ブログTOP > エンジニア採用担当向け > クラウドサービスはどれがいい?企業向けのクラウドサービス15選

クラウドサービスはどれがいい?企業向けのクラウドサービス15選

エンジニア採用担当向け 更新日:2022.11.14
エンジニア採用
クラウドサービスはどれがいい?企業向けのクラウドサービス15選

クラウドサービスとは?

クラウドサービスの「クラウド」とは、クラウドコンピューティングのことです。

なぜクラウド(雲)かと言うと、コンピューターのリソースを抽象化する仮想化技術という雲が、コンピューター(サーバー)の所在地を隠すからです。クラウドサービスは、この雲の中のサーバー郡を中核としています。

一般的にクラウドサービスとは、クラウドストレージサービス(オンラインストレージサービス)のことを指します。以下では、その企業向けのものを、比較的な視点で見ていきます。

企業向けのクラウドサービス15選を徹底比較!

ここでは「Box」や「Dropbox Business」「Bizストレージ ファイルシェア」などをはじめ、企業向けのクラウドサービス15選を徹底比較いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

企業向けのクラウドサービス1:Box

Box(ボックス)は、同名の米国企業が提供する企業向けクラウドサービスで、世界レベルの高シェアを誇ります。

Boxは容量が無制限で、クラウド上のファイルをパソコンで操作して自動保存するBox Drive機能、シンプルなワークフローでタスク管理や進捗管理を行うBox Relay機能などを備えています。

Boxとよく比較される他社のサービスに、DropboxとOneDriveがあります。容量当たりの料金で比較すると、Boxは容量無制限のBusinessプランが1ユーザー月額1,710円です。

Dropboxは容量を必要に応じて追加できるAdvancedプランが1ユーザー月額2,400円、OneDriveは容量1TBのMicrosoft 365 Business Standardが1ユーザー月額1,360円となっています。

企業向けのクラウドサービス2:Dropbox Business

Dropbox社は無料の個人向けオンライストレージの先駆者です。しかし、最近では情報の共有が比較的簡単なため、Dropboxは企業向けのバックアップツールとして利用されています。

実際、共有フォルダに入れるだけで保存や同期が自動で行われ、マルチデバイスからのアクセスも可能です。また、上書きファイルや削除ファイルの復元機能も備えています。

企業向けプランとしては、容量5TB のStandardが1 ユーザー月額1,500 円、容量を必要に応じて追加できるAdvancedが1 ユーザー月額2,400 円です。

企業向けのクラウドサービス3:Bizストレージ ファイルシェア

Bizストレージファイルシェアは、NTTコミュニケーションズの企業向けファイル転送サービスです。そのため、NTTグループ全体のセキュリティシステムと連動して、強固なセキュリティ体制を築いています。

また、Biz ストレージ ファイルシェアは、2GBの大容量ファイルをShareDiskで送受信し、BizDriveで共有することができます。

価格は、月額16,500円(税込)からの定額制で、1万人まで使えます。定額制は予算計上がしやすく、IDを新たに追加するたびに課金されることもないので、経済的な負担を減らします。

企業向けのクラウドサービス4:クリプト便

クリプト便は、野村総研系の情報セキュリティ専門会社NRIセキュアの企業向けクラウドサービスです。同社は国内最高の情報セキュリティ格付けAAAisを取得しているため、クリプト便は暗号化とウイルスチェックを自動で行います。

また、定期診断によるセキュリティレベルの管理、グローバルIPアドレスによるアクセス制御なども備えています。

価格は、エントリプランが100通/20ユーザーで月額20,000円です。ライトプランは400通/50ユーザーで月額50,000円、スタンダードは1,000通/100ユーザーで月額90,000円となっています。

企業向けのクラウドサービス5:セキュアSAMBA

セキュアSAMBAは、スターティアレイズ社のAWS(Amazon Web Services)を基盤にした企業向けクラウドサービスです。

そのため、セキュリティ性に優れ、全アクセス経路の暗号化、フォルダごとのアクセス権限設定、ウイルスチェック、IPアドレスによるアクセス元の制限などを標準装備しています。

またアクセス手段も豊富で、パソコンではアプリとブラウザの両方が使用可能で、スマートデバイスや複合機からもアクセスできます。

セキュアSAMBAには「ファイルサーバーシリーズ」と「ファイル共有・転送シリーズ」の2種類があります。

後者の価格は、ダウンロード量制限100GBのライトプランが月額15,000円です。ダウンロード量制限300GBのミディアムプランは月額25,000円、ダウンロード量制限500GBのビジネスプランは月額35,000円となっています。

企業向けのクラウドサービス6:IMAGE WORKS

IMAGE WORKSは富士フイルムイメージングシステムズの企業向けクラウドサービスです。コンテンツ管理システムを土台とするため、データを溜め込むだけのオンラインストレージと比較して、検索性に優れます。具体的には、AIが対象画像を分析して類似画像を自動抽出する検索機能、ファイル登録と同時に閲覧用のサムネイル画像を自動生成する機能などを備えています。

料金はミニマムプランが、初期費用15,000円(税別)と月額15,000円(税別)から成っています。そして、それ以上は問い合わせをして資料と共に見積りを請求する形です。

企業向けのクラウドサービス7:Box over VPN

>Box over VPNは、NTTコミュニケーションズがBoxを閉域網経由で利用できるようにしてインターネット上の安全性を高めた企業向けのサービスです。</strongストレージ容量が無制限なため、社内に限らず取引先ともファイルやデータを共有できます。

また、Salesforceなどの業務アプリケーションとの連携が可能で、24時間365日受付のヘルプデスクも用意されています。

価格はインターネット型のBusinessプランが1ユーザー月額1,980円(税込み)です。Business Plusプランは1ユーザー月額3,300円(税込み)、Enterpriseプランが1ユーザー月額4,620円(税込み)となっています。ストレージ容量はどれも無制限です。

企業向けのクラウドサービス8:GigaCC ASP

GigaCC ASPの供給元はギガファイル便で有名な日本ワムネットです。しかし、GigaCC ASPは総合的な企業向けクラウドサービスです。そのため、機能、容量、ユーザー数、操作性、セキュリティ、サポート、コスト、運用管理において、いずれも高いクオリティを実現しています。

また、会社規模にかかわらず対応可能な汎用性もその特徴です。

価格は標準的なStandardプランの場合、1GB/10IDで月額12,000円、100GB/100IDで月額131,000円、1,000GB/1,000IDで月額280,000円です。セキュリティポリシーに合う機能を選べるAdvancedプランの場合は25,000円、高度なセキュリティ機能が充実したPremiumプランの場合は42,000円が、毎月Standardプランの月額に加算されます。

企業向けのクラウドサービス9:Smooth File 6

Smooth File 6はプロット社の企業向けクラウドサービスです。24時間入退室監視や耐震設備のある国内データセンターで運用されているため、データのバックアップ体制は万全です。

また、セキュリティ性を高めるために、アップロード時のウイルスチェック、操作ログの無期限保存、ファイル無害化機能といった希少なセキュリティ機能も装備しています。

価格はクラウドの場合、5GBプランが月額27,500円、10GBプランが月額38,500円、50GBプランが月額66,000円、150GBプランが月額82,500円、250GBプランが月額110,000円、500GBプランが月額137,500円、1TBプランが月額209,500円、2TBプランが月額280,500円となっています。

企業向けのクラウドサービス10:One Drive for Business

OneDriveは、Microsoft社 が提供する企業向けオンラインストレージサービスです。そのため、同社のOfficeとの相性は抜群です。

実際、エクセルやワードを使用する際に他のオンラインストレージサービスでは起こりうる文字化けもなく、それらのファイルをクラウド上で直接開いて編集することができます。

法人向け価格としては、Plan1が1ユーザー月額540円で、Plan2が1ユーザー月額1,090です。またMicrosoft365内サービスの場合は、Business Basicが1ユーザー月額540円で、Business Standardが1ユーザー月額1,360円です。

すべて初期容量としてユーザー1人あたり1TBが用意され、管理者はそれを5TBまで増量できます。

企業向けのクラウドサービス11:DirectCloud-Box

DirectCloud-BOXは、ダイレクトクラウドが運営する企業向けクラウドサービスです。同社は堅牢なセキュリティシステムを築くために、ISMS認証(ISO/IEC27001)を取得し、AWS WAFや不正アクセス監視サービス(IDS)などを導入しました。

それにもかかわらず、利用可能なユーザー数は無制限で初期費用も無料なので、そのコストパフォーマンスは際立っています。

料金プランは、容量100GBのベーシックが月額10,000円、容量300GBのスタンダードが月額30,000円、容量2TBのビジネスが月額90,000円、容量5TBのプレミアムが月額180,000円、容量20TBのエンタープライズが月額300,000円となります。

企業向けのクラウドサービス12:Amazon Drive

Amazon Driveはネット通販の大手Amazonのクラウドサービスです。Amazon会員であれば容量5GBまで無料で利用でき、Amazon会員の登録も無料です。

しかし、管理機能や大容量の価格体系を比較すると、Amazon Driveは個人向けであり、法人向けにはAmazonS3の方が適しています。

容量5GB以上の料金は、容量100GBが年額2,490円、容量1TBが年額13,800円、容量2TBが年額27,600円、容量3TBが年額41,400円、容量4TBが年額55,200円、容量5TBが年額69,000円、容量6TBが年額82,800円、容量7TBが年額96,600円、容量8TBが年額110,400円、容量9TBが124,200円、容量10TBが年額138,000円、容量20TBが年額276,000円、容量30TBが年額414,000円です。

企業向けのクラウドサービス13:ALTUS

ALTUSはGMOインターネット社のIaaS(Infrastructure as a Service)型クラウドサービスです。IaaS型のため、ALTUSは仮想サーバーをはじめとした機材やネットワークなどのインフラを、インターネット上のサービスとして提供します。

また、サーバーの運用に必要なファイアウォールやロードバランサーといった機能も標準で搭載しています。

料金はサーバーの構成によって異なりますが、利用するリソース単位で発生するため、従量課金型と比較して無駄がなく、コスト低減に役立ちます。

企業向けのクラウドサービス14:Z.com Cloud

Z.com CloudもGMOインターネット社のIaaS型クラウドサービスです。しかし、ALTUSと比較すると、教育機関をターゲットにしている点が異なります。そのため、学術情報ネットワークSINET5との直接接続をその加入機関に提供しています。

また、コールセンターも含めた24時間365日のサポート体制を整備しています。料金はALTUSと違って従量課金型です。

企業向けのクラウドサービス15:IBM Cloud

IBM CloudはIBMが運営する企業向けクラウドサービスです。世界中に60のデータセンターを持ち、20業界・数千社が利用しています。

またWatsonと呼ばれるAIの提供や、機械学習に関するAPI(Application Programming Interface)を多く取り扱っていることも強みです。製品が豊富なためその料金体系は複雑ですが、基本、従量課金になっています。

クラウドサービスを導入するメリット

クラウドサービスは、利用者自身が行う場合と比較して、機材の購入、システムの構築・管理などの手間を省きます。それゆえ、それは業務の効率化やコストダウンに役立ちますが、他にも以下のようなメリットがあります。

社内のサーバーが不要

クラウドサービスは、それを提供する企業のデータセンターがすべての情報を保管します。したがって、それを利用すれば、社内に物理的なサーバーやその設置スペースを用意する必要はありません。

どこからでもサービスを利用することができる

クラウド上の情報にはどこからでもアクセスできるので、クラウドサービスはテレワークに利用されています。

感染症予防対策の一環で、テレワークを導入する企業が以前と比較して増えてきました。それゆえ、クラウドサービスはWithコロナの時代に不可欠なサービスと言えるでしょう。

セキュリティ環境がしっかりしている

セキュリティ技術は日々進化していますが、素人がこれに追随するのは至難の技です。また、強力なセキュリティシステムを構築するためには、多額な投資と持続的な運用が必要ですが、一社がこれを負担することは困難です。

それゆえ、最新のセキュリティ環境を整えるには、プロのクラウドベンダーに任せるのが得策でしょう。

自社に適したクラウドサービスを導入しよう

クラウドサービスは2つに大別されます。ひとつは、提供元のデータセンターに設置された多数のサーバーから不特定多数のユーザーに対して、サーバーの処理能力を柔軟に配分するパブリッククラウドです。

もうひとつは、パブリッククラウドと同様にコンピューターのリソースを抽象化する仮想化技術は用いるが、使用するサーバー環境をユーザー企業が専有するプライベートクラウドです。

上記のサービスで言えば、1から12までは前者を提供します。一方、13と14は後者に、15は両方に対応しています。

パブリックとプライベートを比較すると、それぞれに一長一短があるので、クラウドサービスを導入する際は、両者を組み合わせたハイブリッド型が有利です。自社のニーズに合わせて、いいとこ取りで行きましょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
ITエンジニアを派遣で採用したい企業様へ
ITエンジニアを派遣で採用したい企業様へ
  • 求人・転職サイトや自社採用サイトを使っているが、自社に合ったITエンジニアが応募してこない…
  • すぐに採用したいが、応募がぜんぜん集まらない
こんな悩みをお持ちの採用・人事担当者の方は、
オープンアップITエンジニアをご検討ください!

当社のITエンジニア派遣サービスは

  • 派遣スピードが速い!(最短即日)
  • 低コスト
  • 4,500名のエンジニアから貴社にマッチした人材を派遣
  • 正社員雇用も可能

こんな特長があり、貴社の事業やプロジェクトに合った最適なITエンジニアを派遣可能です。
まずは下記ボタンから無料でご相談ください。

無料相談のお申し込みはこちら
エンジニア採用担当向けの記事一覧へ

カテゴリから記事を探す

すべての記事一覧へ