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ローコード開発プラットフォームOutSystemsとは何か?手順も解説

ローコードエンジニア 更新日:2022.11.14
エンジニア採用
ローコード開発プラットフォームOutSystemsとは何か?手順も解説

OutSystemsとは何か?

OutSystemsとは企業の働き方改革に繋がるツールであり、開発コードを最小限におさえてアプリケーションの高速開発が可能です。今までの難しい開発言語か省けるようになります。

 

多様なアプリケーションを素早く作成することが可能になり、webアプリ・チャットボット・リアクティブwebアプリなどを、様々なデバイス向けに作成でき、システム設計情報やソースコードを、自動生成することにより今までにない効率で高品質なアプリ開発を実現します。

 

OutSystemsの評判は良く、大手企業も率先してOutSystemsのエンジニアの育成や教育、OutSystemsの提供をしている大規模なシステムに対応したローコード開発の基盤です。

ローコード開発プラットフォームについて

現在の企業はどの業種でも多かれ少なかれITが主要化している中、より効率的で迅速に業務をこなすには、ITの生産性の向上が欠かせません。

 

企業の作業効率化ができるローコード開発プラットフォームは、手作業でのコーディングを最小限に抑えてアプリケーションを開発できるツールであり、企業の運用の円滑さと売上向上が期待できます。

ローコード開発プラットフォームOutSystemsが選ばれる理由5つ

上記のローコード開発プラットフォームについてでも、少し触れましたが人材不足や、1からのシステム要件の作成には、多大な時間がかかってしまいます。

 

人材不足による問題の解決へとなるローコード開発プラットフォームOutSystemsが選ばれる5つの理由を紹介します。

1:管理機能が充実している

OutSystemsの充実した管理とは何ができるのか、疑問に思われる方が多いでしょう。

 

主にOutSystemsアプリケーションの構成管理、IDまたは権限の管理【Active DirectoryやLDAPとのシステムの利用や、AzureAD・Okta・OneLoginとの連携ができる】、技術的負債の管理、バージョン管理、ソース管理とセキュリティーやリスク管理まで様々な管理が可能です。

2:外部連携への強い機能を持っている

OutSystemsの外部への連携は、既存のシステムのデータをアプリケーションとの連携は勿論のことですが、追加設定なしで400以上のシステムとの連携が可能です。

 

すべての連携は、実行した際に一元管理されるため、コーディングの必要もありません。連携の際にエラーがあるかの確認と、問題発生時のトラブルシューティングに対応できる情報を得ることができます。

3:修正の変更要求が簡単に行える

複雑な修正の変更要求が簡単に行えるのはなぜでしょうか。

 

OutSystemsのアーキテクチャは、AI搭載のツールであり、開発段階から反復的なタスクを選択して取り除いてくれます。

 

変更の度に繰り返し行っていた複雑な変更管理や、アーキテクチャのレビュープロセスを自動化することにより、簡単で迅速に変更することが可能になります。

 

難しい手間のかかる作業がなくなることで、人員の削減にも繋がるでしょう。また技術者向けのOutSystems用自動生成ツールOutDoc【Forge】での開発でさらなるスピードアップも可能になります。

4:オンプレミスへの対応もされている

クラウドとの連携だけではなく、オンプレミス環境との連携もセキュアに実現可能です。

 

内部データベースの安全面などから、オンプレミスで行っている企業でも安心して使える、統合Windows認証、ネットワークベースのセキュリティー、ネットワークゾーンとのセキュリティー構成を追加で提供もしています。

5:設計書のみを作るだけ

今までのようにエンジニアに複雑なハンドコーディングが必要なく、プロセス、インターフェース、ロジック、データの4layerの設計をするだけで、ソフトウェアの自動生成ができます。

 

従来の難しいソースコードなどが不要になり、設計からテストまでの開発がスムーズになります。

OutSystemsでのローコード開発の6つの手順

OutSystemsは個人利用でも企業でも、初心者でも失敗なく様々な案件のアプリケーションが作成可能です。

 

ユーザーが安心して使える、OutSystemsでのローコード開発の手順、使い方を簡単に紹介します。

1:個人環境用アカウントの作成

個人環境でのアカウント作成は基本無料でお試しできます。

 

OutSystemsのHPにアクセス、個人向け無料アプリをダウンロードし、その際に必要項目を半角英数字で入力し仮登録すると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。

 

メール内容に従って登録完了手続きをして完了です。

2:開発する環境の準備をする

次に開発環境を整えましょう。

 

インストールしたアプリにログインし、Welcome to Service Studioから始めたい内容を選び、Stepsからチュートリアルを確認して、指示通りにチュートリアルをこなしていきましょう。

3:OutSystemsで開発をする

次に、OutSystemsで開発をします。

 

画面New ApplicationからStart from scratchを開くと、webアプリ、tabletアプリ、携帯電話用アプリから選べる画面に移行し、作りたいアプリの種類を選び、アプリ名を作成してください。

4:新規アプリケーションの作成

アプリ名の作成が完了したら、モジュール作成をクリックしてください。モジュール名は自動的にアプリ名と連動されています。

 

次に、画面右側のDataタブからエンティティを選びimport New Entities from Excelを選択して新しいエンティティを取り込んでください。

5:Entityを作り込む

次にEntityを作り込みます。

 

OutSystemsをダウンロードした際に、自動で作成されているtaskファイルが出てくるため、そのファイルを選択しエクセルファイルからエンティティをインポートしてください。

 

インポートが完了したら、エンティティtask作成の有無を確認し、ポップガイドのnextを選択してください。

6:画面の作り込み

新規の画面を出すために、カスタム画面テンプレートモジュールを開き、Interfaceタブに移行しUI FlowsフォルダのScreenTemplatesフローをクリックしてください。

 

コンテキストメニューでAdd web Screenまたは[Add Mobile Screen]を選択します。

 

New Screenウィンドウ、テンプレートをブートストラップするためのコンテンツ画面テンプレートを選択、もしくはEmptyを選択し、Create Screenをクリックすると、新規画面の上部に「You are editing a Screen Template」というメッセージが表示されます。

 

その後はプレビュー画面の設定をし、画面テンプレートのメタデータを入力してください。

 

モジュールをパブリッシュすると、画面テンプレートの利用が可能となります。

Excelデータを利用してEntityを作り込む

初めに画面右上のDataタブを開きます。

 

次にEntities Databaseを選択し、メニューを開きExcelの新しいエンティティをインポートするを選んでください。

 

取り込みたいExcelファイルを選び開くと【Employee.xlsx】ファイルからエンティティでインポートしますか?Employeesと有無を問われるため、エンティティ名とExcel名とが一致していることを確認してからインポートを完了させましょう。

 

完了すると画面のEntities Databaseの配下に、Employeeが作成されているので、画面中央上部のワンクリックパブリッシュを押してください。

OutSystemsの課題点3つ

多くの企業が取り入れだしているOutSystemsですが、歴史はまだ浅く始まったばかりのため、大きく分けて3つの問題点があります。

 

多言語対応の不完全性や、国内のコミュニティの乏しさ、ライセンス料金の高いことがあげられるでしょう。そのあたりの欠点を簡潔に紹介します。

1:日本語対応になっていない

折角のいいシステムでも、日本語対応になっていないために、エンジニアが操作方法や機能が理解できなければ使うことができません。

 

現在は導入検討中の企業向けの評価ガイド【日本語版】や、製品の概要、機能などの質問に対する回答の日本語化が実現しています。

 

動画コンテンツの日本語字幕により、自己学習も可能になっています。

2:国内のコミュニティが今はない

情報の共有、交換はとても大切ですが、今現在の国内のコミュニティはほぼありません。

 

国内ではありませんが、OutSystemsの開発者のコミュニティで、質問・学習・アイデアの共有を世界中の人とすることは可能です。

3:年間のライセンス料金が高い

OutSystemsのライセンス料はFree個人向けの無償【無期限】・Basic・Standard・Enterpris企業向け有償【1年ごと課金】の4つプランがあります。

 

プランにより価格も変動しますが、公式サイトより個別価格の見積もりが可能なため確認しましょう。

 

出典:価格とエディション|OutSystems
参照:https://www.outsystems.com/ja-jp/pricing-and-editions/

OutSystemsのローコード開発について詳しく理解する

OutSystemsのローコード開発によって、AI、クラウド、DevOpsの融合、AI、機械学習、IoTの機能を常に拡張し、日々変化するビジネスニーズへの対応が可能になります。

 

UIの構築スキルがなくても制限なくUIの構築が実現でき、独自のテンプレートをCSSで作り、標準テンプレートのデザインをCSSやHTML5でカスタムも可能です。

 

OutSystemsではユーザーのニーズ、シナリオに対応するトレーニングを行っており、認定資格の発行も行っています。

 

ITの参考書や書籍を利用して勉強している方には、OutSystemsが開催している、無償のセミナーへ行くのも良いでしょう。

この記事の監修者・著者

株式会社オープンアップITエンジニア
株式会社オープンアップITエンジニアAWSパートナー/Salesforce認定コンサルティングパートナー 認定企業
ITエンジニア派遣サービス事業を行っています。AWSやSalesforceなど専門領域に特化したITエンジニアが3,000名以上在籍し、常時100名以上のITエンジニアの即日派遣が可能です。

・2021年:AWS Japan Certification Award 2020 ライジングスター of the Year 受賞
・2022年3月:人材サービス型 AWSパートナー認定
・AWS認定資格保有者数1257名(2023年7月3日現在)
・Salesforce認定コンサルティングパートナー
・Salesforce認定資格者295名在籍(2023年7月3日現在)
・LPIC+CCNA 認定資格者:472 名(2022年4月1日時点)
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