SalesforceにおけるRenditionとは?詳細や注意点をご紹介
IT・技術関連
更新日:2024.09.05
エンジニア採用
SalesforceにおけるRenditionとは? Renditionとは、Salesforceでは変換のことを指します。 変換とはファイルのバイナリプレビューのことをいいます。バイナリの形式は、要求で指定された形式により違ってきます。 変換は共有ファイルの場合、アップロード後に非同期にて実行されます。非公開ファイルについては、変換は最初のファイルプレビュー要求で処理されますので、ファイルのアップロード直後に使用することができません。 例)
/connect/files/fileId/rendition
/connect/communities/communityId/files/fileId/rendition
Renditionを使用した変換の詳細
Renditionを使用した、ファイルの変換について説明します。 適用開始のバージョンは36.0です。Chatterは必要ありません。 バージョン24.0~35.0においては、Chatterで必要な「/chatter/files/fileId/rendition」と「/connect/communities/communityId/chatter/files/fileId/rendition」を使います。パラメータ
要求するパラメータについて説明します。 「page」はInteger型で、特定のページについて変換を指定します。最初のページは0になります。特定のページを指定しない場合は、最初のページの変換が返ってきます。PDFファイルの変換については、ドキュメント全体の変換になり、有効な値は0だけです。単一ページの変換を取得することができません。 「type」はString型で、返される変換の種類について指定します。デフォルト値は「THUMB120BY90」です。有効な値は、「PDF」、「THUMB120BY90」、「THUMB240BY180」、「THUMB720BY480」になります。SalesforceにおけるRenditionの概要
SalesforceでRenditionを使用すると、ストリーミングされた25 個のアセットファイルの変換を取得することができます。 変換とは、ファイルのバイナリプレビューのことを指します。 「fullyQualifiedName」は、名前空間プレフィックスが存在する場合、「ContentAsset」の API 参照名になります。 例)/connect/file-assets/fullyQualifiedName/rendition
/connect/communities/communityId/file-assets/fullyQualifiedName/rendition
File Renditionの切り替え
Connect RESTAPIでFile Renditionを切り替えることができます。 Connect RESTAPIはAdobeFlash Renditionの作成を停止し、SVG Renditionに切り替えます。 この変更を行うと、Professionalを除くすべてのエディションに対して、LightningExperienceおよびSalesforceClassicに適用されることになります。 切り替え方法は、Connect RESTAPIファイルプレビューリソースを使うことにより、SVG Renditionを取得することです。Asset File Renditionの詳細
使用可能なバージョンと要求パラメータについて説明します。 使用可能なバージョンは42.0です。Chatterは必要ありません。 「height」はInteger型で、画像ファイルの高さをピクセル単位で指定します。24ピクセルより大きくて、元の画像サイズよりも小さいサイズを指定しなければなりません。25 個のサイズの組み合わせまで指定できます。高さもしくは幅のみが指定されていれば、元の画像サイズになります。 「versionNumber」はInteger型で、ファイルの既存のバージョン番号が指定されます。指定されていない場合は最新のバージョンになります。 「width」はInteger型で、画像ファイルの幅をピクセル単位で指定します。24ピクセルより大きく、元の画像サイズより小さいサイズを指定しなければなりません。25 個のサイズの組み合わせまで指定できます。高さか幅のみなら、元の画像サイズになります。ファイルプレビューの取得
ファイルプレビューの取得でも、Renditionを使用できます。 下記例では、ThumbnailのformatTypeを使ってgetFilePreviewをコールすることで、サムネール形式のプレビューとともに、その各URLおよびサムネール変換の数を取得できます。サムネール形式ごとに、使用可能な各変換URLが表示されます。 例)System.debug(String.format('Preview - URL: \'\'{0}\'\', format: \'\'{1}\'\', nbr of renditions for this format: {2}', new String[]{ filePreview.url, filePreview.format.name(),String.valueOf(filePreview.previewUrls.size())}));
Salesforce Filesについて
Connect REST APIを使うことで、Salesforce Filesを操作することができます。 Salesforce Filesを使うことで、クラウドでファイルのアップロードや保存、検索、フォロー、共有、さらにコラボレーションをすることができます。 そのなかのリソースの一つとして「Rendition」が使用されています。 Renditionを使うことで、ストリーミングされた、25個までのアセットファイルの変換を取得することができます。 例)/connect/file-assets/fullyQualifiedName/rendition
Lightning Experienceでの実装
Lightning ExperienceにおけるRenditionについて説明します。 Lightning Experienceを使うようになったことで、今までと構造がClassic時代と変わってしまっています。Attachmentだけを取得したとしても、同じようにサムネールにすることができません。 例)for (ContentDocument cd : this.getContent(contentDocumentIdList)) {
for (ContentVersion cv : cd.ContentVersions) {
String srcUrl = '/sfc/servlet.shepherd/version/renditionDownload?rendition=ORIGINAL_Jpg&versionId=' + cv.Id;
exAttachmentList.add(srcUrl);
}
}
SalesforceでRenditionを活用しよう!
今回はSalesforceの機能の一つである「Rendition」について紹介しました。 SalesforceでRenditionを使うことによって、ファイルの変換に利用できたり、Asset File Renditionでアセットファイルの変換を取得することができます。 これからSalesforceエンジニアに転職したい人、あるいはSalesforceへの転職を考えている人にとって、Renditionの使い方を理解しておくことは大切です。 Renditionがどのようなものか理解し、使い方を知っておくことで、転職活動に活かしましょう。]]>この記事の監修者・著者
-
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
最新の投稿
- 2024-07-01営業インタビュー最短で当日にご提案可能。 OPE営業の対応が早い3つの理由
- 2024-07-01営業インタビュー研修見学ツアーが高評価!「お客様のOPEに対する期待を高め、継続に貢献できればと思います。」
- 2024-07-01営業インタビュー信頼関係を構築し、エンジニアの長期就業へ
- 2024-06-30キャリアインフラエンジニアはやめとけって本当?きつい理由を口コミを交えて解説
ITエンジニアの派遣を利用したい企業様へ
- 求人・転職サイトや自社採用サイトを使っているが、自社に合ったITエンジニアが応募してこない…
- すぐに採用したいが、応募がぜんぜん集まらない
こんな悩みをお持ちの採用・人事担当者の方は、
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
オープンアップITエンジニアをご検討ください!
当社のITエンジニア派遣サービスは
- 派遣スピードが速い!(最短即日)
- 4,500名のエンジニアから貴社にマッチした人材を派遣
- 正社員雇用も可能
こんな特長があり、貴社の事業やプロジェクトに合った最適なITエンジニアを派遣可能です。
まずは下記ボタンから無料でご相談ください。