロジェクトテンプレートを使用できることです。取得までの手順をお知らせします。
AWS CodeStarサービスを使ってWebアプリケーションプロジェクトを設定しましょう。まず、[AWS CodeStar Console]に行き、[Start a project]ボタンをクリックします。
ここでAWS CodeStarに対する権限がない場合はAWSCodestarFullAccess管理ポリシーを適用するか、すべてのAWSサービスに対して権限をもつIAM管理ユーザーをもっている必要があります。
IAMで権限を追加したら[Create service role]で[Yes, create role]をクリックするだけで、AWS CodeStarサービスのハブに移動します。
AWSのCodeStarを利用するメリット4 : ソフトウェアデリバリーを1つの場所で管理
4つ目のメリットは、さまざまなアクティビティを追跡するためのプロジェクト管理のダッシュボードが一目でわかることです。
1つの場所からアプリケーションアクティビティを監視し、コードのコミット、ビルド、テスト、デプロイなどのソフトウェア開発プロセスの全段階にわたって進行状況を追跡できます。
実行可能なサンプルコードは、Visual StudioやEclipse、Gitをサポートする任意のコードエディタなど、好きなIDEで使用できます。
AWSのCodeStarを利用するメリット5 : ダッシュボードの一元化
5つ目のメリットはダッシュボードで一元化できることです。
AWS CodeStarにはサードパーティーの問題追跡およびプロジェクトの管理ツールAtlassian JIRA Softwareが統合されているため、JIRAの問題をAWS CodeStarのダッシュボードで直接管理できます。
AWSのCodeStarを利用するポイント3つ
AWSのCodeStarを利用するときのポイントが3つあります。
利用できるサービスが限られていること、IAM Userの管理者権限を持っていること、そしてAmazon EC2キーを作成して管理するアクセス許可をもっている必要があることです。
それぞれ押さえておくべきポイントを説明していきます。
AWS CodeStarを利用するときのポイント1 : 利用できるサービスが限られている
AWSのCordStarを利用するときの1つ目のポイントは、利用できるサービスが限られていることです。
アプリケーション開発はAmazon EC2、AWS Lambda、AWS Elastic Beanstalk、以上の3つのサービスになります。
プロジェクトではJava、JavaScript、PHP、Ruby、Pythonの5つの言語がサポートされています。コードエディタはVisual Studio、Eclipse、AWSコマンドラインインターフェースの3つが使用できます。
AWS CodeStarを利用するときのポイント2 : IAM管理ユーザーであること
AWSのCodeStarを利用するときの2つ目のポイントは、IAMユーザーとしてサインインする必要があることです。
必要でなければタスクにはAWSアカウントのルートユーザーを使用しないでください。管理者アクセスが必要な担当者ごとに新しいIAMユーザーを作成します。
次にAdministratorAccess管理ポリシーを紐付けした「管理者」グループにそのユーザーを配置することで、そのユーザーを管理者にします。
AWS CodeStarを利用するときのポイント3 :メール受信可能な環境があること
3つ目のポイントはメールを受信できる環境が必要だということです。
プロジェクトを作成するとき、IAMユーザーを作成します。自分のIAMアカウントを作成するには[Create new IAM user]リンクをクリックします。
Create IAM userダイアログボックスが表示されたらチームメンバーのIAMユーザー名、表示名、電子メールアドレスを入力します。ここで電子メールアドレスが必要になりますので必ず受信可能なメール環境を整えておきましょう。
AWSのCordStarを利用してみよう!
AWS CodeStarの5つのメリットと押さえておくべきポイントについて解説しました。
AWS CodeStarではさまざまなテンプレートを利用して簡単にプロジェクトをはじめることができます。無料で気軽に試すことができるので、実際に自分で触ってみてAWS CodeStarについて理解を深め、上手に活用しましょう。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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