エンジニア&コーポレート職 内定式を合同開催——部署を越えて未来の仲間を迎える取り組み

INTERVIEW

<インタビュー概要>

株式会社オープンアップITエンジニア(以下、OPE)では、ITエンジニアを目指す求職者に対し、キャリア支援を行う体制を整えています。

昨年、OPEでは会社として初めてエンジニア職とコーポレート職(内勤)の合同内定式が東京と大阪の2拠点で開催されました。
今年は部署の垣根を越えた新しいメンバーが主役となって、よりブラッシュアップされた内定式となりました。       
 その裏側にあった“仲間を迎える文化”を、IT人材採用部・人事部のプロジェクトメンバーに伺いました。


<プロフィール>

・IT人材採用部 合計5名

・人事部  合計3名

※登壇者のプロフィールは取材当時のものです。

<インタビュー目次>

部署を超えた連携体制!内定式を学生が一歩踏み出せるような場所に…

<今回取材したIT人材採用部・人事部 東京メンバー>

―今年の内定式のコンセプトについて教えてください。

IT人材採用部・竹澤:今年の内定式のコンセプトは「期待と決意」です。

学生の方が入社前に感じている不安を小さくし、期待を大きくし決意を固めて入社に臨んでいただければという思いを込めました。

  

―内定式のプロジェクトを進める上で特に意識した点は?

人事部・比良:内定者の方が入社に向けて希望が持ってワクワクできるような内定式にしたいという思いは1番ありました。

また、今回も昨年に引き続き、IT人材採用部と人事部での合同運営だったので、普段あまり関わらないメンバーとのコミュニケーションも意識していましたね。 

IT人材採用部・竹澤:入社前からコミュニケーションを取りやすい同期と繋がりを作ると同時に、内定式内のコンテンツで社会人としての決意を感じてほしいと思い、その点を意識しながら運営しておりました。

—東京と大阪の同時開催で大変だったことや工夫したことはありますか?

人事部・比良:通信環境の不安定さやミーティングの調整が大変でした。

それでも内定者の皆さんが「楽しかった」と言ってくれたので、挑戦してよかったです。

IT人材採用部・菅井:大阪会場は内定者の人数が比較的少ない分、疎外感を与えないよう、運営メンバーからこまめに声を掛けることを意識していました。
東京会場よりも小規模だからこそ、一人ひとりに寄り添い、安心して参加できる雰囲気づくりを大切にしています。

<大阪からWEBで取材に参加>

また昨年とは異なり、今年は大阪会場でも役員から直接お話しいただく時間を設けるなど、新たな取り組みにも挑戦しました。
その結果、大阪会場ならではの参加感や一体感をより高めることができたと感じています。

なぜ合同開催に?——生まれる“同期のつながり”

―そもそも、エンジニアとコーポレート職の合同開催にはどんな意図があるのですか?

IT人材採用部・安室:OPEではこれまで、職種を越えて新卒社員同士が接点を持つ機会は決して多くありませんでした。
しかし、同じ年に社会人として第一歩を踏み出す「同期」という存在は、長いキャリアの中でも非常に重要なものだと考えています。
同じタイミングでOPEを選んだ仲間として、入社の節目を共に迎えてほしいという思いが、合同開催の背景にあります

エンジニア職の場合、入社後は配属先が分かれるケースも多くなります。
だからこそ、入社前の段階で「OPEが自分たちの拠り所である」と感じられる場を設けたいと考えました。

またコーポレート職にとっても、エンジニアの顔や人となりを知ることは、
理念として掲げる「エンジニアファースト」を、より実感を伴ったものとして捉えるきっかけになってほしいという思いもあります。

職種を越えて相互理解を深めるための重要な機会を提供できればという思いで合同内定式を開催いたしました。

  

先輩から後輩へ受け継がれた文化——“メンバー主体”の運営へ

―昨年は上司が中心となり初開催。今年はメンバー主体での運営だったそうですね。

引き継ぎはどう行われましたか?

人事部・吉﨑:明確に指示されたわけではなく、昨年の資料や準備の痕跡から“込められた思い”が読み取れました。その自然な流れで今年の運営が形作られたと思います。

特定の職種に偏るのではなく、エンジニア職にもコーポレート職にも同じ目線で向き合い、会社全体で新入社員一人ひとりを迎え入れる姿勢が、内定式という場を通じて自然と受け継がれていると感じています。

IT人材採用部・小竹:昨年の運営の大変さを知っていたこともあり、「当日だけでなく準備から関わりたい」という声がメンバーから上がっていました。

その思いも後押しして、今年の“メンバー主体”の運営につながったのだと思います。

―メンバー主体での運営で、情報の連携などで大変だったことはありますか?

人事部・吉﨑:コミュニケーションをとる場が、週に1回の全体でのミーティングや分科会であったので、非常にスムーズに情報連携などはできたと思っております。

また、同じ本部内ではないため相談に行きづらい部分もあるかと思ったのですが、皆さんレスポンスがはやく大変だったことはありませんでした。

「離れていても、みんなでつくっている」という感覚がありました。

新卒メンバーが見た“内定式の裏側”と、未来へのバトン

―昨年は内定者として参加し、今年は運営側として参加した新卒の皆さんだからこそ気づいたことはありますか?

IT人材採用部・竹村:学生の時は緊張で周りが見えていませんでしたが、運営側に立ってみて、“どうすれば喜んでもらえるか”を本当に細かく考えて準備されていることを知り、内定式そのものの見え方が大きく変わったと感じました。

先輩に沢山教えていただきながら、内定式の運営側としての目線での参加ができたと思います。

また、実際の業務の中で他部署に確認したいことや相談したいことが出てきた際、各部署に新卒社員が配属されていることで、「まずは同期に聞いてみよう」と自然に声をかけやすい環境ができていると感じています。

役割や部署の違いに関係なく、入社前から顔や人となりを知っていることで情報共有や連携がスムーズに進む場面も多くあります。

自分たちが入社前から交流の機会があったからこそ、このような色々な場面で同期と強い繋がりを持てていると感じます。

人事部・吉川:1年前の不安を覚えているからこそ、内定者の方を「どう安心させるか」を意識しました。昨年、自分が内定者側で参加していたからこそ、今年のコンセプト「期待と決意」にどうつながるかというのを意識しながら参加した変化が気づきではないかと思います。

内定式後の懇親会の企画も任せていただきましたが、やはり自分の1年前の記憶を頼りにした所は大きかったです。もし来年も、企画を任せていただけるということであれば、もっと新しいアクティブな懇親会に挑戦したいと思っております。

―最後に、来年に向けた思いをお願いいたします。

IT人材採用部・小竹:思いは変わらず、“期待を膨らませ、不安を減らす内定式”を続けたいです。
来年は私たちだけで完結できるように。そして数年後には、次の世代が自然に受け継ぎ、よりよい内定式をつくってくれる未来を目指しています。

―ありがとうございました。

OPEでは、エンジニアもコーポレート職も同じ仲間として迎え入れ、成長を支える文化が、こうした取り組みを通じて日々育まれています。これからも、社員とともに企業としてさらなる発展を遂げていく姿に期待が寄せられます。