人事担当者が解決したい代表的な悩み16選|解決する方法3つ


人事担当者の悩みとは
転職活動や就職活動をしている人たちはいろいろな悩みを抱えながら、その活動を行っています。しかし、悩みを抱えているのは採用する側である人事担当者も同様です。
人事担当者の悩みとは、採用時の問題から、採用後の人材育成について様々です。また、人事担当者はそれらの悩みを解決していく必要があります。
人事担当者が解決したい代表的な悩み16選
企業によって人事担当者が抱えている悩みは異なります。しかし、多くの人事担当者が抱えている定番となる悩みもあります。
人事担当者として悩みを解決していくためにも、まずは人事担当者が抱える代表的な悩みにはどのようなものがあるのか把握しておきましょう。
1:会社に貢献できる人材を見極める自信がない
企業が採用活動を行うということは、求めている人材がいるということです。そのため、人事担当者は採用活動によって、自社が求めている人材を見極めて、会社に貢献できる人材を採用する必要があります。
しかし、採用活動を行えば、非常に多くの人が応募してきます。適切な人材を見極める自信がないという人事担当者は、その多くの応募者の中から適切な人材を見つけられるかどうか、常に不安を感じながら採用活動を進めてしまうことになります。
2:人事評価制度が定着しない
人事担当者は人事評価を行うことも重要な仕事の1つです。もし、その人事評価が社内で定着せず、うまく機能していないと、社員が正当な評価を受けられていないと不満を感じてしまうことになります。
社員が評価に対して不満を感じると、仕事へのモチベーションが下がってしまうので、企業全体の生産性に影響を与えてしまうこともあります。
そのため、うまく人事評価が機能していないことは人事担当者にとって非常に大きな問題であり、また解決が難しいことでもあるため悩んでしまうことも多いでしょう。
3:多忙で人材育成の時間が取れない
人事担当者は採用活動や人事評価以外にも多くの仕事をしているので、非常に多忙となります。そのため、人事に新しい人材が入ったとしても、通常業務で手一杯となってしまい、人材育成の時間がなかなか取れないということもあります。
人材が育たないので、なかなか仕事を任せることができず、結局は仕事ができる人たちで仕事を済ませてしまうような状況が続いてしまいます。
また、十分に人材育成ができないうちに、仕事のできる人が転職や定年などでいなくなると、残された人の負担がさらに重くなってしまうという悪循環が起こることもあります。
4:中堅社員が育たない・離職する
優秀な人材には長く仕事をしてもらいたいと思うことは企業として当然のことです。しかし、優秀な人材は実力をつけてきて中堅社員となる頃に、転職を希望して離職していくことがあります。
優秀な人材は実力をつけるとステップアップを求めたり、どこでも対応できるスキルを持っているため、会社に不満があると新しい環境を求めて転職する場合があるのです。
人事担当者は入社してきた人材を教育したり、管理したりする必要があります。そのため、優秀な人材を離職させてしまったことで、これまでに育成でかけたコストが無駄になったり、管理できなかった責任などによって、悩みを抱えたりすることになります。
5:長時間労働が是正されない
人事担当者は社内で長時間労働が増えていれば、その状況を改善していく必要があります。また、人事担当者は社員の管理も仕事となるので、長時間労働によって社員が健康状態を悪くしたり、心身が疲弊して離職の原因となったりしないようにする必要もあります。
しかし、社員も好んで長時間労働をしているわけではなく、仕事をこなすために必要なことから長時間労働を行っていることが大半です。また、長時間労働が当然のようになると、社員にどれだけ人事から働きかけても、長時間労働を是正しようという姿勢が見られないこともあります。
長時間労働を是正しなければいけない状況で、社員の協力を得られず、いつまでも改善できない状況に悩んでしまうことは多いでしょう。
6:募集しても応募がない
人事担当者は採用活動の際に、多くの応募者が集まることで、その中から適切な人材を見極める自信を持つことができずに悩んでしまうことがあります。
逆に、採用活動で応募者が思うように集まらなくて悩んでしまうということもあるでしょう。応募者の数が少ないと、それだけ自社が求めている人材の条件と一致する人材が見つからない可能性が高まってしまいます。
採用活動は計画を立てて行うので、今年は採用者なしというわけにもいきません。応募者が少ないことで、適切な人材が見つからない可能性があることに人事担当者は悩んでしまう場合があります。
7:有効な研修方法がわからない
人事担当者は人材の教育も仕事の1つです。そのため、誰に、どのような研修を行うと有効であるかを検討することもあります。もし、その有効な研修方法を見極めることができなければ、人材が正しく成長できません。
人材育成がうまくできなくても、社員は仕事を行いながら成長をすることもできます。しかし、人材育成ができていないことで、成長効率が悪くなってしまう場合があります。
そのため、社員が身につけられたはずの実力を身につけることができない、ということが起こり得るのです。
そのような状況を作らないために、有効な研究方法について考え、悩んでしまう人事担当者もいます。
8:有効な面接の仕方が分からない
人事担当者は採用活動を行うので、転職希望者や就活生などに面接を行います。面接では、その応募者が自社の求めている人材であるかを確認しなければいけません。そのため、人事担当者は面接で応募者の能力や性格、実績など、いろいろな情報を聞き出す必要があります。
ただし、応募者は面接によって緊張していたり、良い印象を得るために面接対策をしていたりします。そのため、面接ではただ質問して情報を聞き出すだけでなく、その応募者の本質を見極める必要があります。
しかし、その方法がわからず、うまく面接ができないことで悩んでしまう人事担当者もいます。
9:優秀な社員ほど離職してしまう
優秀な社員はどこでも仕事をすることができ、多くの企業から求められます。そのため、ステップアップや会社への不満などの理由があれば、離職してしまう可能性があります。
人事担当者は、優秀な人材が離職しないように人材管理をすることも仕事です。しかし、優秀な人材ほど離職してしまいやすい状況に、人事担当者はどのような対策をすれば良いか悩んでしまうこともあります。
10:現場の要望に応えられない
人事担当者は社員のスキルや性格、やりたい仕事などの条件に合わせて、新入社員の配属先を決めたり、社員の人事異動を行ったりすることもあります。
しかし、社員のことをよく把握できていないと、その配置や人事異動などによって、社員が不満を抱えてしまうことになります。また、会社の状況によっては、適していない部署への配置や人事異動を社員に求めなくてはいけないこともあります。
このような場合に、社員から向けられる不満や、現場の要望に応えられないことに悩んでしまう人事担当者もいます。
11:自社にマッチする採用方法がわからない
採用活動では、自社のホームページから募集をしたり、就活サイトに登録したり、合同企業説明会に出展したり、インターンシップを行ったりなど、いろいろな方法があります。
これらはそれぞれ持っている特徴が異なるので、自社が求めている人材像や採用活動の計画などに合わせて適切な方法を選んでいく必要があります。
また選考でも、筆記試験は行うのか、個人面接だけでなくグループディスカッションや団体面接も実施すべきかどうかなども検討する必要もあります。
そのため、多くの採用方法があることから、人事担当者はどの方法が自社に適しているのかわからず、悩んでしまうこともあります。
12:自社の強み・特徴が絞り込めない
就職活動や転職活動などでは、選考対策として応募企業の強みや特徴などを把握しておくことが必要となります。また、応募する企業選びをする際に、企業の強みや特徴を判断材料の1つとされることも多いでしょう。
そのため、人事担当者は採用活動で多くの応募者を集めるためにも、自社の強みや特徴を明確にして、情報として発信する必要があります。また、自社の強みや特徴を明確にすることは自社のブランディングにも繋がります。
自社の強みや特徴を絞り込めなくて、情報として発信することができずに悩んでしまう人事担当者もいます。
13:選考辞退が多い
就活生や転職希望者などは同時に複数社の選考を受けているので、他社の選考状況や採用条件などによっては、自社の選考を辞退されてしまうこともあります。
優秀な人材は企業同士で奪い合いとなりやすいため、優秀な人材や自社の求めている人材を確保することも重要です。
そのため、採用活動で応募者を多く集めることができても、人材確保の競争に負けて、求めている人材を確保できないような状況に陥って、悩んでしまう人事担当者は多くいます。
14:内定辞退が多い
選考を辞退されず、内定を出す段階までになっても、人材が確保できたと思って安心することはできません。内定も他社の選考状況や条件によっては辞退されてしまうことがあります。
内定を出す時期まで選考が進んでいれば、すでに採用スケジュールは終盤で、優秀な人材も一通り就職先が決まっているという状況となる場合も多くあります。
そのため、内定を辞退されてしまうと、新しく人材を確保することが難しく、頭を抱えてしまう人事担当者は多いようです。
15:離職率が高い
離職率が高いということは、労働環境に何らかの問題がある可能性があります。そのため、人事担当者はその原因を見つけて、改善する必要があります。しかし、その原因が見つからないことや、長時間労働や人事評価制度などが原因の場合は早期の改善が難しいこともあります。
また、離職によって人材が減った分、その人員を補充するために採用活動を行う必要があるので、採用コストがかかってしまうことになります。他にも自社のノウハウが流出したり、離職率の高さからブラック企業という印象を持たれてしまったりする可能性もあります。
16:早期退職者が多い
採用コストをかけて人材を確保しても、入社してすぐに退職してしまう人もいます。早期退職をされれば、これまでの採用コストが無駄となってしまい、また採用活動が必要となってしまいます。
また、早期退職をするということは、選考の時点で適した人材を見極めることができていなかった可能性もあります。
人事の悩みを解決する方法3つ
人事担当者は様々な悩みを抱えています。しかし、その悩みは放置せずに解決していく必要があります。人事の悩みを解決する方法はいくつかあるので、悩みに合わせて適切な方法を実践するようにしましょう。
1:現場との連携を強化する
採用活動では企業が求めている人材を採用する必要があります。そのため、現場ではどのような人材が求められているのかを人事担当者はしっかりと把握しておく必要があります。また、現場で求めている人材を把握するためには、現場との連携も強化していかなければなりません。
2:採用代行サービスに外注する
自社で求めている人材を見つけたり、見極めたりすることが、どうしてもうまくできないという場合もあります。そのような場合は採用代行サービスの活用を検討してみましょう。
人材採用のノウハウを持った企業に外注することで、応募者と自社のミスマッチを防ぐことができます。
3:採用管理システムの導入を検討する
人事担当者は仕事の幅が広く多忙です。特に、採用活動の負担は大きいので、その採用活動をサポートする採用管理システムの導入を検討してみましょう。
採用管理システムでは、選考の進捗を確認したり、応募者の選考評価をしたり、内定者のフォローをしたりなど、採用活動におけるいろいろなことを管理したり、自動で行ったりすることができます。
そのため、採用管理システムを導入すれば、採用活動を効率化することができ、人事担当者の業務負担を軽減することができます。
人事の悩みを洗い出して優秀な人材を確保しよう
人事担当者はいろいろな悩みを抱えています。特に、採用活動に関する悩みを抱える人事担当者は多くいます。優秀な人材を確保するためにも、悩みを明確化して、その原因を把握し、改善や解決をしていきましょう。
この記事の監修者・著者

- AWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが4,715名在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1,154名(2024年6月現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者276名在籍(2024年5月現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2024年6月時点)
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