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Salesforceで[No route to host]エラーの切り分け方法を解説

IT・技術関連 更新日:2024.09.05
エンジニア採用
Salesforceで[No route to host]エラーの切り分け方法を解説

No route to hostエラーが出力される原因

No route to hostエラーが出力される原因は、セッションを確立するときに宛先のホストまで到達していない状態にあるためです。 セッションを確立するまでの送信経路には、ルーター、スイッチ、ケーブルを配置していることがあります。 また、No route to hostエラーが出力される原因はハード面の問題だけでなく、ホストが停止している可能性も考えられるので、順番に切り分けし原因を特定していきましょう。

No route to hostエラーが出力した場合の切り分け方法

No route to hostエラーは、ホストまでセッションが到達出来ていないことを知らせるためのメッセージです。 No route to hostエラーが発生した際は、セッションに失敗しタイムアウトが発生している場合か、セッションを確立する前にタイムアウトが発生している場合かによって、切り分け方法を変える必要があります。 以下それぞれの切り分け方法は、現在の環境に合わせて参考にしてください。

セッションに失敗し、タイムアウトが発生している場合

セッションに失敗してタイムアウトが発生している場合は、1人だけで発生しているか、複数人で発生しているかで、切り分けの方法が異なります。 1人だけでNo route to hostエラーが発生している場合は、まず、ブラウザのシークレットモードを利用して、タイムアウトが発生するかテストしてください。Salesforceにログイン出来ない事象の場合も同様です。 複数人でエラーが発生している場合は、セキュリティの設定を見直してみましょう。 現在のセキュリティの設定状況を確認するためには、Salesforceの設定を開き、セキュリティ管理から、セッション設定を選択します。セッションの定義に誤りがないか確認してください。

  • HTTPサーバーへのセッションが切れている
  • ブラウザが正しくホストへ接続出来ていない
  • ユーザーがプッシュ通知を利用して、コンソールビューを開いている

解決しない場合は、Salesforceサポートへ問い合わせる

切り分けをして問題が解決しない場合は、Salesforceサポートへ問い合わせることも可能です。問い合わせをする場合は、発生した日時やエラーのスクリーンショットを保存し、切り分け状況を説明できるとスムーズに支援を仰ぐことが可能です。

セッションを確立する前にタイムアウトが発生している場合

セッションを確立する前にタイムアウトが発生している場合は、ユーザーのプロファイルのタイムアウト値が期待値(expected value)と一致していない可能性があげられます。 組織でタイムアウト値を変更していても、ユーザーが独自のプロファイルのセッション設定をしていると、組織のセッション設定が適応されない場合があるので注意してください。 詳細な設定方法については、「セールスフォースヘルプ」をご覧ください。

  • ユーザーのプロファイルのタイムアウト値が組織で設定した期待値(expected value)と一致していない
  • セッションを接続している間は、セッションの後半までアクティビティをチェックしないことに注意する

アクティビティをチェックしない仕様に注意

セッションを接続している間は、セッションの後半までアクティビティをチェックしない仕様になっているので注意が必要です。 タイムアウト値を30分に設定したときのセッションは15分経過するまで、後半のアクティビティをチェックしません。 後半のアクティビティが検出されない場合は、エラーが発生しタイムアウトになります。このアクティビティをチェックするタイミングを理解することで、切り分けしやすくなりますので覚えておきましょう。

Salesforceのセキュリティ設定の確認方法

No route to hostエラーが発生する理由の一つに、セキュリティによりブロックされている可能性があります。 たとえば、端末を変えてアクセスしたら、無効なユーザーとしてアクセスが遮断されていた場合は、セキュリティによるブロックの可能性が考えられます。 切り分けをしてもなお問題が解決しない場合は、設定から現在のセキュリティ設定を見直してみましょう。 Salesforceのセキュリティ設定を開くためには、Salesforceの設定を開き、クイック検索(検索フォーム)に「セッションの設定」と入力します。検索結果に表示された[セッションの設定]を選択してください。 端末を変えてアクセスした場合は、以下の項目の内容でブロックされている可能性があります。

  • ログイン時の IP アドレスとセッションをロックする
  • セッションを最初に使用したドメインにセッションをロックする
  • セキュアな接続 (HTTPS) が必要
  • すべての要求でログイン IP アドレスの制限を適用
  • ログイン IP アドレスの制限 (Contact Manager Edition、Group Edition、および Professional Edition)

Salesforceにおけるネットワークのトラブルシューティング

Salesforceへの接続に遅延が発生している場合に、No route to hostエラーが出力することがあります。 遅延の問題が発生していると考えられる場合は、ネットワークパフォーマンスのトラブルシューティングを検討しましょう。 ただし、Salesforceでインスタンス全体に影響を及ぼす可能性のある問題へ対処を行っていることがあるため、Salesforceステータス(訳注 Salesforceのパフォーマンスに関するリソース)を必ず確認してください。 Salesforceステータスに浮上しているインシデントは、トラブルシューティングを実施しても、解決できない可能性があります。 Salesforceステータスを確認したあと、トラブルシューティングを行う場合は、ネットワークのログから問題を特定します。ログを出力させるには次の2つのコマンドが有効です。

  • ping
  • traceroute

MicrosoftWindowsを利用している場合はコマンドプロンプト、Macを利用している場合は、Terminal.appを起動してコマンドを入力します。

MicrosoftWindowsのトラブルシューティング

tracert login.salesforce.com

次に、以下のpingコマンドでエコーを送信します。

ping -n 100 login.salesforce.com

別の画面でもう一度コマンドプロンプトを起動し、salesforce.comのURL部分をインスタンスに置き換えてください。

tracert na1.salesforce.com
ping na1.salesforce.com

macOSの場合のトラブルシューティング

traceroute loginsalesforce.com
traceroute yourinstance.salesforce.com

tracert(traceroute)は、一定通信のスナップショットを記録するコマンドのため、複数回コマンドを実行してください。複数回コマンドを実行し、何回も同じ問題が発生している場合はネットワークトラブルが発生している可能性が高いので、発生原因の特定をしていきましょう。

No route to hostエラーが出力されたときは、切り分けをしましょう

No route to hostエラーが出力される原因は、セッションを確立するときに宛先のホストまで到達していない状態にあるためです。 セッションを確立するまでの送信経路には、ルーター、スイッチ、ケーブルを配置していることがあります。No route to hostエラーが出力された場合は、ハード面での切り分けを行ってください。 それでも解決しない場合は、ホストが停止している可能性も考えられるので、システム内で切り分けを実施し原因を特定してみましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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