AWSのFlaskとは?その使用条件や設定方法について解説!


AWSのFlaskとは?
AWSのFlaskとは、簡単にウェブアプリケーションを作成できるPython上のオープンソースフレームワークのことを指します。このフレームワークによって、アプリを作る際の様々な動作のパッケージングを使用することができます。
AWSのFlaskの特徴
PythonにはFlask以外にもフレームワークが存在します。なかでもFlaskはどのような特徴を持ったフレームワークなのか、ここでは詳しく解説していきます。
特徴①動作の軽さ
Flaskはマイクロフレームワークであるため、動作が軽いです。必要最低限なシステムしか持ち合わせていないため、単純なアプリや管理画面の作成などには特に役立ちます。
特徴②カスタマイズできる
Flaskはカスタマイズ性に非常に長けています。Djangoのような最初からあるデータバースを使うのではなく、細かいカスタマイズをして使えることがFlaskの魅力です。
特徴③起動までが早い
Flaskを使いたいとなれば、インストールして数行のコードを入力、ホストの指定を行えば、すぐに起動し作業を始めることができます。面倒なセットアップがいらないという点は、開発者にとっても魅力的な特徴です。
AWSを使うための前提条件
それでは、AWSのFlaskを使用するために必要な前提条件を説明していきます。まずはAWSのElastic Beanstalk環境上でオペレーション、コンソールについての知識があることが前提となります。
さらに、Python 3.6以降を必要とし、それに対応したバージョンのElastic Beanstalkを使用するようにしてください。
AWSのFlaskの設定方法
ここでは、AWSのFlastを実際に使うための設定方法や流れなどを紹介していきます。仮想環境の設定やアプリの作成、アプリのデプロイなどにはどのようなコードが必要なのか確認しましょう。
仮想環境の設定
AWSのFlaskで仮想環境を設定する流れを見ていきましょう。
最初に、プロジェクトディレクトリィを作成します。
~$ mkdir eb-flask
~$ cd eb-flask
次に、virtという名前の仮想環境をアクティブ化します。
~/eb-flask$ virtualenv virt
~$ source virt/bin/activate
(virt) ~/eb-flask$
pip install で Flask をインストールします。
(virt)~/eb-flask$ pip install flask==1.1.2
pip freeze でライブラリを表示させます。
(virt)~/eb-flask$ pip freeze
click==7.1.2
Flask==1.1.2
itsdangerous==1.1.0
Jinja2==2.11.3
MarkupSafe===1.1.1
Werkzeug==1.0.1
requirements.txt という名前のファイルに保存します。
(virt)~/eb-flask$ pip freeze > requirements.txt
これで、仮想環境の設定は完了です。
アプリの作成
AWSのFlaskでアプリを作成する流れを見ていきましょう。
コードを見つけやすくするためにapplication.py という名前を使い、新しいテキストファイルを作ります。
from flask import Flask
# print a nice greeting.
def say_hello(username = "World"):
return 'Hello %s!\n' % username
# some bits of text for the page.
header_text = '''
\n EB Flask Test \n'''
instructions = '''
Hint: This is a RESTful web service! Append a username
to the URL (for example: /Thelonious
) to say hello to
someone specific.\n'''
home_link = 'Back\n'
footer_text = '\n'
# EB looks for an 'application' callable by default.
application = Flask(__name__)
# add a rule for the index page.
application.add_url_rule('/', 'index', (lambda: header_text +
say_hello() + instructions + footer_text))
# add a rule when the page is accessed with a name appended to the site
# URL.
application.add_url_rule('/', 'hello', (lambda username:
header_text + say_hello(username) + home_link + footer_text))
# run the app.
if __name__ == "__main__":
# Setting debug to True enables debug output. This line should be
# removed before deploying a production app.
application.debug = True
application.run()
application.py を実行します。
(virt) ~/eb-flask$ python application.py
* Serving Flask app "application" (lazy loading)
* Environment: production
WARNING: Do not use the development server in a production environment.
Use a production WSGI server instead.
* Debug mode: on
* Running on http://127.0.0.1:5000/ (Press CTRL+C to quit)
* Restarting with stat
* Debugger is active!
* Debugger PIN: 313-155-123
これで、アプリの作成は完了です。
アプリのデプロイ
AWSでFlaskのアプリをデプロイする流れを見ていきましょう。
最初に、eb init コマンドで EB CLI リポジトリを初期化します。
~/eb-flask$ eb init -p python-3.6 flask-tutorial --region us-east-2
Application flask-tutorial has been created.
次に、eb initコマンドを再度実行して、アプリ実行中のEC2にSSHで接続させます。
~/eb-flask$ eb init
Do you want to set up SSH for your instances?
(y/n): y
Select a keypair.
1) my-keypair
2) [ Create new KeyPair ]
最後に、eb create を使用して、環境にアプリをデプロイします。
~/eb-flask$ eb create flask-env
これで、アプリのデプロイは完了です。
実際にAWSのFlaskを使ってみよう!
今回は、AWSのFlaskについて解説しました。
Flaskは動作が軽く、カスタマイズ性があり、起動が早いという特徴を持っているため、効率的な作業を行うことができるようになります。
ぜひこの記事を参考に実際にAWSのFlaskを使ってみてください。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
-
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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