実施する前に知っておきたい、エンジニアのOJT研修のデメリット
OJTは実際の業務を一緒に行いながら、指導役の先輩社員が新人社員に仕事を教えていく教育方法です。
しかし、この方法にはデメリットがあります。ここではOJTのデメリットと、失敗する事例を紹介していきます。
OJTを行う前や、すでにOJTを行っているのに効果が上がっていない場合は、本記事の内容を確認してみてください。
OJT研修のデメリット
主に以下のようなものがあります。
- 教える側の負担が大きい
- 教える人間によって育成のスピードにバラつきが出る
- 直面する業務を通して学ぶため、体系的な学びやすさに欠ける
教える側の負担が大きい
OJTは先輩社員が指導役となって新人社員を教育する方法です。
そのため、先輩社員は自分の仕事をしながら同時に教育をしなければなりません。
先輩社員の通常業務に教育というタスクが加わるため、先輩社員に大きな負担がかかります。
教える人間によって育成にバラつきがある
先輩社員自身は教育のプロではありません。
そのため、教育のノウハウが欠けていると、新入社員の育成がうまくできない場合もあります。
教える人間の力量を揃えるには先輩社員を教育する必要がありますが、教育コストと時間がかかるという問題が生じます。
直面する業務を通して学ぶため、体系的な学びやすさに欠ける
OJTは業務の中で教育を行うため、目の前の業務について教えることがメインになります。
実際にこなした業務についての知識は身につくかもしれませんが、業務全体を体系的に学ぶことは難しい可能性があります。
OJT研修の失敗例
以下のような失敗例が見られます。
- 先輩社員が忙しくて新人教育をできない
- 先輩社員に教育を任せきりになる
- 先輩社員と新人社員が信頼関係を築けない
先輩社員が忙しくて新人教育をできない
先輩社員が自分の仕事に忙殺されて新人が放置されてしまい、満足な教育を受けられない事例が見られます。
先輩社員に教育を任せきりになる
職場の方から何のフォローも行わず、先輩社員に新人教育を任せたままにするケースがあります。
結果として、指導役が指導方法を知らないまま間違った教育を行ってしまい、期待した教育効果を得られなかった事例も存在します。
先輩社員と新人社員が信頼関係を築けない
例えば、指導役の社員が新人社員を頭ごなしに怒る、他の新人社員と比較して短所ばかりを指摘するなどして、両者の信頼関係が築けない例もあります。
こうなると新人社員のモチベーションが下がってしまい、期待した教育効果が得にくくなります。
OJTはデメリットを知ったうえで行うべき
OJTは指導役の社員に依存する部分が大きく、それを知らずに行うと想定した効果を得られないことがあります。
指導役の教育やフォローを行うなど、OJTを行うための体制を整えてから実施することが望ましいでしょう。
この記事の監修者・著者
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ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。
・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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